'19 春 in 奈良

 Sub Title 乗り鉄で”お伊勢様まいり”

 今年の春の旅行は、”奈良”です。

 奈良は、高校の修学旅行以来。
 記憶も、大仏様を見たことぐらいでまったく覚えがありません。
 久々に訪ねてみたくなり春の旅行にと計画しました。

 旅行前夜、帰宅すると妻が熱があると寝込んでいる。
 とりあえず翌朝の状態で判断しようと別部屋で寝た。

 3月28日(木)

 妻が起きたようなので私も起きて、「どうかな?」と尋ねたら
 「なんとか行けそう」というので支度をして出かけることに

 高崎から新幹線で東京へ
 東京から東海道新幹線で京都へ行き
 京都から奈良へ

 朝食は、サンドイッチにLATTE

 妻は、状態が良くないらしく
 飲み物だけ飲んでおとなしくしている。

 

 

 曇りなので富士山は見えないかと思っていたらなんとか見えた。
 移動販売が来て、やっぱり買ってしまったお酒。

 京都駅にはたくさんの人だかり
 天皇陛下が来られるようです。
 そういえば奈良に来られていると
 昨日のニュースで言ってた。

 そんな人だかりを横目に
 京都から快速に乗って奈良へ
 予定の快速はすでに混んでいたので
 次の快速にした。
 

 奈良に到着したのは丁度12時頃でしたが、妻はやっぱり具合が悪く
 病院に行きたいというのでどこかやっていないか探しますが
 木曜日は定休日が多くて、やっていても午後3時からとかで
 なんとか2時からやっている病院を見つけた。

 時間つぶしに近くの「珈琲館」に入った。

 妻には申し訳ないが昼食にいただいたのは「ナポリタン」
 別に奈良でなくてもいただける物ですが
 普段、珈琲館に入ってナポリタンをいただくことはないだろう。
 こうしていただいてみると
 なんか、とても懐かしく美味しかった。

 

 病院で診察を受けて、鼻などを洗浄してもらいお薬をいただいた。
 お宿にチェックインできる時間にもなったのでそのままお宿へ

 

 今回、2泊お世話になった「旅館 松前」さんです。

 ちょっと渋く奈良っぽい旅館にしてみました。
 畳のお部屋。電話はなんとダイヤル式の黒電話です。

 宿泊客はこんな和風の雰囲気を求める外国の方のほうが多いいようです。

 ただ、妻が具合が悪いとなると普通のホテルの方がよかったですね。
 まあ、そんなことは想定しないで宿を選んでましたからね。

 布団も敷いてあったので妻は横になり、私はTVなど見ながらお部屋でゆっくり。

 夕暮れ時になり、外に食事に行ける状態でもなく
 妻に何が欲しいか聞いたら、ポカリとかOS−1のゼリーとか買ってきてと言われて
 そんなものと私の夕食を求めて街へ

 行ったドラッグストアーが凄かった。
 店内に行き交う言葉が中国語、店員も話している言葉が中国語。
 レジは、日本人用が別にあった。
 いや〜、観光地のドラッグストアーって免税店になってるのね。

 

 わたしの夕食用に買い求めてきた本舗 たなかの 柿の葉すし と スーパー成城石井の エビのマリネ。
 日本酒は、地元の奈良っぽいものにしてみた。

 

 柿の葉すしは、3種入り、左から、さば、たい、さけ
 さばが3個、鯛とさけは2個づつ入っていました。
 たいとさけが値は良いのだろうけど、定番のさばが一番良かった。

 そんなこんなで「おやすみ」

 3月29日(金)

 6時前に目が覚めたが、やはり関東よりは西なのでまだ暗い。
 明るくなった6時半頃になって散歩に出かけた。
 奈良公園を散歩したいというのが今回の一番の目的
 そのための2泊。

 元興寺前から奈良ホテル前へ、奈良の街&奈良公園を左回りで周ります。

 

 「奈良ホテル」です。こちらに泊まってみようかとも思ったのですが
 たしかお値段が良かったのでやめた。でもこれをみたらお値段に納得。

 贅沢に、こちらもいいですね。

 

 奈良ホテルに隣接する荒池からから見えた興福寺の五重塔。奈良 いいいわ〜。

 

 奈良公園内の春日神社への参道です。春日神社に行こうかと思ったのですが
 ここまででたくさん歩いていたので今日はやめました。

 鹿さんたちごっそりいます。こんなの山の中で遭遇したらビックリものですが
 ここでは大丈夫ですね。

 

 春日神社はやめて大仏殿へむかいます。 ここでも、普通に鹿さんがフレームに収まります。
 右上写真の中に大仏様がおられるのですが、早朝なので入れません。

 大仏殿の左手を周って
 ちょっと迷い込んだ路地裏ですが
 雰囲気は昔のままです。

 観光客が入らないような
 こんな路地を見つけると
 うれしくなります。
 

 

 最近、復元された興福寺の大極殿。
 こちらは旅館から近いこともあってこの後も何度か訪ねています。

 1時間半ほどの朝の散歩を終えて旅館に戻りました。
 妻も朝食は食べられそうなので2人して朝食の間へ

 

 この旅館を選んだ一番の理由の朝食。このお膳が気に入って申し込みました。
 朝食の間は狂言の練習場らしく部屋の片隅に能が置かれていました。

 妻はだいぶ良くなったとはいえ歩くのは辛そうなので部屋で休んでいるというので
 私だけ出掛けることに

 

 JR大和路線で奈良駅から法隆寺駅へ。
 法隆寺駅から歩いて行ったのですが結構距離があった。
 おまけに境内がやたらと広くてたくさん歩くことになった。

 左手に周って階段を上った先にお堂があって
 その隣に鐘つき堂があった。
 丁度鐘を突くところで鐘が鳴る鳴る法隆寺となった。

 ちょっと高台で五重塔が見える良い場所でした。

 

 適当に歩いて外に出て、案内板のままに法隆寺駅へ

 薬師寺に行きたいのでどうしようかと地図を眺めて
 JR郡山駅で下車して紺屋町の街中を歩いて近鉄郡山駅に抜けることにした。

 

 調べれば紺屋町は藍染め師が集まっていた職人の町としてにぎわっていたとのこと
 今も通りの真ん中に掘割が残っていて当時の面影が残っていました。

 そんな紺屋町で見つけた”箱本館「紺屋」”

 

 藍染め商人の家を改装した資料館です。

 おもしろそうなので入ったら、お祭り日で入館料がタダでした。
 ふだんは300円みたいです。

 こちらの町は金魚の養殖でも有名らしく金魚のオブジェもたくさん飾られていました。
 通りの一角には常設の金魚すくいのお店なんてのもあった。

 近鉄郡山駅から西ノ京駅へ
 薬師寺あたりをうろうろし

 法隆寺も参拝料を払っての参拝はしていないのですが
 こちらも境内を周るだけです。

 お金がかかるのもあるのですが
 入ってしまうと時間がかかる。
 

 事前に調べたこの辺を周る観光バスが食事なしで7500円
 ほとんどが参拝料だと納得します。

 そのまま、近くの唐招提寺へ

 
 

 

 西ノ京駅に戻ろうと思ったのですが地図を見たら「垂仁天皇陵」が近くにある。
 ちょっと歩かなければいけないが、歩いて行ってみることにした。

 

 ほとんどの観光客が歩かないような線路沿いの道を歩いていたら
 電車が通ったので思わず撮ってみた。撮り鉄の気持ちがちょっと解る。

 

 辿り着いた「垂仁天皇菅原伏見東陵」。宮内庁の管轄なのですね。
 墳の方には渡ることはできないようです。
 監視の方が居るのでしょうか。管理小屋がありました。

 

 水をたたえた前方後円墳。前方後円墳は自宅の近くにもあるが
 いまだに水をたたえているというのが凄いなと
 一度、訪ねてみたかったと思っていたところです。

 最寄の尼ヶ辻駅に辿り着きそうになったところで妻から
 「お昼だし、ちょっと散歩でもと考えています。お昼は食べた?」とLINEが入った。

 「30分ほどで奈良市内に戻れるよ」と返して、おち合ってお昼を食べることになった。

 近鉄奈良駅前の「東向商店街」

 昨日の夕方も歩いたところですが
 すごい人混みです。
 しかもそのほとんどが外国人
 奈良なのに異国に来た気分です。

 奈良はまだ京都に比べれば外国人は少ないと
 聞いていたのですが、これでも少ないのでしょうか。

 

 

 お昼は病み上がりだし奈良で食べてみたいとも思っていた「茶粥」にしようかと
 ガイドブックに掲載されていたお店を訪ねたのですが
 店前に辿り着いてみたら「なんか雰囲気がそそられない」と二人の意見が合いまして

 近くにあったカフェ風レストランのメニューの「汁ごはん」に惹かれて入店。
 朝食でも頂いた野と同じ「赤米」の御飯に塩コショウの効いた野菜たっぷりのスープ(汁)
 私は申しわけないがYEBISUのビールも頂いた。

 「ならまち」の路地

 入り組んだこの辺の路地は
 観光名所になっています。

 そんな路地を歩いて妻と観光することに

 

 興福寺の「国宝館」に入ってみた。

 当然ですが、中は撮影禁止です。
 なので写真はありません。

 展示物はどれも確かに
 国宝級でした。
 

 

 そんな「国宝館」の売店で買ってしまった「ASHURA」のTシャツ。
 なんとも神々しいですね。背中の控えめな「興福寺国宝館」がまたイイ。

 しかし、これはどこで着たら良いのだろう。ちょっと、場所と時が限られそうです。

 まだ、妻はあまり歩き周るのは辛いので旅館に戻りました。

 

 今夜も夕食は部屋で食べようということで夕食を買いに街へ出た。
 写真は、帰りに通った猿沢池からの景色です。

 

 買い求めてきた助六寿司に「煮物」。今夜も奈良の日本酒。

 「どん兵衛 きつね」は、関西に来たら買い求めたい一品。
 つゆの味が関東とちがうのです。この薄口醤油がおいしいのです。

 ということで、こんやも早々に「おやすみ」

 3月30日(土)

 今日も朝からお散歩です。
 今日は、昨日行けなかった「春日神社」を訪ねてみることに目的を定めた。

 

 春日神社に向かうまっすぐで広い道を進みます。左上の桜の木の建物までが昨日来たところ。
 右上の鳥居から先は、ちょっと上りになっている春日神社までの参道です。

 

 朝、7時頃。さすがに人は少ないですね。
 たまに行き交うのは地元の散歩の方と私のような気まぐれな観光客だけ。

 右上写真の中門までで春日神社の参拝は終了。

 山を下り、国際フォーラム前を通って
 東大寺手前まで歩き
 興福寺を通過して帰ります。
 

 

 本日の朝食です。昨日が和食でしたので今日は洋食にしてみました。

 洋食はおいしいコーヒーが付いているのでうれしいのですね。
 ただ、一泊でしたら昨日の日本食がいいですね。

 昨日の朝食で紹介した能面の置いてある壁は松の絵になっていました。
 この前で狂言を行うようです。

 妻がやっと回復したので半日だけですが奈良観光に
 大仏様へのごあいさつは欠かせませんということで「東大寺」へ

 

 左上が昨日の朝7時頃。右上が今日の10時頃。
 人もいっぱいですが、人に紛れて鹿せんべい目当ての鹿もたくさんいます。

 

 大仏様は、この大仏殿の中におられます。ちょうど桜が綺麗に咲いていました。

 

 そして、大仏様にごあいさつ。

 こちらの柱の穴。修学旅行で来てくぐったと思うのですが
 今は無理ですね。(汗

 

 東大寺(大仏殿)への参拝も終わり今回の奈良観光は終了。

 

 今回、利用した「奈良公園 フォークマップ」です。
 宿泊した旅館は、右下の猿沢池の近く東寺林町にありました。

 東大寺の観光を終えて、お昼前ですが予定より早くに京都に行きたいと
 妻が言うので、バスでJR奈良駅へ行き京都へ

 

 病から復活した妻のねらいは、京都駅ビル「伊勢丹」での
 京のうまいものの買いあさりでした。

 昼食の時間を削って買いまくります。
 用意しておいたバックもいっぱいになり
 入りきれない手提げ袋がたくさんになった。

 昼食は、伊勢丹で買っていただいた
 「うなぎ弁当」とホーム売店で買った
 「京都麦酒」

 妻は、サンドウィッチ

 私は、麦酒の酔いも手伝って少し寝入った。
 

 奈良、妻が具合が悪くほとんど観光できなかったし
 まあ、妻は仕事で何回も行っているからいいのだけど

 また、奈良を訪ねてみたいですね。

 おしまい

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