アメリカンズカップ ヨット エンデバー
板 張

2021年 9月11日

板材(1×3×450mm)を使用して船体の板張りをします。



板材を適当な長さにカットするのですが
そのままカットすると切口が荒れたり、板が割れることがあります。
そこで、刷毛で板材を湿らせてからカットします。



船体に板を貼っていきます。
フレームにゼリー状の瞬間接着剤を一粒ほど千枚通しの先に取ってフレームに点けます。
フレームへの接着は2,3か所に留めています。
必要な場合には板を湿らせて小釘で仮止めします。
残りの箇所も接着していき1枚の板を貼り終えます。
途中から貼り終えた板の側面にボンドを塗っておいて接着強度を増してみました。



小釘は小型の金槌で打込みしてとなっていますが打込み難いです。
私はラジオペンチで押込んでいます。
(この作業はタイタニックで経験済です。)



船首は後で形を整えるために板を余らせています。



使っている工具の一部です。
青いのは髪巻のアイロンです。
小型のアイロンかコテで板材を曲げるのですが、適当なものが無くて
娘が使っていた髪巻用アイロンを使ってみました。
熱くなり過ぎず便利です。
千枚通しは接着剤を塗布したり、釘を差込む仮穴をあけたりに使っています。



延々と板張りが続いています。

2021年 9月21日



舵の上部のRのキツイ部分です。



この部分をどう対処するか事前に考えていて
ここは一体で対応したほうが良いのではないかと曲げて準備していました。
実際にあててみると、隙間ができてよろしくありません。
結局、左右からの合わせで対応。



船首からの合わせ箇所は、左右交互に余分な板を出すように張りつけ。
これ、一枚毎だとこのように成らず2枚毎に貼っています。
書くと表現が難しいですね。実際に張ってみると解ります。



船尾ですが、ここは別の張り方をします。
余分な板材をカットして、左右斜めに張っていきます。
微妙に角度が左右で違ったようです。ちょっとアンバランスになってしまいました。
この後の上張りの時は注意しなければなりません。



最終の板張りはどうなるか張り続けていった結果
穴を塞ぐように板を張って済ませました。
舵部分は余分な板材をカットですみそうです。
船首からキールに掛けてはカット&研磨して綺麗に成形できるか不安です。



板張り完了しました。
これから仮止めの釘を抜いて成形作業に入ります。

2021年 9月25日

仮止めの釘を全部抜いて、はみ出していた板をペンチとナイフでカット。
仮止めの釘はタイタニック造船時の古い釘も使ったので抜く量が多かった。

#80のサンドペーパーで成形し、やっぱり凹みが出来ていいるのでウッドパテで埋めて
添付されていた#180のサンドペーパーで仕上げた。



船尾部分、そして船首部分



まあ、成形はこんなものかな。
かつお節みたいですね。



乾いた布でほこりをふき取り完成です。



次は、外板の上にマホガニーの板材を張ります。

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