アメリカンズカップ ヨット エンデバー
塗 装

2021年 11月14日

船体の塗装に入ります。



今回の船体塗装にはカシュ―塗料を使ってみることにしました。
ふっくらとした肉持ち感溢れる仕上がりになり、素晴らしい光沢も得られるそうです。
専門店にネット注文して買い求めたのですが
親切な塗装方法の説明書も添付されていました。

その他、準備として船体塗装時の持ち手が必要だろうと
デッキハウスの穴にフックをねじ込んでおきました。

さて、準備の整ったところで塗装の開始です。



先ずは「下地2号」という塗料で下地の塗装です。
この塗料缶、一番小さな750gを買ったのですが、それでもかなりの量です。
たくさん余るので後で別の用途を検討します。

下地2号をカシュ―シンナーで10%〜20%薄めて擦り込むように木目に対して直角に
その後、木目に沿って刷毛塗りし直ぐに力を加減しながら余分な塗料を布でふき取る。
となっていますが
塗った後に直ぐに拭き取るのが面倒なので拭き取りせずに塗り作業を行いました。
ですので、次の研磨がちょっと大変な作業になりましたが、まぁ、いいか。



塗装後24時間以上経ってから研磨を行いました。
塗料の取扱い説明では#240のペーパーで研磨となっていますが
”240で塗り過ぎた塗料を削り落とし
#400、#600、”1000と研磨を実施し良好な下地の状態になりました。
後日訂正:この時は#240から研磨していますが#600からでよさそうです。

2021年 11月26日

さてさて色塗りに入りましょう。



色分けの喫水線を引きます。
同じ高さで線を引くだけなのですが、何度やっても上手くいきませんねえ。
今回は(ほとんど使っていない)拡大鏡のアームを利用してみました。
エンピツをアームに挟み込んで、土台は滑りやすいように紙を敷いた。
図面を基に片面5ポイントでデッキからの寸法を測り印を付けた。
ポイントを基準にしながら線を引いてみました。
いつもよりは上手くいったかな。



エンピツの線に合わせて2mm幅のマスキングテープを貼って
そこから幅広のマスキングテープを貼った。
下部を全て貼る必要もないかとマスキングはここまで



デッキを上面にもってきて、なんとなく良さそうです。



黒サフェーサーをカシュ―シンナーで30%ほど薄めて刷毛塗り
2回塗り重ねてみたが、薄い所を追加で塗り込んでみました。
この後、#400ペーパーを掛けたが強くかけると下地が出そうなので軽くかけています。
(後日追記:ここも#400では強すぎます)


2021年 12月10日

船体上部の色塗りを終えました。



写真では黒く見えますが、濃いインク色です。
下が黒サフェーサーなのでかなり青が濃くなったようです。
ほぼ、狙った色合いになったと満足しています。

覚悟はしていましたが、色塗りには時間を要しています。
今回の青色塗装ですがカシュ―シンナーで30%ほど薄めた塗料を刷毛塗りで対応しています。
48時間乾燥させて#400のペーパーで研磨し再度塗装の手順で
(後日追記:ここも#400では強すぎます)
結果、塗装が6回、研磨を3回行っています。
それでも下地処理が悪かったのか充分な出来ではないがここまでとしています。
塗り作業は奥が深いですね。



続いてホワイトラインを入れるためマスキングしました。

まだまだ船体塗装には時間がかかりそうです。


2021年 12月18日

ホワイトラインを入れ終わりました。



1回や2回塗ってもくっきりとホワイトにならないことは解っていて6回上塗りしています。
途中、研磨も#400で2回行っています。
(後日追記:ここも#400では強すぎます)



マスキングを剥がしてみました。
下のラインは図面どおりに3mmにしたのですが
上のラインは図面にはなくて、でも収集した画像では入っているので
2mmで入れてみました。
もっと細く1.5mmか1mmのほうが良かったかもしれない。



そんな上のラインですが
マスキングが甘かったのかホワイトがにじみ出ています。
修正の手間が必要になりました。


2021年 12月23日

ホワイトがにじみ出たところは丁寧に削って塗装し直しました。
マスキングをしっかりしておけばこんな手間はいらないのですがね。
わかっているのに毎回失敗しています。

さ〜て船体の塗装も残すところは下部のみです。
仕上のクリアー塗装を行います。



船体をひっくり返してマスキングは必要ないだろうとこのまま塗装に入ります。
カシュ―塗料のネオクリアーをカシュ―シンナーでかなり薄めの50%に薄めて使います。
擦り込むように塗った後にウエスで拭き取ると指南されているのですが
拭き取るタイミングがよく解らず拭き取らずに塗っています。



左が1回塗り込んだところです。
#400のペーパーをかるくかけて2回塗り込んだのが右側
(後日追記:ここも#400では強すぎます)
クリアー塗装は3回塗りで良しとしました。



色々と反省点はありますが、私としては満足のいく仕上がりとなりました。
改めて見直すとタイタニックの塗装はヒドイものです。
私も少しは進歩しているようです。

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