’22 11月
 HOKKADO LOVE! 6日間周遊<前編>

 いつかは「北海道を鉄道で旅してみたい」
 そんな願望を今回かなえました。

 8月末の札幌への旅行から帰ってきて、次の旅行計画を建てる中で
 ”HOKKADO LOVE! 6日間周遊パス” というのを見つけた。

 JR北海道内の特急を含む列車が連続6日間乗り放題のきっぷです。
 利用期間は9月2日〜1月31日まで

 11月に行ってみようとおおまかな計画を建てて
 往復の飛行機と主要ヵ所のホテルを確保しました。

 さて、周遊パスですがJR北海道でしか購入できないので
 北海道に行ってから翌日から使用開始で購入すればいいやと思っていました。

 旅行日までに詳細な旅程を練っていく中で問題点が2つ判明しました。

 <問題その1>
 乗ろうと思った特急列車が旅行日で検索すると”無い”

 大まかに調べた列車は毎日運行ではなかったようです。
 仕方なく釧路から網走を経由して旭川へは普通列車で乗り継ぐことにし
 北端の稚内へ行くのは諦めました。

 <問題その2>
 ”HOKKADO LOVE! 6日間周遊パス”
 販売予定枚数に達して11月6日前に終了してしまいそう。

 あわてて、札幌に住んでいる弟に連絡して事前購入してもらいました。

 その他、気になったのが ”全国旅行支援”
 予約済のホテルは対象にならない。
 対象ホテルに予約し直せば支援を受けられるようなのでキャンセル可能なホテルをキャンセルして
 支援対象のホテルを予約し直しました。

11月 6日(日)

 さあ、いよいよ旅行日となりました。

 茨城空港に9時までには行きたい。家を出たのが余裕をもって5時30分頃、途中トイレ休憩なんかして
 8時には空港に到着しました。

 茨城空港 9:40 → 新千歳空港 11:00 SKYMARK791

 茨城空港はこれで3回目の利用になります。
 駅前の広い駐車場は駐車料 タダ
 小さな空港なので搭乗も短時間で済みます。

 いろいろと特典がありそうなので
 今回、IBR MY AIRPORTCLUB
 というアプリをスマホにDLしました。



 左上の写真は、青森の下北半島のくびれあたりみたいです。
 右上は苫小牧の工場地帯です。北海道の大地が見えてきました。

 1時間ほどで北海道上空に来てしまいました。
 飛行機って早いですね。



 予定より数分早く新千歳空港に着陸。
 今回は、飛行場の隅に駐機となりタラップを降りたらバスに乗車して移動となりました。
 こんなこともあるのですね。



 空港内で”HOKKADO LOVEのお出迎えです。
 北海道での旅行支援はこのロゴを使っているようです。

 到着早々に北海道の食を堪能しようとまずは ”いとうの豚丼”
 前回食べ損ねたので今回はまずはこれときめていました。
 そんなに食べる気ないのでいいけど、ちょっとお肉少なくて寂しいですね。
 まあ、食べるよりも目的は右上のCLASSICだからね。

 今回、北海道JRを周遊するための魔法のパスです。
 札幌に住んでいる弟の家に立寄って受取りました。

 4つの 印は、指定をとった都度印字されます。
 この写真は、4個目の指定席をとってから撮りました。

 それよりも¥12000という格安金額だよね。
 涙が出るほどうれしい金額です。




 札幌駅で予定が確定している特急指定席を確保。
 4回まで指定席がとれるのであと1回はどこで使うかは決めていませんでした。



 北海道1泊目、札幌駅近くのホテルパールシティ札幌です。
 いつものシングルよりは部屋が広めです。



 さて、夕食はどうしようかと札幌駅周辺を散策したのですが
 日曜日のためか人が多くてお店に入る気がしなくなりました。

 駅の食品街で買い込んで部屋でゆっくり頂くことにしました。
 買ったのは、カニチラシにザンギ、お酒におつまみね。
 ザンギ、唐揚げと同じに思えるのですが北海道ではザンギです。
 いろいろありますが、明日食べる列車内でのつまみも入ってます。

11月 7日(月)

 北海道2日目 (北海道周遊 1日目)

 特急で釧路まで行って、普通列車で釧路から根室まで移動し
 根室から釧路まで折り返しで戻って釧路で宿泊です。



 早朝、6時15分頃の札幌駅前です。
 それほど寒くはありませんが行き交う人はマフラーに手袋をしている人が多いです。
 そんな私もマフラーを巻いてます。(使ったのはこの時だけでしたけどね)

 特急”おおぞら1号”が入線してきました。
 この手の在来線特急、本州では新幹線ばかりで乗る機会が無くなりましたね。

 札幌 6:48 → 釧路 10:57 おおぞら1号

 乗車時間:4時間9分
 乗車距離:348.5km
 





 キオスクで買ったおにぎりとお茶が本日の朝食です。
 ちなみに周遊券を見せると10%割り引いてくれました。
 これはお得なのでもっと使おうかと思ったが意外と使う機会はありませんでした。

 トマム・新得間あたりで山の頂上付近が白くなってるのが見えました。数日前に雪が降ったらしいです。



 帯広まであと20分のところ雄大な景色が広がります。北海道に来たなぁ〜と思っちゃた。



 帯広に到着です。大きな街です。
 ここで豚丼をいただきたいところですが、今回は通過します。(昨日、豚丼いただいたし)



 海沿いに出ました。この景色が見たかったので海側の窓席を取りました。
 釧路まであと20分ほどのところ、湿原の中を走ります。




 10時57分、予定通り釧路に到着。
 乗換時間15分で根室行き普通列車に乗換ます。

 釧路 11:12 → 根室 13:22 

 乗車時間:2時間10分
 乗車距離:135.4km




 駅を出て数10分で原生林に入り込みました。
 写真は撮れていませんが、エゾシカをたくさん目撃しました。
 列車が度々警笛を鳴らしていたのはエゾシカが線路内に立ち入っていたためのようです。



 時々見える牧草地、遠くに見えるのは牛だと思ったら馬でした。


 厚岸湾に出ました。





 厚岸駅を過ぎたところで厚岸湖へ。白いのがポツポツとたくさん居るなと思ったら白鳥でした。
 厚岸湾とか厚岸湖とか言われても知らないですよね。私もここに来るまでよう知らんかったです。


 霧多布湿原の中を走ります。




 茶内駅には 次元 がいて、浜中駅には ルパン が居た。
 この辺が「ルパン三世」の作者モンキーパンチの出身地のようです。



 列車の中で昨日買ったワインをいただいています。呑み鉄です。
 根室駅まであとわずか、あの先端は納沙布岬みたいです。
 納沙布岬まで行きたいですが、行くと釧路に戻るのが夜になるので諦めました。



 根室駅改札を出て駅前に出ようとしたら
 「折り返しの列車に乗る方はこちらに集まってください」と駅員さん言われ
 集まったところで折返し列車が車両不具合のため運休と知らされました。

 なんでも線路内にエゾシカ入り急ブレーキを多用したために
 ブレーキ装置に不具合が生じたらしいです。

 折返しのお客様は折返し出発時間にタクシーを用意てくれるそうです。
 折返しの釧路まではタクシー移動となりました。

 
 根室駅前 13:35 → 釧路駅前 15:45

 乗車時間:2時間10分
 乗車距離:123km

 タクシーに乗ったのは9名
 同じ匂いのする鉄オタおじさん8名と
 OL風の女性1名です。

 みなさんが、なかなか乗り込まないので先に乗り込み後部の窓側1人座席に座りました。
 他の人は、座席が足りなければもう一台小型タクシーを用意すると言われていたので
 人数把握は出来ていないし、出来れば小型タクシーに乗ろうとしていたのかもしれません。

 結局、大型タクシー1台で間に合うこととなり、女性はおっさんに囲まれることとなった。
 可哀そうなので席を替わってあげようかと思ったが、女性の隣のおっさんに余計なことをと思われそうなので
 やめておきました。



 タクシー車内からの写真です。

 同乗者に遠慮しながら(なんせ、海側窓席は9人中3人なので)2枚だけ撮りました。
 釧路市内に入るまでほとんど信号もなく広い道路で快適ドライブだったのですが
 原生林や湿原の中を走る列車の景色にはかないませんね。

 それよりも、なんとも車内が「重苦しい」



 そんなことで列車の到着予定時間よりも10分ほど早く釧路駅に到着。
 乗車してきた10人乗りの大型タクシーです。
 タクシー料金は55,000円ほどでした。
 こんな高額料金のタクシーなんて今後乗ることないだろうな。



 本日宿泊するのは、駅前のコンフォートホテル釧路です。
 窓からは駅が見えます。

 釧路川にかかる幣舞橋は
 夕日を眺めるビュースポットということで
 急いで橋に向かいました。

 日が沈む時刻には間に合ったのですが
 この時期の日没は右側の建物の先みたいですね。
 沈む太陽は見えなかったけど
 オレンジ色に染まる夕空を見ることができました。




 ここに来た目的はもう一つ。
 右側建物(釧路フィッシャーマンズワーフMOO)で食べることができる
 名物 ”さんまんま” をいただくこと。

 サンマとご飯を使った釧路発祥の料理で、タレに漬け込んだサンマを
 炊き込みごはんにのせて炭火で焼いたものです。

 醤油ベースのタレともちもちとしたごはん、さんまの骨はキレイに取り除かれていて
 間に挟んである大葉がいい風味を出したおいしい一品でした。

 「さんまんまください」というのを
 「さんまのまんまください」と言い間違えてしまったのですが
 訂正されずに注文受付てくれました。
 他にもさんまを使った料理がありました。





 釧路川沿いを夜のさんぽで遡ってみました。街灯の上に明るい月が見えました。



 さて、さんまんまだけでは足りないので かど屋さん つぶ焼釧路ラーメン

 厚岸湾で取れた青ツブ貝にだしを垂らして焼いているそうです。
 専用の丸く凹みのできた木皿に載せて出てきました。なかなか年季の入った木皿です。

 焼きたては熱いのでナプキンを折り畳んで貝を指でつまみ
 口元に持って行って出汁を飲んでから
 大きめの楊枝で身をほじくり出して食べます。

 これだけでビールがすすみます。

 そして、鶏がらと野菜のスープを煮詰めた釧路ブラックのラーメン
 濃い目のスープがタマリマセン

 釧路の名物堪能です。


 本日の総乗車時間:8時間29分
 本日の総移動距離:606.9km


11月 8日(火)

 北海道3日目 (北海道周遊 2日目)

 釧路から釧路湿原を横断して網走へ
 網走から遠軽へ乗り継いで、遠軽から旭川へ行き宿泊です。
 全て普通列車での移動、今回一番の過酷な一日です。

 ホテルの朝食です。

 列車に乗るのが朝早いので
 諦めていたのですが
 5:30からいただけるというのは
 うれしいですね。

 朝食会場、一番乗りでした。


 白いご飯もあったと思うけど、目がチキンライスを欲していました。


 釧路 6:38 → 網走 9:51

 乗車時間:3時間13分
 乗車距離:169.1km
 





 まずはこの列車に乗り込んで



 釧路湿原へと入り込んでいきます。

 エゾシカ の写真を撮ることができました。
 昨日から肉眼ではたくさん見ているのですが、カメラに収めることができませんでした。
 やっと撮れたこの一枚ですが、ほとんどわからないですね。



 塘路という駅です。突然、朝靄につつまれてしまいました。
 車両がポツンと置いてあった。



 霧は直ぐに晴れたのですが湿原の風景は続きます。

 遠いけどなんか白いものが数羽見えるなと思ったら、頭が赤い 丹頂鶴 のようでした。
 丹頂鶴も見えて写真に撮ることができました。

 昨日からエゾシカや白鳥や丹頂鶴とまるでサファリワールドツアーですね。



 湿原の中の駅近のポツンと一軒家です。
 こんなオシャレで大きなお家ならポツンと一軒でもいいなと思いますよね。



 湿原との境ですかね。牧草地ですかね。たくさん見えるのは馬でした。



 標茶駅の駅表と車内の様子。

 ”標茶”なんか北海道っぽい地名ですよね。
 名前は聞いたことあるけどどの辺なのかまったく知らなくて
 今回の旅行でいろいろな地名の場所を覚えました。

 列車内の座席は、2座席1組とベンチシートで普通車でも楽ですね。
 今回、乗客はほどほどに乗っていたけど
 隣の座席に誰かが座るということは無かったです。

 時々、石ころのようなものが
 大量に山積みされているのですが
 これは石ではなくて
 砂糖となるビートのようです。

 かなり大量にあって
 運ぶのとか加工するのとか
 大規模施設があるのかなと
 気になってしまいました。



 湿原地を過ぎると広大は耕作地が広がってきました。
 広大な耕作地の奥に利尻の山々が見えてきました。



 そして、オホーツク海側に出てきた。



 浜小清水あたり。
 以前、車で北海道に来た時に気持ちよくドライブした記憶があります。



 車窓からはオホーツク海が延々と続き、陸側の車窓には濤沸湖(とうふつこ)が見えます。



 網走の漁港が見えてきて網走駅に着きました。

 網走駅は市街から外れているようです。
 駅前に出てみましたがお店(コンビニ)とかありませんでした。

 網走から乗り継いで遠軽というところに行きます。
 本当は網走から旭川まで特急で行くつもりだったのですが
 この日に乗り継げる特急列車が無いので仕方ないですね。



 9時51分、予定通り網走に到着。
 乗換時間29分で遠軽行き普通列車に乗換ます。

 網走 10:20 → 遠軽 12:52

 乗車時間:2時間32分
 乗車距離:113.2km




 派手なラッピングの車両ですね。2両編成で1両がこんなラッピングでした。
 網走駅から網走川沿いを走って内陸へと入り込んでいきます。
 途中で”網走監獄”の道案内が見えました。車で来たのなら立寄りたいところですね。



 網走川の上流の大きな網走湖に出ました。
 湖岸に気持ちの良さそうなオートキャンプ場がみえました。
 来年の夏あたりはこの辺に来たいなと思ってしまった。

 途中、ポツンと駅舎が見えたのですがお迎えの車がトラクター?
 因みに駅までの道路はバラス道でした。



 本日の旅のお供はスパークリングワインね。
 紺色のバックは、小型のクーラーバックです。
 ここに飲み物やらおつまみなどを入れています。
 座席の脇にこのバックを置いて
 呑みたく(食べたく)なったらバックから取り出していました。
 この手の準備はバッチリです。



 おおきな街にたどり着きました。



 北見の街のようです。高層の建物があったり大きなビジネスホテルがあったりで都会ですね。



 でも、街を抜けると広大な牧草地だったり耕作地になるのが北海道っぽいですね。



 遠軽駅に着きました。

 ここはスイッチバックの駅になっていて全ての列車はここで折返します。
 鉄道マニアにとっては注目の駅ですが、普通の人にとっては折り返すという面倒な駅です。

 今回、特急に乗っていたら折り返しで通過するだけ
 しいて言うと座席を自分で反対方向に回転させるぐらいですかね。

 普通なら下りることの無い駅、今回この駅に下りられたのは良い思い出になりました。
 思わず、記念キップを買ってしまいました。


 12時52分、予定通り遠軽に到着。
 乗換時間35分で旭川行き普通列車に乗換ます。

 遠軽 13:27 → 旭川 17:13

 乗車時間:3時間46分
 乗車距離:124.5km




 折返して遠軽から旭川へと向かいます。
 なんのことはない、車両は網走から乗ってきた車両でした。



 またまた派手な車両に乗り込んだのですが、この車両は古いのをリニューアルしてるっぽいですね。
 まあ、キレイだからいいか。



 山越え、峠付近は白くなっていました。数日前に雪が降ったようです。
 この日もチラホラと雪が舞っていました。



 17時13分、旭川に到着。もう暗くなってます。
 北海道の夕暮れは早いです。初日に14時30分で日の傾きが低くてビックリしました。

 朝の6時半ごろから17時過ぎまで延々と普通列車を乗り継いでもう列車に乗るのイヤになりました。

 やたらと広い駅前がお出迎え。



 今夜も駅に近いスマイルホテル旭川に宿泊。
 フロントで広い部屋を用意しましたと言われて、入ってみたらダブルの部屋だった。
 確かにフロアー案内を見るとここは広い。
 でも、奥のベット上のライトは点かなくて使えるのは手前だけ
 まあ広いに越したことはないか。

 今回の旅行、6泊中の中4泊で全国旅行支援を受けています。
 旅行計画を建てた時は支援の話はなくて
 支援が決まってから支援対象のホテルに4泊だけ
 予約し直すことができました。

 宿泊料の4割引きとクーポン3000円をいただいています。
 クーポンは宿泊日と翌日の2日間が有効なので
 うまく使えるかと思ったのですが
 夕食やらコンビニやらお土産やらでしっかり使いました。




 本日の夕餉は ”旭川名物 新子焼き” です。
 若鶏の半身を丸ごと焼いた豪快な焼き鳥です。

 調べたら”ぎんねこ”という焼き鳥屋さんが有名らしくて行ってみました。

 飲み屋さんが集まる一角にある小さな焼き鳥屋さんでした。
 お店の中で1人で食べてても落ち着かないので持ち帰りとさせていただきました。

 焼きあがるまで近くのコンビニでビールなどを買って時間調整し
 新子焼きを受け取ってホテルへ



 受け取ったビニールの手提げ袋の中には焼きたての新子焼きが紙袋の中に納まっていました。

 紙袋にはお店のマーク”ぎんねこ”と中身の数
 私が頼んだのはノーマルに”タレ”ね。他に”塩”と”ちゃっぷ”ってのがあるのだけど
 後で調べたのですが”ちゃっぷ”は鶏ではなくて豚みたいです。

 紙袋の裏には三代目おかみさんの似顔絵が描かれていました。
 対応してくれたお姉さんが三代目だったみたいです。
 絵のイメージよりも若かったです。

 さてこの新子焼き、持ち帰ってきて部屋で頂くのですが
 大量のタレに浸かった半身の焼き鳥がビニール袋に入っていて
 お皿なんてないからこのまま開けるとタレがこぼれて部屋を汚してしまう。
 丁寧に開封してタレがこぼれないように注意しながらいただきました。

 おりしも月食の夜、晴れていればタレがこぼれることを気にしないで
 月食を観ながら外で新子焼きをいただいたのですけどね。
 全国的には晴れていたようですが、ここ旭川は小雨の降る夜でした。

 本日の総乗車時間:9時間31分
 本日の総移動距離:406.8km


11月 9日(水)

 北海道4日目 (北海道周遊 3日目)

 旭川から深川へ行って留萌線に乗ってる留萌まで往復し
 深川から札幌に行って宿泊です。


 ホテルの朝食です。

 うれしいですね。
 ジンギスカンやラーメンまでありました。


 2日間、列車に乗り過ぎてほとほとイヤになっていました。
 当初の予定は、北海道の中心部、美瑛・富良野と回って滝川に出て札幌に向かう予定だったのですが
 これだとまた列車の乗り継ぎで札幌に着く頃は暗くなり始めている。
 それよりも早くに札幌に入ってJRタワーでビールでも呑みながら夕陽が見たい。

 昨夜、計画を練り直して廃止予定となっている留萌線に乗ってみようということにしました。



 駅まで伸びる平和通買物公園という歩行者天国を駅に向かって歩いてみました。

 銅像がいくつかあると聞いたが駅に近すぎたのか
 ネコが見つめているサキソフォンを吹いているおじさんとジーンズを穿いたおねえさん
 の2体しか見ることができませんでした。



 やたらと広い駅前。広くて気持ちいいけど、なんでこんなに広いのだろう?
 歩くの大変だよね。と、余計なお世話の心配をしてみる。



 そんな駅ビル内のショップで買ったTシャツ
 これは久々に良いデザインのTシャツだと思う。



 なんとなく駅の反対側に出てみたら、先に川があるからなのですがひろーい公園になっていた。
 駅前でなんいも無いというのも不思議ですね。これも余計なお世話か。


 旭川から特急ライラックに乗って深川まで移動

 旭川 10:00 → 深川 10:18

 乗車時間:18分
 乗車距離:30.2km


 旭川〜札幌間はたくさん列車が走っていて10:30の列車で行こうと思っていましたが
 もう旭川に滞在する用もないので30分前の10:00の特急に乗りました。



 目の前のチケットホルダーに特急券を差し込んでおくと
 車掌はこれを見てチェックしてくれるそうです。

 チェックのために起されることもなく便利ですが
 降車の時に忘れると大変です。

 10:18分深川駅に到着。
 乗換時間52分で留萌行き列車に乗換え往復。

 留萌本線 深川 11:10 → 留萌 12:07
 待ち時間 11分
 留萌本線 留萌 12:18 → 深川 13:13

 乗車時間:1時間52分(往復) 
 乗車距離:100.2km(往復)



 深川駅も駅前に出てみたが入りたいお店とかありませんでした。駅構内でお弁当を購入。

 跨線橋の上から見えた留萌本線の車両です。





 途中の駅舎をいくつか

 コンテナを改造したような駅舎や簡易バラックの駅舎
 上左から 恵比山、幌糠、藤山、大和田

 「恵比山」は、連続テレビ小説”すずらん”で明日萌(あしもい)駅として建てた駅舎だそうです。
 撮影が終わってもそのまま駅舎として使っているらしいです。
 ”すずらん”再放送してほしくなりました。



 留萌駅に着いて改札を出たのですが、折り返し列車に乗るために改札に人が並んでいます。
 駅前に出て写真を撮っていると帰りの列車で良い座席に座れなくなりそうなのでそのまま列に並びました。


 10:13分深川駅に到着(戻ってきた)
 乗換時間6分で札幌行き特急列車に乗換ます。

 深川 13:19 → 札幌 14:25 ライラック24号

 乗車時間:1時間6分
 乗車距離:106.6km




 札幌までの車内で遅めの昼食(もっとも昨日も一昨日もまともな昼食たべていない)
 旭川から深川に着いたときに駅内で買っておいた
 ”深川そばめし 俵 おむすび”をいただきました。お供は帯広のワイン”トカップ”ね。

 「深川そばめし」は、深川産そばと深川産米のおにぎりで
 おにぎりには油で揚げた「そばの実」が入り
 おにぎりの味付けには「そばつゆ」が使われているそうです。
 ちょっと珍しい食べ物ですね。素朴な味わいでした。



 旭川から札幌までの間で広がっているのは田園地帯です。
 北海道のお米って人気ですよね。


 札幌駅に到着(というか戻ってきた)

 写真は暗いように見えますが
 これは駅舎の天井が黒い為です。
 たぶん、ディーゼル車が多いので
 排気のススが付いて黒いのだと思います。


 本日の総乗車時間:3時間16分
 本日の総移動距離:237.0km

 

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