'22 夏 in 新潟・山形

  3年ぶりの夏恒例の妻との旅行です。

  コロナが収まりつつあった6月に宿を手配しました。
  今年の夏は大丈夫だろうと思っていたのですが
  まさかの第7波、感染に注意しての旅行となりました。


 

  旅行の為に作成した行程地図です。
  1日目、新潟に出て瀬波温泉に宿泊
  2日目、瀬波温泉から山形県に抜けて加茂水族館に立寄り銀山温泉に宿泊
  3日目、銀山温泉から自宅へ

  全行程で850kmほどの予定でしたが、実際は915kmでした。
  一番のロスは瀬波温泉から加茂水族館へのルートですね。
  日本海に沿ってのルートだったのですが
  笹川流れ手前で前の週の大雨のため通行止め
  大きく迂回して1時間ほどロスしています。

  さてさて、久々の妻との旅行記のはじまりです。

 8月18日(木) 1日目


 

  今日はゆっくり宿泊地「瀬波温泉」に行くだけなので9時を過ぎてから家を出ました。
  関越自動車道を北上します。なが〜い三国トンネルを越えて越後へ、久々の国境越えとなりました。
  越後のひたすら長い平らな道は妻に運転してもらいました。

 

  村上市の瀬波温泉に入る手前で小さな漁港に立寄ってみたら、漁師食堂というのがあり
  昼食にと入ってみたら、大当たり。美味しい定食に有り付けました。

  失礼な話ですが、外観はぱっとしない建物だったので期待していなかったのですが
  中に入ったらお客さんたくさんいて、メニューも名前のとおり漁師の食堂で
  お刺身定食とフライ定食を選びました。
  港を眺めながらの海鮮料理、最高でした。

  まだ、お宿に入るには早いので村上市内をぐるりとドライブ。
  村上は、仕事で何度も訪ねているので市内は詳しいです。
  駅前に行ってから城下町の旧市街を廻って妻に市内をご案内。

 

  村上市は近くを流れる三面川に鮭が上ってくるところで有名な所。
  「イヨボヤ会館」に立寄ってみました。(イヨボヤとは村上の方言で「鮭のこと)

 

  一通り館内を見終えたところで長いトンネルを歩いていくと、川底を覗ける窓が並んだところに出ました。
  トンネルは会館から川の土手をくぐった三面川に伸びていたようです

 

  川底を覗ける窓からは魚が見えました。鮭の遡上時期にはこの窓から鮭が見えるようです。
  気になったので会館を出てから土手を渡って川に行ってみました。覗いていた川は柵の先にありました。

  15時を過ぎたので本日のお宿「大観荘 せなみの湯」にチェックイン

 

  本日のお宿は瀬波温泉の一角にあり目の前は海水浴場です。

  村上には仕事で何度も来ていますが、泊まるのは駅前のビジネスホテル。
  プライベートでゆっくり泊まりに来てみたいと前々から思っていました。
  (本当は、一度だけ瀬波温泉に泊まった。)

  ゆっくりと砂浜を散歩してきて、温泉に入って 夕食の時間となりました。

  お風呂は海が見たいと屋上階の小さなお風呂に行ったのですが、海風がやたらと強かった。

 

  お部屋での夕食です。

  時間になりましたら
  係の方が運び入れてくれました。

  鉄板焼きにしゃぶしゃぶの鍋
  そしてお米の釜に火を点けてと
  あれ? いつものキャンプと同じだ。
  (;'∀')
 
  でも、屋根も壁もあるし大きなガラス窓からは外が見える。やっぱ、旅館はいいなぁ〜

 

  飲み物は事前に電話でお願いしておいた生ビールと村上の名酒「〆張鶴」
  サービスで枝豆を付けてくれました。

  右は、魚介類の洋皿

 

  お造りと海鮮しゃぶしゃぶ

 

  カレイの煮つけと温物

 

  夕食の途中で日の入りとなりました。
  微妙な天気でしたがなんとか日本海に沈む夕日を見ることができました。

 

  美味しい新潟米につみれの入ったお味噌汁をいただいて「ごちそうさま」

  酔っぱらってそうそうに「おやすみ」しました。

 8月19日(金) 2日目

  おはようございます。
  雲はちょっとあるけど、願ったり叶ったりの良い天気です。

 

  朝起きて、ベランダからのぞいた北方の風景です。今日は、海岸線を通って山形県鶴岡市へと向かいます。
  海岸線を通ってのドライブなので今日は晴れて欲しかったのです。

  恒例の朝のさんぽで海岸を歩いてきました。
  数張りのキャンパーが居ました。
  この海水浴場はキャンプOKなようです。しかも無料のようです。
  ゴミ捨て場に炭の捨て場までありました。
  駐車している車は同郷の群馬ナンバーでした。
  海なし県グンマ〜人は海に憧れるんです。でも、昼間は暑いだろうなぁ〜。

 

  私たちも海に憧れるグンマ〜人。
  気付けば宿泊しているホテルが遠くに見えるほど延々と歩いてた。

 

  こちらが今回泊まった「大観荘 せなみの湯」です。
  私たちの部屋は一番奥の最上階の一室でした。

  部屋に戻るとき
  廊下の窓から見えた私の車。

  やっぱり小さい。
  おもちゃですね。

  後部座席は折り畳んで荷室です。
 

  宿に帰ってから朝湯をいただいています。
  朝湯は大浴場に行ったのですが、迷子になるほどでかかった。

 

  朝食は、レストランでのバイキングでした。
  コロナ感染になってからのバイキングは初めてです。

  入口で片手のビニール手袋を渡されました。
  みなさんマスクをしているけど
  並んでいる料理の前を人がたくさんって気になります。

  抑えて盛ったつもりだけど、取り過ぎました。

 

  9時頃にチェックアウトしました。
  左手に海を眺めながら北上します。

  途中の景勝地「笹川ながれ」で休憩して
  山形県に入り加茂水族館へと行く予定でした。

  瀬波温泉から笹川流れまでは20km程度。
  もうすぐ着くかなと思ったら通行止めになっていた。
  前の週の大雨の影響のようです。

  来る途中で「通行止め」の文字は見えたのですが
  迂回路の案内があるだろうと進んできました。
  結果は迂回路無し、ほぼほぼ村上市に戻り内陸の国道7号線で山形へとなりました。
  たぶん、無駄にしたのは1時間程度かな。

  戻る途中でもすれ違う車がたくさんいました。
  やっぱり案内が不充分だよね。

 

 

  新潟県と山形県の県境あたりで日本海に出ました。
  海岸ドライブの仕切り直しです。
  笹川流れは行けなかったけど、海岸線の風景を満喫です。

  5年前の夏、新潟から「きらきらうえつ」に乗って酒田までここを走っています。
  あの時もこの風景を満喫しているはずなのですが、改めて旅行記を見ると
  列車の中で呑んだ地ビールのことしか書いてなかった。(ナサケナイ)

 

  数年前から行きたいと思っていた加茂水族館(通称”クラゲ水族館”)
  到着したのは11時30分頃でした。
  通行止めに遭ったにしては早く着きました。

  私がネットで知っていた水族館はしょぼい建物だったのですが立派な建物になっていました。
  やっぱり有名な施設ですね。ちょうど混む時間帯だったようですが入館の列ができていました。
  (退出した時の1時頃は列はできていなかった。)
  

  入館して直ぐのところにあった手書きの案内
  館長が入社した理由は
  『仕事でも釣りができる』から

  良いよね、仕事が趣味って。
 

 

  入館して色んなさかながいたのですが、まず目にはいったのが「ほうぼう」
  名前はよく聞いていましたが、生きているのを見るのは初めてです。
  ちょこっと生えている前足でシャカシャカと移動するのと
  とぼけた顔がかわいかった。

  右上の写真はいわしの大群
  先頭が入れ替わり立ち替わりしながらみんな同じ方向に泳いでいます。
  なんか、人間社会を見ているようですね。

  さてさて、念願の「くらげ」です。

 

 

  いろんな種類のくらげでいっぱいです。
  ぷよぷよ、ふわふわ、いつまでも見ていられるし、癒されますね。

  長年の思い、やっと見に来ることができました。

 

  水族館の屋上に出てみた。  日本海に面したきれいな場所です。

  記念に買い求めた「くらげTシャツ」

  くらげくんが
  魚さばいたり、網もってたり
  顕微鏡のぞいてたり...

  なにやら怪しいくらげくん達です。

 

  昼食は、水族館で食べる予定にしていましたが感染予防のため営業休止でした。
  早めに銀山温泉に着いて温泉街を散策したいという考えもあったので
  鶴岡市街に向かう途中のコンビニでおむすび買って済ませてしまいました。

 

  昼食時間を惜しんでまで立寄りしたかったのは、妻ご希望のお茶屋さん
  ここのかき氷がどうしても食べたかったらしい。
  妻は食については貪欲なんです。

  妻が頼んだ「宇治抹茶」白玉・あんこを添えて
  そんなに食べたら頭キンキンするだろうと言ったら
  大丈夫だと言って全部たいらげていました。

  私はお付き合いで「濃い抹茶のラテ」をいただきました。
  これ、思った以上に美味しかったです。

  横にあるのはサービスでくれた鶴岡のオリジナルうまい棒

 

  途中「通行止め」であたふたしましたが16時ちょっと前に銀山温泉に到着。
  温泉街に車は入ることができませんが
  温泉入口の宿に一番近い駐車場に車を駐車することができました。

 

  銀山温泉でお世話になったのは旅館「松本」
  銀山温泉街の中で比較的リーズナブルな宿で選びました。

 

 

  銀山温泉です。川を挟んで両側にお宿が並んでいます。
  大正時の景観そのままですね。

  夕食前に温泉に浸かりました。
  小さな旅館なのでお風呂は小さいのですが、お湯(温泉)がとっても気持ち良い。
  なんでしょうね。温泉独特の匂いがあるわけでもなく、特徴が見当たらないのですが
  いろんな温泉入ってきてますが一番気持ち良いと感じました。
  妻も同じことを言ってました。

 

  夕食です。お部屋で頂きます。
  テーブルを片付けて、お膳を運び込んでくれました。

  部屋食対応に慣れていますね。前日の瀬波温泉の旅館に比べて
  部屋への食事の運び込みが手早かったです。(いろいろ工夫されています)

  手前両脇の銀山温泉名物のお豆腐のところてんとお蕎麦は地元ならではですね。
  アユの塩焼きは、ちょうど川の中を気持ちよく泳いでいた魚が食卓に上がってきたのかと思った。

 

  お釜の中ではおいしく炊き込みご飯のできあがり。
  食後のスイカもこちらの名物ですね。

  たくさん食べて、たくさん呑んでしまいました。

  今日もヨッパラッテ早々に「おやすみ」

 8月20日(土) 3日目

  最終日、銀山温泉の朝です。

 

  温泉街を散策しつつ、旅館の専用駐車場を見たらサイドカーが3台駐車されてました。
  黒い2台は縦列駐車。同じ宿に泊まっていた方々のようです。

  この後お話することができたのですが、2+2+1名で来られていて
  銀山は2泊目、10日間の旅行だそうです。
  同年代だけど、元気だなぁ〜と思っちゃった。

 

  朝のさんぽと言いつつ、欲張って歩いたら温泉街を望む山の中腹まで行ってしまった。
  眼下に昨日温泉街の上流で見た滝が見えます。
  右は昨日撮った滝下からの滝の写真です。

 

  山道を下って滝の上の赤い橋まで来た。川の上流にはもう一つ橋があって
  造られたのが昭和10年と彫られていました。橋の上流は清流でした。鉱山跡はこの先のようです。

  昔からの散策路で齊藤茂吉の碑なんてのもありました。

  宿に帰ってから朝湯をいただいています。

  朝食は、2階の大広間に部屋ごとに用意されていました。
  湯豆腐は醤油だまりでいただきます。
  卵は、温泉卵でした。

  白いご飯が美味しくて
  2杯も食べてしまった。

 

 

  駐車場横のお土産屋さんで記念に温泉Tシャツを購入

  今日は、自宅へ帰るだけなのですが
  銀山温泉に来る途中に上の畑陶芸センターなんてのがあったので
  陶芸好きの妻のために立寄ってあげることにしました。

  なお、今回の旅行に来るときに「今回は、無駄遣いしない」と妻は言っていました。

  でもね、こんな物を買って

 

  更にお店の人に勧められて

  壺を購入しちゃったのね。
  (○○協会の壺ほど怪しくないけどね。)

  同じ絵柄が書かれている
  箱まで付いているのね。

  下に敷いてある板は
  サービスしてくれました。
 

  さらに、食べることばかり考えている妻は「ここはスイカが有名なんだ」と
  途中のスイカ売り場に立寄ることに

  時期が過ぎているので安くしますよの声で大きなスイカを1個とメロンも1個購入
  そしたら、お店の人がスイカをもう1個くれた。

  おかげで小さな車の後部には大きなスイカが2個、メロンが1個収まることになったのだけど
  そのままだとゴロゴロ転がるのでタオルやらカバンで固定しました。

  最終日の昼食

  山形県内は高速道路の無料区間があったりして
  ありがたいのですが、SAとかが無くて
  休憩をしようとすると高速から下りて
  道の駅に立寄らなくてはなりません。
  しかたなく、とある道の駅に行ったのだけど
  土曜日だからか人がいっぱいで食事処もいっぱい
 

  あきらめてパンを購入して外のテーブルでいただきました。
  まあ、朝食たくさん食べてお腹減ってなかったからだけどね。

  東北自動車道に出て、北関東自動車道に入り
  どこかで夕飯でもと思っていたのだけど夕食の時間前に自宅に到着しちゃった。

  久々の妻との夏の旅行を終えました。

  感染予防を心掛けつつ前々から行きたいなと思っていた
  瀬波温泉と加茂水族館、銀山温泉にまとめて行くことができました。

  来年の夏は感染を気にしないで旅行に行きたいですね。

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