’23 5月 礼文・利尻

 春の利尻島・礼文島 さいほくの味覚 離島旅3日間

 ・往復稚内空港直行便利用
 ・さいほくの味覚をお楽しみ
 ・2泊とも温泉付きホテル宿泊

 コロナも解除の方向が見えてきてツアー旅行の案内も増えてきた。
 そんな中でANA70周年でお得なツアーがあったので申込みました。



 今回のルートです。
 1日目、羽田から稚内空港に飛び、宗谷岬などを周って稚内温泉に宿泊
 2日目、稚内から礼文島・利尻島と渡り利尻島で宿泊
 3日目、利尻島から稚内に戻り稚内空港から羽田に戻り

 いそがしいですが、礼文・利尻を一通り周れる行程です。

5月 14日(日)



 1日目の行程です。旅行会社から送られてきた行程表から切り取りました。

 集合は羽田第2ターミナルのカウンターに9:50
 羽田空港に行くために東京駅まで新幹線に乗車。
 (なんと、新幹線に乗るの3年ぶりです)

 東京駅から山手線で浜松町へ
 浜松町からモノレールで羽田第2ターミナル駅に到着
 それにしても羽田空港って広いですね。
 目的のカウンターまでえらい遠かった。


 おりしも静岡ホビーショーが開催されている週で
 新幹線乗車をSNSにアップしたら「静岡に行くのか?」って話になって
 「静岡の浜松に行くつもりが、浜松町で乗換ちゃった。アレ?」って返したら
 「コラーーー」 って怒られて
 「どこいくねーん! 沖縄」 って聞かれたので
 「わっかない?」 と答えた (笑)

 受付も済ませて搭乗券もいただいたので
 安心して空港で朝食

 手頃なところで讃岐うどん
 を頂きました。




 早めに保安検査場も通過して
 機内で食べる軽食を求めて売店をウロチョロし
 妻がコーヒーを飲んでる横で
 缶ビールを開けた。

 さてさて出発時間も近づいてきたので
 搭乗券に記載されている搭乗口に行ったら
 稚内行きの掲示がない!


 あわてて搭乗検査証を見たら、搭乗券と違う番号になってる!
 急いで移動したらもう搭乗手続き始まっていたよ。
 やっぱりウロチョロせずに搭乗口付近でゆっくり待っているべきだね。



 シートベルト解除となったところで飲み物が配られたので
 コーヒーとともに空港で買い求めておいたサンドイッチをいただき
 後は、目の前にディスプレイがあったので音楽を聴きながら飛行画像を見て楽しんでいました。



 窓側席では無かったのですが、窓側の方がトイレに行ったときに窓から写真を撮りました。
 窓から写真を撮った飛行場所は右上写真の画像あたりです。



 ディスプレイを前方画面に切り替えて着陸時を体感
 荷物を受け取って到着ゲートを出たら添乗員さんが待っていてくれました。
 今回のツアーメンバー23名集合。



 稚内空港、ローカル空港は出るのに時間がかからなくていいですね。
 空港を出ると直ぐに真っすぐの道路。いきなり北キツネが前方の道路を横断してお出迎え。

 宗谷岬へ向かう途中で脇道に入り丘陵を走行。
 岬に向かう途中でこんないいルートがあったのですね。

 一度、車で来た事ありますが
 宗谷岬に行くことだけ考えて
 こんなルートは考えませんでした。


 宗谷岬です。

 みなさん、日本最北端の地を目指して来ています。
 バイカーもたくさんいました。





 サハリンが見えたのですが、写真ではわからないですね。



 宗谷岬公園には最北端の塔の他に間宮林蔵の像などがあります。



 最北端の売店。つみれ汁が美味しかった。

 続いて、稚内市内を通過しノシャップ岬へ

 明日行く礼文島と利尻島がボンヤリだけど見えました。
 





 ノシャップ岬も広々とした公園になっていました。

 バスの車窓から岬近辺の住宅地に野良猫のように野良シカがうろちょろしていたのにビックリ。
 (後に、宿泊ホテル前でも間近で遭遇しました)



 北防波堤ドームをバスの車窓から眺めて稚内駅へ

 駅構内の売店に立寄り
 ここのセンコーマートでこれから2泊の夜呑み用のワインなどを買い求めました。
 ”道民のみかたセイコーマート”大好きです。



 妻がお土産屋さんでウロチョロしている間に、お土産に興味の無い私は稚内駅の入場券を買って最北端のホームへ



 昨年11月の北海道鉄道旅で訪れることのできなかった稚内駅のホームに立てました。



 何故かレールの終端は駅建物の外にあります。それにしても稚内駅って味気ないですね。
 以前は風情のある建物だったらしいです。

 妻がお土産屋さんで買った”シカパン”(タイ焼きのようなもの)
 一口頂きましたが、美味しかったです。



 本日宿泊の”ホテルめぐま” 稚内市内と宗谷岬の中間ぐらいの場所にあります。
 つまり、明日乗船するフェリー乗り場まで遠いので朝が早くなる。

 お部屋は思っていた以上に良かった。



 部屋の窓からは稚内の街が見えてその先には利尻山が見えました。(うっすらだけど)
 夜になると稚内市内の夜景が見えました。

 ホテルでいただいた周辺案内図

 手書きの案内図ってのが温かいですね。
 セイコーマートまで4km
 ちょっと買い物に行くのは無理です。

 ”1周30分くらいきょり”っていう
 ルートを散策してみることにしました。

 玄関を出たら添乗員さんと逢いまして
 添乗員さんも散策に出てきたようで
 一緒に散策することに
 お話ししてみると思ったより若くて気さくで
 (すみません。服装がじみなので落着いて見えました)
 楽しい旅行になるなと思ってしまいました。




 ホテルの周辺は民家ばかりで、ところどころキレイに石が敷かれた昆布の乾かし場が点在。
 案内図のとおり、じゃり道を通りぬけると貝いっぱいの海に出た。
 砂浜でなく貝殻で埋め尽くされた浜。この貝殻はどこから来たのか気になってしまいました。

 ホテルに戻って温泉に入り夕食処へ



 「今晩のお品書き」です。
 ツアーで紹介されていた<絶品グルメ>です。
 毛ガニは半身150g、タラバガニの足1本入った鍋、ズワイガニのごはん、ホタテ・お刺身など々





 こんな美味しい料理にはやっぱりお酒ですね。

 まずはサッポロ・クラッシック ビールをいただきませて
 その後は、ホテルの名前の日本酒をいただきました。
 これ、呑みやすい私好みの日本酒でした。



 食後にラウンジに行ってみたら赤々と暖炉に火が焚かれていました。
 テーブルの上には小さなアルコールランプが灯っていて
 部屋でなくここで一晩すごしたくなりました。

 とは言っても部屋に戻りまして
 買い込んだワインをちょっと呑んで

 酔い過ぎましたね。
 持参したコーヒーを淹れて
 酔いを醒ました。


 明日の朝は早いので早々に「おやすみ」


5月15日(月)



 2日目の行程です。

 ホテルを出発が5:50、朝食が5:30頃からと忙しい朝なのですが
 欲張ってもっと早起きして散歩に行こうとホテルの玄関を出たら



 エゾシカ6頭と遭遇。その距離10mほどか。
 お互いに見つめ合っていましたが、近づいたら逃げて行きました。
 それにしても住宅地にシカってスゴイですね。



 緯度が高いのってすごいですね。4:20頃ですが明るくなっています。
 ちなみに日の入りも19:00頃と遅いです。

 ホテルの周りの住宅街を海辺の方に散歩



 昨日の夕方も来ている浜に着きました。

 本当は晴れていれば日の出を見にもっと早く来ていたんですけどね。
 生憎の曇り空なので日の出時刻に来る気になりませんでした。

 途中で見つけたマンホール

 調べたら
 第1次南極観測隊に参加した樺太犬タロ・ジロ
 夕日に染まる利尻山
 北海道遺産である北防波堤ドーム
 が描かれているようです。


 なんか動物がいるなと思ったら、タロとジロだったのですね。



 散歩を終えて朝ぶろに入り身支度をしながら部屋の窓から利尻方面を見ましたがしっかり曇っています。
 まあ、旅行を申し込んだ時からこの時期の天気には期待していなかったんですけどね。
 (”さいほくの味覚”に惹かれました)



 朝食は5:30からと無理なお願いをしていたのですが、もっと無理言って5:30前に頂けました。
 しかもしっかりと和定食。
 美味しくいただいた後にデザートをいただきながらコーヒーを飲む時間もありました。

 出迎えていただいた観光バスに乗って稚内フェリー乗り場へ

 添乗員さんから配られたフェリーの乗船券です。
 (「通過券」となっています)

 これからツアー中に乗船する3回のフェリーで使います。
 紛失すると面倒なことになるのでしっかりと
 保管していました。

 たぶん個人でもこんな券が発行されるのだと思います。




 稚内港からフェリーに乗船し礼文島へ向かいます。



 下部・右岸にある港に着いて
 右岸沿いの道路を北上し
 左岸の澄海岬
 スコトン岬と周り

 来た道を今度は南下し
 南端の北のカナリアパークに行って
 港に戻り

 昼食を食べて
 フェリーで利尻へ

 島を一周できる道路は無いようです。

 図にかかれているルートは
 ハイキングコースのようです。
 いつかハイキングに来たいですね。




 礼文島に到着 港には観光バスが待っていてくれました。



 礼文島到達証明書
 添乗員さんが参加者分の証明書を頂いてきてくれました。



 北部へ移動の車窓からの景色です。
 山火事で樹木が消失しこのような景色になったそうです。
 植林をしているのですが強風で根付かないそうです。



 最高の透明度を誇る美しい入り江の澄海(すかい)岬

 岬の突端に行ったらすごい強風で防水の効いた上衣が役に立ちました。
 天気は悪かったけど眺めは良かった。晴れていればもっと良いのでしょうね。

 バスガイドさんがおすすめの”ほっけの燻製”
 ここの湾が製造元らしく売店で自分のおつまみ用&お土産にと買い求めました。
 ほっけの油で手がベトベトになるけど、そこがまた「美味しい」



 岬までの道中に咲いていた草花
 お花に興味のある方々にはたまらないようです。



 島の最北限 ”スコトン岬”

 過去には”最北端”と言っていたらしいのですが
 調べたら宗谷岬の方が北だったので
 苦肉の策で”最北限”と名乗っているそうです。
 (ちょっと、イタイ)

 奥に見えるのは無人島の”トド島”


 映画「北のカナリアたち」の記念公園

 実際に撮影で使用した校舎の中には
 当時の写真や衣装を展示しており
 見学することができます。


 バスガイドさんが港に向かう道中でフェリーターミナル近辺にあるお食事処を何軒か紹介してくれました。





 港に戻りまして利尻までのフェリーの時間で昼食です。
 ガイドさんが紹介してくれた内の一軒、漁協が運営している「海鮮処 かふか」に行ってみました。

 妻はウニとイクラの二色丼、私はお寿司をお願いしました。(当然のように日本酒を呑む)
 フライ定食とか天ぷら定食も魅力的だったのですがやっぱり生かなとなった。

 一口目でウニをいただいたら、とろける様に美味しかった。

 まだまだ、おいしいものいただきます。

 かるく呑みながら美味しいものを食べようと
 速めにフェリーターミナルに戻りまして
 頂いたのが”生のホッケのフライ”です。
 限定3食なのですが、ありました。
 日本酒とともに頂いたのですが
 ホクホクの白身、たまりませんなぁ〜




 礼文から利尻へ

 礼文まで乗ったフェリーは広ーい座敷のフェリーで多くの方が寝転がっていたのですが
 今回のフェリーはたくさんの座席があって楽でした。(まあ、好みにもよりますけどね)

 利尻島が見えてきました。

 利尻富士は雲に隠れています。


 姫沼

 着いたときは曇りでしたがまだ許せる天気だったのですが
 沼を一周している間に雨まじりの強風になった。

 そんな一周を終えてなので悲惨な記念撮影です。




 こちらは湖畔を歩いている時の写真

 湖畔で見ることが出来た草花







 花の名前は、気が向いたら確認します。



 つづいて、利尻島で一番大きな沼 ”オタトマリ沼”
 白い恋人のパッケージはここから見える利尻山だそうです。



 同じようなツアーの観光バスが並んでしまいます。
 間違えないようにナンバーを記憶してと案内されるのですが、誤乗車してくる人多いようです。
 ガイドさんが乗車口で訂正案内しているのを何度か見ました。

 上の写真の建物内で売っていた大人気の「ホタテ焼き」

 実は食べやすいようにカットされていて
 お茶まで付いていました。

 お値段、500円だけどね。




 最後に訪ねたのは、利尻島最南端に位置する公園 ”仙法志御崎海岸”

 溶岩が流れ込んでできた海岸は岩場になっています。
 岩場を散策しつつ、利尻富士の長い裾野を見ることが出来ました。



 本日の宿泊「ホテル みやび」に到着
 こちらもツインベットの良いお部屋でした。窓からは晴れていれば利尻富士が見えたようです。

 ホテル近辺の散策に出たのですが、強い風が吹いていて
 写真に見えるペシ岬の頂上は見るだけで行くのをあきらめました。

 セイコーマートに寄って
 お目当てのTシャツ買ってホテルに戻りました。

 追伸、Tシャツは妻の分まで買わされました。


 ホテルに戻り温泉に入って夕餉の時間まで一休み。

 夕食会場へ
 今日も豪華にお料理が並んでいます。
 ジョッキのビールが美味しいです。




 ビールの後は冷酒を頂いて、デザートもいただいて「ごちそうさま」でした。
 朝も早かったので早々に「おやすみ」


5月 16日(火)



 3日目の行程です。

 今日はフェリーで稚内に戻って最後のお買い物に市場に立寄って帰るだけなのでゆっくりです。





 今日も元気に朝の散歩に出かけて、昨日見た岬の中腹まで登ってみました。

 散歩から戻って朝風呂入って ”朝食” です。

 バイキングでなくこうして提供される朝食が好きです。
 普段ならこれでも食べ過ぎなのですが
 今日はおかわりしてしまいました。


 数分ですがお出迎えの観光バスに乗ってフェリー乗り場へ



 礼文を離れて稚内へ

 礼文島から離れていきます。

 今度は花の季節に訪れたいですね。
 利尻でハイキングして
 礼文でサイクリングしてと
 新たな旅の目的が出来ました。




 途中で見えた逆方向のフェリー



 防波堤ドームの岸壁に停泊している海上保安庁の船

 船って美しいですね。模型で造りたいなぁ〜 と悪い虫が騒ぐ

 最後に立寄った”稚内副港市場”

 お土産屋さんとお食事処
 飛行機の搭乗が昼食時なので
 機内で食べる何かを買うか
 ここで何かを食べるか
 対処が必要なのですが



 買いたいものも食べたいものもなかったので

 併設されている”稚内市樺太記念館”へ

 1905(明治38)から1945(昭和20)までの
 40年間の樺太と稚内とのつながりを
 歴史資料をもとに紹介している
 なかなか興味深い施設でした。

 漫画「カムイ伝」の世界ですね。






 ドームの使われ方が良く解る防波堤ドームのジオラマがありました。
 以前からこのドームがどうに使われていたのか疑問だったのですが、これを見て良く解りました。

 昼食用には近くのセイコーマートに行ってパンなどを買ってきました。

 セイコーマートから戻る途中で
 観光客向けとは違う海産物販売所があり
 時間もあったので立寄ってみたら
 海鮮物が安く売っている。
 生のホッケなんかもあって思わず見入ってしまった。
 生ものは持って帰れないけど
 冷凍物ならばと持ち帰れるであろと
 持てる限りで買ってしまった。




 搭乗までの待ち時間で妻が売店に引っかかっている間にビールとおつまみをいただく。



 搭乗となり昼寝している間に羽田に着きました。



 モノレール乗って新幹線乗って帰ってきちゃった。

 利尻で買ったTシャツ

 盛りだくさんのプリントが
 おもしろいと思ったのと
 色が気に入ったので購入




 利尻山Tシャツ
 セイコーマートで売ってた mont-bell のTシャツ
 胸には "Mt.rishiri" の文字と山のデザイン。背中のコンブ絵柄が気に入りました。

 北の香り・天然ハッカ油

 ガイドさんが注文を受けていました。
 30mlで1000円と安かったので
 購入しました。

 家に帰って確認してみたら
 詰め替え用20mlが2個あった。
 まあ、いろいろと使うから「いいか」

 利尻に礼文、遠くて行くの大変だなと思っていたが行ってみるとそれほど大変でない。
 夏にもっとゆっくりと再訪してみたいところとなりました。


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