'20 冬 滋賀

 Sub Title1 NHK連続TV小説「スカーレット」の里 信楽へ行こう

 妻が信楽に行きたいと言う。


 9月から放送されているNHK連続TV小説は
 信楽を舞台にした女性陶芸家のお話です。

 見ていない人にはまったくなんのことかも判らないと思うけど
 毎日、録画してみています。


 行くなら今でしょうということで行ってみました。
 ちなみに、陶器が大好きな妻は結婚前に一人で行ったことがあるそうです。

 そのルートが、小浜に行って信楽回って名古屋に出て
 職場の旅行に合流というコースだったらしいのだけど
 どうに回ったのかさっぱり覚えていないらしい。
 聞けば、旅行者の人に行程を丸投げでその通りに動いたということで 「納 得」



 今回のルートです。
 当初、電車で行く予定で妻に計画を任せたのですが

 旅行会社に丸投げして出てきた計画が、新幹線で京都に行って
 レンタカー借りて、大津の琵琶湖の湖岸のホテルに泊まりという計画

 ならば、新幹線使わないで車で行ったほうがええやろということで
 ホテルだけにして、あとはキャンセルした。

 1日目は、車で大津の琵琶湖ホテルまで行って
 2日目は、赤いルートで信楽に行って信楽の街を散策。
 3日目、琵琶湖を北上して琵琶湖大橋を渡り、湖岸をドライブして「近江八幡」へ
      近江八幡から帰宅となりました。

 2月22日(土)

 朝の7時30分に家を出て、ゆっくり行っても大津には夕方早い時間に着き
 大津市内でもブラブラするかと思っていたのですが、妻がやらかしてくれました。

 朝食を食べていなかったので途中のコンビニでおにぎりなどを買い
 高速に乗って150kmほど走り、休憩でSAに入ったところで
 妻が、「バックが無い!」と言い出す。

 また、いつものことで家に忘れてきたのかと思ったら
 (以前、伊勢の旅行のときも財布忘れた。)
 コンビニのトイレに忘れたかもしれないと言う。

 コンビニの支払いは私がしているので、レシートを渡して電話してみればと言ったら
 スマホもカバンの中だと言う。要するに貴重品すべてということらしい。

 これは、ことによっては旅行どころではない状態になった。
 とりあえず私がコンビニに電話してみたら
 トイレに探しに行ってくれて、カバンはトイレに置いたままだった。

 仕方がない、150kmを引き返しです。
 中身が無事かどうかは着いてから確認です。

 コンビニでカバンを受け取り、中身を確認したら
 「無 事」 でした。

 仕切り直して旅行再開ですが
 一旦、気分を変えようと
 12時になってしまったこともあり
 近くの台湾料理屋で昼食としました。

 ここ、前から気になっていたのですが
 外観からは喫茶店風の建物を居抜きで営業しているので
 ラーメンという雰囲気がなく
 美味しそうには見えない。


 噂では「おいしい」と聞いていたのでこの機会に入ってみた。

 「おおあたり」です。
 麺はタマゴ麺でしっかりしています。
 調べてみたら、チャーシューのお肉も地元の良い品を仕入れているし
 タマゴも、地元の有名な卵屋から仕入れていました。

 そして、なによりも安くてボリュームがありました。
 当初、2人してラーメン&チャーハンセットを頼もうとしたのですが
 お店の方が「多いいよ」というので、セットは1人だけにしました。
 ご忠告どおり、充分な量でした。

 まあ、ホテルに泊まるだけということでゆっくりドライブ。
 天気も雨が降ったりで良くなかった。

 ホテルに到着したのは、19時ちょっと前。
 チェックインして
 ホテル内のイタリアンレストランを
 19時30分で予約。

 今回お世話になったのは
 大津市内の琵琶湖の湖岸に位置する
 「琵琶湖ホテル」


 かなりお高いホテルなのですが、妻のおごりなのでまあいいか。



 もう、暗くなっていましたが窓からは琵琶湖と夜景が見えました。



 残念ながら、遅くてしかも急な予約でしたので窓側のテーブルではありませんが
 ゆったりとした静かなテーブルです。

 サラダとスープは自分で盛り合わせて持ってきて、注文したピザとパスタを待ちます。



 ピザとパスタをいただきながら



 付け合わせのパンと、今日は白ワイン

 呑み切れなかったら部屋でと思ってボトルを頼んだのですが
 呑み切ってしまいました。



 そして、最後にデザートとコーヒーをいただいて 「ごちそうさま」


 酔い覚ましに
 ホテルの外に出てみたけど

 なにも、無さそうだし
 寒いので
 ライトアップされた
 ホテルの写真を撮って
 お部屋に帰った。


 とってもたくさんドライブしたので、早々に「おやすみ」しました。

 2月23日(日)

 2日目の朝です。



 日の出が見たいと思っていたのですが雲で見えなかった。



 朝食は、バイキングです。今日は洋食でそろえてみました。
 目の前で作ってくれたオムライスがとっても美味しかったです。

 さあ、今日は信楽で1日過ごす予定です。
 高速に乗って信楽を目指します。

 3連休の中日のためかちょっと渋滞にはまりましたが、信楽の街中に入り
 そうそうに目にしたスカーレット効果で解放となった無料駐車場に車を駐め
 まずは信楽駅まで歩いてみた。





 駅前には巨大なタヌキがお出迎え。よく見たら、電話ボックスでした。
 あれ? 左下にもタヌキが一匹?



 「信楽驛」(「驛」がいいですね)の駅名のところにも「タヌキ」
 駅前通りは、昭和の匂いがします。

 街中に入ったところに「信楽伝統産業会館」というところがありまして
 こちらで散策のマップが手に入ると聞いていたのでお立ち寄り。

 館内では「スカーレット」の
 特別展示を行っていました。

 ドラマを観ている人にとっては
 うれしい展示の数々ですよね。

 館内は、人でいっぱいでした。





 製陶所が点在する上り下りの狭い道の街中へと入っていきます。



 街のところどころに今は使っていないけど、登り窯が残っています。
 そんな登り窯の中を作品の展示室として使っているところもありました。



 こちらは、「スカーレット」でも出てくる「穴窯」
 年に2回ほどのようですが使っている窯でした。

 使っている薪は、高くなりましたよね?と聞いたら
 束の値段でなく一本で50円だそうです。
 ホームセンターとかで売っている薪よりは安いけど
 やっぱり高いですね。

 こちらは
 街中に何件か点在している
 製陶所の一軒。

 坂を上って
 左に折れたところに
 お店がありました。





 そちらで売られていた作品の一つ。陶器の鉢植え。
 妻がとっても気に入ったようで、買っていました。(右が買った陶器)

 私は、蛇口の付いた陶器でお酒や水を入れるとおいしくなる
 という品が気になったのですが
 デザインがイマイチだったの
 で買いに出ることはありませんでした。



 こちらは、朝ドラ「スカーレット」で「丸熊陶業」で使われた建物。
 こちらの方々もエキストラとして出演されているそうです。


 こちらでも「タヌキ」がお出迎え。





 ここで買い求めたのが、娘夫婦からリクエストのあった「鍋」
 鍋は、写真では大きさが同じに見えますが
 左隅が4人用で真ん中は2人用です。

 どちらが欲しいか後で聞いたら4人用が欲しいというので
 2人用は私が使うことにしました。

 タヌキやカメも買っちゃった。

 カメは目が合って
 娘婿さんがカメ飼っているので、お土産に

 ついでに、タヌキが「買って」と
 お願いしているので、一緒に買って
 小さいタヌキも買うてしまった。





 こちらは、ドラマ「スカーレット」でも火鉢製作風景でも使われたところ。
 「丸熊陶業」の看板はこんなところに



 火鉢ってこんな機械で作られていたんですね。
 右上の写真は、右からこちらで買った小さい火鉢と植木鉢。火鉢は、水入れとかでも使えます。





 無料休憩所「里山テラス」で買っておいたお茶とお菓子で一休み。

 昼の時間はとっくに過ぎていて、街の中心に戻ったけれど
 食事をするところが見つからなくて



 駅前に戻ってやっと食事にありつけた。
 地元のものと思っていたが、普通に観光客が入るお食事どころです。

 私がトンカツ定食で、妻がすきやく定食。


 駅前から、陶器のお店に立ち寄りながら駐車場までもどり
 鍋などを買ったお店に車で再度行って
 買ったものを受け取った。

 ご親切に品物を車まで運んでくださった。

 タヌキさん達に見送られてホテルへの帰路となった。




 ホテルに戻ったのは18時を回ってました。

 ベランダから見える18時からの噴水と光のイルミネーションは始まっていました。
 このイベント19時までで昨夜は終わりの数分だけだったのです。今日は、これ見ることができて良かった。

 さて本日は、大津の街に食事に出かけてみます。

 ホテルを出て駅に向かって歩いてみたのですが飲み屋、お食事処なんて無くて
 そもそも、そんな通りでは無さそうで
 ふと、3年前の東北に行った時の秋田市の街で休日でお店がやっていなかったことを思い出した。

 事前に調べておいた駅近くのお店に行ってみたら、満席。
 駅前通りの反対側に見えた居酒屋に入れた。もう、お店を選ぶ気なんて消えてた。

 こんなことなら、ホテルの中のお店で安心してお食事というのも楽だし間違えないのだけど
 それはそれで、面白くないしね。まあ、こんな街の雰囲気を味わうのもいいかな。



 出だしは、海藻サラダにビール、そしてタコ



 カキにあん肝と移ったところで日本酒。 串カツってのもこちらに来たら外せないね。



 お寿司をいただいて、〆に関西風「うどん」
 妻は、赤だしのお味噌汁をいただいていた。

 帰りは、駅前から出ているホテルの送迎バスに乗ってお帰り。

 今日は、いっぱい歩いて疲れたのでそうそうに「おやすみ」

 2月24日(月祝)

 3日目の朝です。



 日の出が見えた。思っていたよりも右側だった。



 今日はゆっくりチェックアウトということで朝食前に湖岸の散歩に出てみた。
 ベランダから見えた船と建物は、消防署と警察署だった。
 左の船が消防で、右が警察。

 大きな湖、こんな職場もあるんですね。



 左に見えるのが宿泊しているホテルで、山の向こうは京都です。



 湖に突出た防波堤の先まで行ってみた。 行けるところがあると行きたくなる。



 防波堤の先からのホテル。右の写真はホテルの部屋に飾ってあった昔のホテルの写真。
 大きさは違うけど、同じところに在ったのだろうなと思う。


 湖岸の左側のほうも歩いて行き
 妻は、湖岸の左の先の方まで走って行って
 戻ってきた。

 大きな遊覧船があって
 今日の午前に乗ろうと思ったのだけど
 時間が合わなくて、やめた。


 いつか、乗りに来てもいいかな。


 9時過ぎて
 朝食会場に行ったのですが
 空いているかと思ったら
 混んでて、「待ち」になった。

 みなさん、ゆっくりなのね。


 今日は、和食にしてみた。お椀が2つあるけど、一つは温泉たまごです。

 10時半ごろにチェックアウト。



 琵琶湖の西岸を北上し琵琶湖大橋を渡って東岸に移動。
 途中、「やまつく」のオフ会で泊ったホテルの前を通った。
 懐かしいなあ〜と思いつつ、もう8年も前です。

 橋をわたり終えたところでガソリンスタンドに寄ったら
 スタンドのおにいさんが
 「この先に菜の花がたくさん咲いているところがあって、真っ黄色ですごいよ」と教えてくれた。

 しばらく走ると、駐車場待ちの列があって、「ここだな」と車列に並んで待ちになったが
 駐車場の回転は速いようで、すぐに入れました。

 

 確かにすごい一面真っ黄色の菜の花です。 花粉の匂いもすごかったけどね。
 営利目的で無く、地域の方々が植えて管理しているようです。

 暖かい日でもあったけど、春 先取りです。



 琵琶湖の東岸沿いにドライブします。

 途中、オフ会の解散場所となった「鮎家の郷」というお土産とお食事処のお店があって
 懐かしさもあり、お土産の買い足しに立ち寄ってみました。

 昨夜、食べたいと思っていたが、無かった「鮒ずし」と「鮎の佃煮」を買った。

 そんなことで、だいぶ予定を過ぎていますが近江八幡を目指します。
 途中の景色がとても良くて、ドライブを楽しめました。
 途中にキャンプ場なんかもちらほら見えて、いつかここにキャンプに来ようと思った。

 琵琶湖からの水路沿いの道路を通って、近江八幡に到着。
 なるほど、近江八幡は琵琶湖からの水路で栄えたのねと納得。



 近江八幡の観光マップ。駅は下の方にあってマップには入っていません。
 ロープウェイ近くの駐車場に車を駐車しました。



 ロープウェイには乗るつもりはなかったのだけど、登れば街が一望できそうなので乗ってみた。
 15分間隔で運行しているのですが、お客が多いと時間にならなくても動かしてくれていました。
 なかなか、ゆるくてイイよね。



 頂上駅に到着したら、「琵琶湖が一望できる」の案内にひかれて山道を数分歩く。
 辿り着いたところで琵琶湖が見えた。



 ロープウェイの駅側からは町が一望できます。
 昔、城主はこうして湖から来る人や街を監視できたんだね。

 備え付けの双眼鏡を覗くのは子供だけかと思っていたのですが、いい大人が覗いていた。


 山から下りたところにあった日牟禮八幡宮

 せっかくなので、お参りさせていただきました。

 日が良かったのですかね
 たくさんの方がお参りに来ていました。






 もともと近江八幡に着いたら昼食にしようと計画していたのだけど
 菜の花畑やおみやげ屋に寄って、おまけにロープウェイに乗ったりで
 だいぶ昼食時間を過ぎてしまった。
 まあ、朝食が遅かったのでおなかも空いていなかったけどね。

 お目当てのお食事処は、お堀沿いにある「浜ぐら」というお店。
 昼食時間は過ぎているというのに席待ちになってた。
 まあ、お堀沿いなので行き交う舟などを眺めながらゆっくり待ちました。

 いただいたのは、「赤の他人丼」
 牛肉とタマゴで、赤の他人ということのようです。

 すき焼き風味のお味で美味しくいただきました。

 それにしてもこの辺りは「近江牛肉」の看板が多くて
 本当に牛肉をよく食べるのですね。



 昼食後に近江八幡の街中を散策しました、まだ買い足りないのか?
 ここでも、信楽焼きを購入。
 (なんか、ここに載せていないけど他にも買っていたようです。)

 すっかり遅くなって、近江八幡を出たのは16時を回ってた。

 夕食を食べることもなく
 休み休みのドライブで
 一気に家に向かいます。

 長野の姨捨山を過ぎて
 長野市の明かりが見えたら
 もう直ぐだと思ったが
 まだ、100km以上あります。


 家に帰ったのは23時近くになっていた。


 帰宅してから
 さっそく、買ってきた小物を並べてみた。

 カメは、お土産だけど
 とりあえず、あげるまでと
 一緒に並べた。

 かわいい


 TV小説「スカーレット」でにぎわいの「信楽」。
 たぶん、このにぎわいもあとわずかで静かな山間の街にもどるのだろう。

 静かになった街をもう一度訪ねてみたい。
 

 おしまい

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