'23 第13回 やまつくオフ会 in 茨城

 故大和魂(青柳)さんを偲んでの追悼オフ
 ゴジラ−1.0 ロケ地訪問 注)ネタバレあり

 タイタニックを作っていたメンバーの何人かがそのまま戦艦大和の製作に入り
 戦艦大和の作成から始めた人達も加わり「戦艦大和を作る会」略して「やまつく会」ができた。

 私は、タイタニックの完成に時間を要し(積み重なる週刊物に辟易し)
 「戦艦大和」には手を出さなかったが、タイタニックのつながりで仲間に入れていただいた。

 そんな仲間が集まって友好を深めるのが「やまつくオフ会」
 2019年の第12回を終えたところで
 作品を持ち込む都合上、車での移動となるが
 みんな歳をとってきて体力的にも困難となったということで
 毎年開催するのはやめましょう。
 今後は、声を掛け合ってお会いしましょう。
 となって解散しました。

 そうしたらコロナ禍の世になって集まりたくても集まれなくなってしまい
 そんな中、昨年10月に会の重臣人物「大和魂さん」が亡くなってしまった。
 今回、追悼の意を込めて集まることになりました。
 開催地は大和魂さんが眠る  茨 城 です。

 開催日 2023年 11月 11日(土),12日(日)

 1日目 11月 11日(土)

 開催日まであと2日となった木曜の夕方
 我が家に大きな荷物が届きました。

 貴重な荷物らしく
 いつもは宅急便の担当者からポイット
 渡される荷物が、とても慎重に渡された。

 荷物は、とことんさんが送ってきた
 ジオラマ模型です。

 届いたよと連絡したら、とことんさんから
 「開けて家族に見せてもいいよ」と言われたのだけど
 何かあったら大変なのでそっと部屋に置いておきました。



 とことんさんのジオラマ模型の入ったダンボール箱と
 私の模型と、なぜかとっても重い私のスーツケースを積んだところで
 小さなジムニーの後部はいっぱいになりました。

 金沢から北陸新幹線でやってくるとことんさんを新幹線改札口で待ち伏せ
 御当人、隠れるようにやって来ましたがしっかりと捕獲しました。

 とことんさんとは
 夏の能登キャンプでお会いして以来です。

 とことんさんと
 北関東自動車道をひた走り茨城へ

 目的地近くのお蕎麦屋さんで昼食
 とことんさんにゴチになりました。
 ごちそうさまです。



 大和魂さんの追悼式はこちら筑波海軍航空隊記念館で行われます。
 司令部庁舎の入口には「休館」の案内が張り出されていて
 「追悼式の為に休館なのか」と思ったら、電気設備の点検の為でした。
 大和魂さん、自分の追悼式の為に休館にしてしまうなんて
 「やっぱ、なんか持ってる」

 タクシーが一台入って来て
 中から、「アヒャッヒャッ」と屋根さんが
 降りてきました。

 兵庫県からタメヒラさんと共に
 飛行機と電車を乗り継いでのご到着です。

 飛行機で来るなんてオフ会初です。
 過去に自転車で来た猛者もいましたが

 追悼式が行われる筑波海軍航空隊記念館は
 大和魂さんが施設の開設にあたりご尽力された施設で
 現在興行中のゴジラ−1.0のロケ地となったところです。
 大和魂さんからはロケ中のアレコレを極秘事項なのにポロポロと漏れていました。

 追悼式前に庁舎内を周遊。





 「特設災害対策本部」の立て看板はロケで使われたものです。
 この部屋も映画の中ででてきたような



 対策室として使われた長テーブルの置いてある部屋
 大石典子役の浜辺美波さんが寝ていた病室のベット



 映画出演者たちの写真と、浜辺美波さんが着ていた衣装
 とことんさんがこの衣装を触ろうとしていました
 ⇒ご本人から「触って無いよ〜」とコメントいただきました

 私、この日の為に先に映画を観てきたのですが
 まだ観ていない方もおられたのでしゃべれなかったのが辛かった。

 時間となりしめやかに「大和魂さんを偲ぶ会」の開催

 出席者は、やまつく有志と地元関係者です。

 代表者(優太郎さん)より故人の紹介と
 本会の趣旨の説明があり
 故人に贈る言葉を述べた後
 各自、献花を行いながら言葉を添えました。



 私の番となり、短い言葉とともに献花と思っていたのですが
 前へと進み間近で青柳さんの遺影を見たら声が出なくなってしまいました。

 市長からのメッセージが披露され第一部が閉会となりました。

 別室に移動し故人に模型を捧げて思い出を語り合う第二部



 記念館の一室の中央には大和魂さん渾身の作「戦艦大和」
 後方には優太郎さんがこの日の為に組み直した「戦艦大和」

 大和魂さんの戦艦大和は
 記念館に訪れていた山崎監督の目にとまり
 あまりに精巧な造りのため
 「アルキメデスの大戦」で映画CGの
 モデルとして採用なっています。

 大和魂さんの「戦艦大和」を囲んで
 沢山の思い出を語り合いました。





 部屋に置かれていた「映画監督 山崎貴の世界」という本
 印刷かなと思ったら生のサインがしてあった。しかもつい最近。
 その本の巻末には青柳さん(大和魂)の名前がしっかり入っています。



 本の中には戦艦大和の写真が掲載されていて、作成者にはしっかりと青柳智宏と記されていました。

 さーて、我が家に送られてきて車載して運び込んだ大きなダンボール箱ですが




 写真は、壊れた作品を家に戻してから修復し更に作り込んだ写真です。

 山崎監督の映画「鎌倉物語」での黄泉の国をジオラマで造ったもの
 作成に当たり大和魂さん経由で山崎監督から沢山の資料(写真)を送っていただき作成したものです。

 ご覧のとおり細部まで丁寧にに造られている大作なのですが
 開封してみたら、崖っぷちの建物が何軒か崖崩れで山体崩壊していて
 線路も崩れ落ち、電車は脱線して崖下に転落していました。
 急遽、応急処置をしてのお披露目となりました。

 だーさんの作品 戦 車

 砲身には紙を巻いて
 写真がヘタなので申し訳ありませんが
 精巧な作品です。





 私が持ってきたのは帆船 ”ブルーノーズ”と戦闘機 ”強風”

 ブルーノーズは作成中のネットでの報告で大和魂さんから
 「完成して早く見せろ!」と言われていたものです。

 強風は5年前の長岡オフでのじゃんけん大会で大和魂さんから提供の模型で
 私が獲得してしまい課題のような形でやっと完成したので持ち込みました。

 追悼式を終えてオフ会会場である大洗シーサイドホテルへ車に分乗して移動

 ナビのセットをしていたらみんな先に行っちゃいました。
 でもホテルに着いたらだーさんのクルマがまだ到着していない。
 なんか、ナビがウソ教えたようです。



 シーサイドホテルに駐めた私のクルマとだーさんのクルマ
 私のクルマの車高が高いのか、だーさんのクルマの車高が低いのか
 似たようなカタチをしていますが背の高さが違います。

 お部屋は一階ですが、窓の外はすぐに海でした。
 お部屋に入ってしばし休憩し宴会へ

 宴会場は料亭 大 和 魂 です。

 ウソです。
 澤田さんがこの日の為に
 作ってきてくれた行灯です。
 みんなに一つずつ作ってきてくれました。

 とっても良い記念の品となりました。
 ありがとう



 御献立 なにやら和洋たくさんの美味しいものズラリです。
 中でも本日のメインは台の物 ”鮟鱇(あんこう)鍋” です。

 はじめていただいたあんこう鍋ですが
 普通に魚の鍋かと思ったら、内臓はある皮はある肝もあると骨以外は全部頂きました。
 それぞれに味も食感も違って飽きなくどこを食べても美味しい鍋でした。







 美味しい料理をいただきまして



 ドンと据えられた あんこう鍋
 やまつくメンバーはほとんどの方がお酒を呑まないのですが
 私、今回は大和魂さんの地元”笠間”のお酒を呑ませていただきました。

 宴会を終えて、模型展示会場へ移動

 まずは持ち寄った「おみやげ」を獲得する恒例の ”じゃんけん大会”



 優太郎さんからの戦艦大和の模型はタメヒラさんへ
 この模型、私も以前のじゃんけん大会で獲得したのですが
 塗装もしなくてよい、接着剤もいらなくてパチパチと組み立てられるという模型なのですが
 細かいパーツがいっぱいでとっても苦労した覚えがあります。
 私もそうでしたが、何故か大和を造ったことの無い人に当たるのは偶然なのか?
 「タメヒラさん がんばってね」

 優太郎さんから全員に海上自衛隊 救難飛行艇 US−2 のマグカップも提供されました。
 写真はカップを持ってご満悦のとことんさん。

 屋根さんからは
 屋根さんが副施設長を勤める
 ”soraかさい”の
 クッキー




 そして、私からは大量のコンニャクでできた麺製品
 いつもみなさんが「これは、カロリーゼロだ」と言い訳してカロリーの高い物を食べているので
 みなさんにホンモノのカロリーゼロ製品を食べていただこうと
 地元のコンニャクパークに行って購入してきました。

 スーツケースの中はこれでした。
 カロリーはゼロらしいのですが、重さはすさまじかったです。
 じゃんけん大会で勝者から欲しいものを4個から3個選んでもらい受け取ってもらいました。
 いや〜、スーツケース軽くなったよ。

 遠路から交通機関で来られた方々、荷物が重くなり申し訳ありません。
 カロリー消化にも貢献できたでしょうか。

 後日、屋根さんからのコメント
 「帰りの飛行機、こんにゃく没収されないかヒヤヒヤしながら手荷物検査
 ちゃんと持って帰れましたわぁ」 だって

 写真を整理していて見つけてしまいました。

 おそろいの服でじゃんけん大会に参加の
 優太郎さんとまっつんさん

 大会中、まったく気づかなかったよ。
 気付いていたら
 「つっこみ」どころたったな〜


 後日、まっつんさんからのコメント
 「まさかのお揃いとは、だれも気づかれなくて良かった〜」だって



 賞品で盛り上がっている面々

 さて、広い展示会場を準備していただいたのですが
 今回は、飛行機や新幹線などで来られた方が多かったため作品の持ち込みは少なかったです。



 幹事、優太郎さんの作品

 追悼会場に展示していた「戦艦大和」は大き過ぎてこちらには持ってきませんでした。
 後日、回収に伺うそうです。

 だーさん持ち込みの

 追悼会場でも展示した戦車

 以前にもだーさんの作品を観ていますが
 すご〜く丁寧で緻密なんだよなぁ〜
 こんな風に造れたらいいなと
 いつも思います。




 そして私の帆船と水上飛行艇

 個人的にはまっつんさんの人がいっぱいのジオラマ作品観たかったけど
 今回は新幹線だったので持ってこられませんでした。

 22時までの会場使用時間ギリギリまで会談し大和魂さんの話題で盛り上がって
 一日目の終了となりました。

 私は酔っていたのでそのまま就寝。
 別室では専門分野のお話で夜遅くまで盛り上がったそうです。(謎

 2日目 11月 12日(日)

 オフ会2日目の朝です。



 天気はあいにくの曇りですね。
 晴れていれば部屋の窓から日の出が見えるのですけどね。
 それでも部屋の窓から広がる海は海なし県民の私にはたまらないです。
 思わず外に出て遥か右手に見える銚子岬を写真に収めてきました。

 外から部屋を覗いたら
 とことんさんが朝から
 スマホとにらめっこしている。

 帰りの新幹線の予約がいっぱいで
 どうに帰るか、悩んでいたようです。


 7時30分 朝食会場へ

 恒例、まっつんさんを囲んで
 茨城の名産「なっとう」を
 しっかりとこね回して
 美味しくいただきました。
 まっつんさんのなっとうは、お盆から消えていた


 澤田さんは東京でおにいさんと会う予定があり
 まっつんさんは静岡で途中下車し怪しいところに行きたいとか
 とことんさんは早く帰って孫の顔がみたいと予定を変更して東京から帰りたいと
 朝食後早々に優太郎さんが駅まで送ってお帰りとなりました。
 お帰りになるクルマを囲んでみんなで「バンザイ」してあげました。



 残ったメンバーはロビーでなんやかんや遊んでます。
 ガールスパンツァーのみほ:「変な人いる。近づかないでおこう」

 私はお宿で解散で帰る予定だったのですが
 屋根さんとタメヒラさんが今日もこちらに滞在し
 今晩は東京に泊まってなにやら東京で豪遊してから帰ると言う。
 優太郎ご夫婦も本日同行ということで
 私とだーさんもご一緒させていただくことにしました。



 大洗磯前神社にお参りし
 こちらにもガールスパンツァーがお出迎え





 海からかけあがってくる参道の鳥居から海を見ていたら
 遥か下から駆け上がってくる人がいる。
 なんと駆け上がってきたのはだーさんでした。いや〜、タフですねええ〜

 次に向かったのは
 お土産を求めて”大洗まいわい市場”

 またまた、ガールスパンツァーのおクルマ
 もう、好きな人にはたまらない街ですね。
 



 とっても気になった ”しらすチーズたいやき”
 みなさんがお土産を選んでいる最中に頂きました。
 たいやきというと甘いアンが脳にインプットされていたせいか
 最初の一口は脳が期待外れを起して ”?” マークになり
 脳内を切り替えて食べてみたら美味しいお好み焼きを食べているような気持ちになりました。

 食べながら近くにあった「おもしろTシャツ」ってコーナーがあって
 納豆が全面に印刷されたTシャツを発見
 まっつんさん、これ着たら全身ジンマシン出るかな?なんて考えちゃいました。

 家へのお土産にとここでホンモノの日本産のシシャモがあったので喜んで買っちゃいました。

 まいわい市場から鹿島海軍航空隊跡地へ



 鹿島海軍航空隊は1938(S13)年に水上飛行艇の実習訓練施設として発足し
 終戦とともに役目を終えています。

 こちらも映画ゴジラ−1.0のロケ地です。



 いただいた資料の施設案内図と当時の航空写真
 資料はグランドから上の部分です。
 残っている建物は少ないですが敷地はそのまま残っています。



 この錆びついたトタンの建物、映画を見た方なら解りますよね。
 映画の中でかなり重要な位置付けとしてして使われた建物です。
 建物内は、イスとテーブルが並べられた空間ですが、この建物の中に ”アレ” がありました。

 この建物内でいただいた
 ”ゴジラコラボカレー”

 ゴハンはゴジラの足型になっています。
 カレールーに置かれた丸いのは
 マッシュルームのフライなんですが
 たぶん、ゴジラをやっつけるのに使用した
 機雷じゃないかな。 (これは私の解釈)
 レンコンは茨城の名産品だね。



 司令庁舎だった建物は病院として使われていました。
 玄関入口のスロープは病院時代に設置されたものだと思います。
 建物の前には波と海軍マークの錨が刻印された水栓管のフタがありました。



 建物内の一室には映画で使われていた衣装などがありまして



 撮影で使った戦闘機”震電”のコックピット



 指令庁舎を出て敷地内を散策



 ところどころ残っている廃墟となった建物内には
 巨大なボイラーだったっりが残っていました。




 水上飛行艇のスロープ
 現在はボートを出すためのスロープとして活用されているようです。
 昔、グランドだったところにはボートがずらりと並んでいました。



 今回の記念に筑波海軍航空隊記念館で買ったゴジラTシャツ
 せっかく買ったけど寒くなってきちゃったので自分が見て楽しむだけですね。

 参加された面々です。

 左上 大和魂さん

 右上左から
 澤田さん とことんさん まっつんさん
 ガールズ&パンツァーのみほちゃんを囲んで
 右から
 優太郎さんの奥様(監視員)
 タメヒラさん 屋根さん
 だーさん 優太郎さん
 わたし

 皆様、お疲れ様でした。ごきげんよう。

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