アメリカンズカップ ヨット エンデバー
外板張

2021年 10月13日

マホガニーの外板材(0.5×3×450mm)を使用して船体の外板を張ります。



境目となる所に仮にエンピツで線を引いてみました。
外板は上下の板を互い違いにレンガ積みのように張ってくださいとなっています。
板の長さの指定が無いので板材を3等分して150mmとしました。



船べりから船底へと順に外板を張っていきます。
外板は瞬間接着剤で接着となっていたので瞬間接着剤のみで行ってみたところ
接着剤が多量に必要になるし、その割に接着が弱い結果となりました。
2枚目からはボンドを一面に塗布し要所に瞬間接着剤を置くことで対応に変えました。

張り方は前回の板張りの時と同じですね。
ただ、外板となるので小釘による仮止めも出来ず
かつ、板張り以上に丁寧に張ることを求められています。
なのでとっても時間をかけています。
板厚が板張りの半分の0.5mmというのが扱いやすく救いかな。



一番Rのキツイところですね。
事前に髪巻アイロンで板をカールしておいて合わせます。
水を刷毛で塗っておくと厚紙を曲げるように楽に張れます。
はみ出た余分なところを削り取って手前側も張ります。



船首は板張りと同じく交互に板を残して接着。



張り詰めていって最後の一枚です。
なんとも雑な処理ですが、ヤスリで平らにして蓋をするように板を接着しました。
でも、他の箇所と一緒に余分な部分を削り落としてペーパーかけたら



キレイになった。

成形ですが、外板を張り終えて#120のペーパーで余分は部分を落としました。
その時に気になる隙間があったのでボンドを指ですり込んで
ペーパー掛けした削りカスをすり込みました。

仕上げで#240、#400、#600、#1000で仕上げています。
特に番号に意味は無く、手持ちのペーパーを順に細かくしただけです。



船尾の対応ですが、板張りの時に失敗しているので外板では片側を先に張り
残った片方は先に張った側とバランスを取って張りました。



やっと外板張り終了です。

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