'24 1月 只見線

 今年最初の旅は、冬の只見線に乗ってきました。
 日帰りの旅なのでいつもなら旅行記に載せないのですが
 今回の旅は記録に残しておきたいので旅行記としました。

 12月に購入した青春18きっぷ(5日分)ですが
 浜松への一泊旅行で2日分を使い
 箱根駅伝の応援に妻と行ったので2日分使い
 残った1日は使わなくても良いかと思っていたのですが
 以前から構想していた只見線に乗るための日帰り鉄旅を
 早朝から夜まで列車に乗るだけなのはイヤなのですが
 意を決して今回実行してみることにしました。

 今回の列車乗換行程です。


 早朝の5時28分に高崎問屋町駅から乗車し、21時19分に高崎問屋町駅に戻ってくる
 総移動時間15時間51分の鉄旅です。

 1月 9日(火)

 まだ暗い早朝の旅の始まりの駅に行ったら
 駅の職員は不在、SUICAならば”ピッ”として改札通過すればいいのだけど
 青春18きっぷは使用開始の日付印を押してもらわなければならない
 どうしようかと探したら乗車駅証明書発行機ってのがあった。
 この発行された証明書で後で車掌か降車駅で使用開始日を押してもらえばよさそうです。

 両毛線小山行きの列車に乗車。まだガラガラですが数人通勤らしき人が乗ってました。
 空いているので何か食べても大丈夫だなと妻が渡してくれたおにぎりを頂きました。

 小山から東北本線に乗り換えて
 通勤通学者に紛れ込んで宇都宮へ

 宇都宮から乗換えて黒磯までは混んでいたけど
 黒磯で乗換えた列車にはボックスシートがあって
 空いてもいたのでやっと鉄旅の気分になれました。

 沿線は前日の雪で薄っすらと白くなっていました。




 郡山で乗換時間が44分もあったので改札を出て駅前に出てみました。
 そういえばむか〜し妻がマラソン大会に出るとかでここまであっしーしたことがあったな。
 駅前の風景を見てふと思い出しました。

 なにか美味しい物をと思ったのですが、欲しい物はありませんでした。



 郡山から磐越西線に乗り換えて会津若松駅へ



 磐梯山のお出迎えです。
 前日まで降っていた雪で白さが増してきました。

 ボックス席ひとり占め状態となり昼食をいただきます。
 昼食といっても大してお腹も空いていないので
 非常食用に持ち込んだ物などを食べながら
 ワインをビン呑みで頂きました。

 ”呑み鉄”の始まりです。


 会津若松に到着し乗換えの只見線ホームで乗車待ち
 乗換時間が34分もあるので駅前に出たいところですが
 良い席を確保するためホームで待ちます。

 只見線の絶景地
 第一橋上からの景色です。

 ここは乗客へのサービスで
 列車はゆっくりと走行してくれます。


 只見線沿線からは
 列車に向かって手を振ってくれる
 方々がたくさんおります。

 今日は恐竜も元気に
 手を振っていました。


 雄大な只見川に沿っての車窓の景色は寝ていられません。





 先頭に移動して運転手の気分を味わってみたり



 ところどころで見ることができる鉄橋もこれまたいいです。



 会津川口駅に着きました。

 ここでは逆列車と交互するため
 31分も停車します。
 なので皆さんホームに出たり
 駅前に出たりしています。






 もうすぐ只見駅、積雪も深くなってきました。(と言っても今年は雪が少ないようです)



 16時21分 やっと只見駅に着きました。
 只見駅で降りる方も何人かいて客席もまばらとなりました。
 向かいの席に座る人もいないので荷物を置かせてもらいます。

 今回の荷物はバック一つです。
 中のほとんどは飲食物
 藍色の保冷バックをバックの中に入れてきました。



 17時41分 小出駅に着きました。真っ暗ですね。
 ここから上越線に乗り換えて帰るのですが44分も乗換時間があります。
 昨年の3月に逆ルートで昼食を頂いた食堂が営業していれば温かいソバでもと思ったのですが
 営業していませんでした。

 駅前の右手に灯りの点いたお店が見えて
 どうも酒屋のようです。
 たしか美味しい日本酒があるんだよなと
 もう帰るだけだから荷物になってもいいしと
 入店し「緑川」という日本酒を買いました。
 さっそく、帰宅してから呑んだのですが
 食事の友というよりは
 お酒だけで呑みたい良い日本酒でした。


 駅に戻ってトイレ(個室)に入ったらスマホから緊急地震速報の音が
 すぐに出ることも出来ず、じっと個室に籠っていたら外でなんか拡声器の音が聞こえる。
 やっとトイレから出てホームへ
 拡声器の音は地域の防災放送で「地震がありました。火の元に注意してください」
 というような放送でした。

 気になるのは列車の遅れですが、14分遅れでやってきて帰宅には問題なくホッとしました。
 佐渡付近でM6.0の地震ということで、列車の中で夜を明かすかと覚悟したのですがね。

 本日の夕食ですが
 車内も人が少なくなったところで
 会津川口で買っておいたサンドイッチを
 残り少なくなったワインと共に頂きました。

 旅行は美味しいものを頂くのも
 楽しみの一つなのですが
 今回は美味しい物抜きで
 鉄分だけの過剰摂取となりました。



 今回で使い切った”青春18きっぷ”です。
 最後の一日分は乗車駅での改札で日付印を押してもらえなかったので
 列車内の車掌に”入鋏済”という印とともに手書きで日付と列車番号が書かれています。
 これはこれで記念となる乗車券となりました。

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