アメリカンズカップ ヨット エンデバー
マスト

2021年 8月31日

組立説明書ではブーム(帆の横棒)とマストが最初に作るようになっていましたが
最初に作る必要が無いと思ったので飛ばしていました。
キール&フレームを組合わせたところで
マストを仮合わせしておきたく、マストを作成します。



マストの材料を切り出します。
半丸棒材から250mmを4本、90mmを2本
1×3mmの板材から170mmを2枚、250mmを1枚切出し
これで590mmのマストを1本作ります。

実船は80倍ですから約47mのマストになるわけで
実船もこうして合わせて作っていたのではないかと思います。



半丸材:250、250、90
1×3mm材:170、250、170
半丸材:90、250、250

で張り合わせて1本のマストにしているのですが写真では良く解りませんね。



組立説明図ではこんな図面で指示されています。
各材の接続部が異なっているので強度が保てているということです。



さて、マストの取付部なのですが、キールに切込みが出来ています。
丸棒のまま差し込むだけです。
このままだと横ブレしそうなので板材を左右に接着しました。
取付部に合わせてマストの下部を丸棒から5mm幅にカットしました。



仮に船体に差し込んでみた。
横ブレなくピッタリ入ってます。


2021年11月23日

マストの成形(削り込み)を行いました。



半丸の板材を貼り合わせたマストは
根本が7×6mmの楕円形で先端が4×3mmの楕円形へと細くします。
書いてしまえば1行で済むのですが、実際の成形は難しいです。

デザインナイフで削り込んで#100のペーパーで均して
5cm毎に計測ポイントをノギスで測って、削りが必要なところをマーカーで塗り
ナイフで削りペーパーで均してノギスで測っての繰り返し
思い通りの寸法になったところで#400、#600でペーパー掛けして仕上げました。


2021年11月28日

船体塗装の合間にマストの作成を行っています。



説明書ではマストの横棒になるクロスツリーとブームの固定用のヒンジの説明だけなのですが
アイボルトというのを付けておきましょうとポツンと追記されている。
なんのことかな?と思ったら、原寸大説明図に詳細n説明図がありました。

原寸大図に作成したマストを合わせて、取付位置をマークしました。



マークしたところに0.5mmの穴を開けて
アイボルトを適当な長さにカットして差込み瞬間接着剤で固定。
カットは斜めにカットすると差込み易くなります。
100均で買った固定台、大活躍です。
26個のアイボルトを取り付けたところで本日はここまで

2021年12月 1日

26個もアイボルトを付けたのにまだまだ作業はありました。



図面を良く見ると他にもアイボルトの取付け場所が沢山あります。
一つ一つ穴を空けて輪の向きも確認しながら取付け
ご丁寧にクロスツリーという横棒まで必要で
1.5mmの横穴を空けて必要な長さに切断した金属パイプを差込みます。
金属パイプの先にはアイボルトを差込みます。
Φ1mmの穴にアイボルトはユルユルなのですが
アイボルトの接着にはゼリー状瞬間接着剤を使いました。



マストの下部には別で作成するブーム固定用のヒンジを取付けます。
こういった金具が提供されているのは助かります。
取付けはマストにできている溝に差し込むだけです。
今は固定しないでブーム取付け時に接着固定することにします。



後は白で塗装を行えばマストの完成です。


2021年12月28日

塗装終えました。



スプレー塗装を行ったのですがアイボルトを挿し込んだ隙間が塗れなくて
筆塗りで塗って、やっぱり塗装面が均一でないのでスプレーで上塗りした。
結果としては筆塗りしてスプレーが正解だったと思います。
更に艶消し塗装を考えていたのですが、キレイな仕上がりなのでここまでとします。

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