’18春 能登和倉 ウォーキング

 能登和倉を歩いてきた。

 正確には七尾ウォーキング協会主催の「能登和倉万葉の里ウォーク 2018」
 に参加してきた。

 事の発端は昨年の信州飯山のマラソン大会
 イベントブースで能登和倉のマラソン大会を紹介していた。
 妻がこのマラソン大会に行きたいというので
 来年の春は、旅行を兼ねて行こうかということになった。

 能登和倉のマラソン大会にエントリーをした妻が
 ウォーキング大会もやっているよというので
 大会が終わるまでの時間つぶしに私は歩いてみようかとエントリー
 和倉温泉の宿も確保し、前泊でゆっくりして翌日は歩いて(妻は走って)
 和倉温泉満喫旅行の予定は決まった。

 さて、年が明けて「そういえば、ちーちゃんの卒業式っていつなの?」
 という話題になって確認してみたらマラソン大会前日だった。

 前日、和倉温泉入りは無理。マラソンもキャンセルするきりないか?
 卒業式が終わってから和倉温泉に前夜に入れるが
 夕食がキャンセルできない宿だ。無理だな。

 いやいや、金沢までなら夜に到着できるぞということになり
 金沢駅近くのホテルを予約し和倉温泉のお宿はキャンセル。
 翌日、朝の電車で和倉温泉へと計画を変更した。

 またまた、月日は流れて3月の初旬に
 妻が、都合が悪くなって行けないと言うことになった。

 そもそもの妻の希望での能登和倉のマラソンだし
 和倉温泉行きはやめようかとなったのですが
 私は、ヒマだからひとりでも行ってしまおうかと

 金沢駅前のホテルはひとりではもったいないので
 金沢と和倉温泉の間の小さなビジネス旅館を確保し
 金沢のホテルはキャンセル。

 せっかく予約させていただいた旅館やホテルには申し訳ないです。

 かくして、妻公認の大手を振ってひとり能登和倉ウォーキングとなった。

 3月 10日(土)

 ちーちゃんの卒業式を終えて東京から高崎に戻り
 車に用意しておいた旅行用の服に着替えて高崎から金沢へ
 この間が分刻みの行動でちょっと忙しかった。

 北陸新幹線に乗って
 金沢に向かう車中となったところで
 やっと一息。

 ビールにありつけた。
 

 

 夕食用として高崎駅で手にいれた鳥めし弁当が本日の夕食。
 この鳥めし弁当、グンマーでは人気のお弁当です。

 実はこのお弁当、ちょっと前に館林マラソンの参加した妻が
 抽選で当たったお弁当券で手に入れたお弁当。
 いつか交換してと、この機会に使わせていただきました。

 

 金沢駅に着き、IRいしかわ鉄道(七尾行)のホームに立つと
 ローカルっぽい電車が停まっていた。

 20時16分、宇野気という駅で下車。遅い時間だったので駅員がいなかった。

 お宿の場所は駅から近いのですが、先にコンビニで買い物がしたいと
 こちらも調べ済みのコンビニに向ったのですが、歩いてみたらやたらと遠くて
 片道10分ほどかかってしまった。

 そんなことをしていたのでチェックインしたのは21時ちょっと前。

 

 本日のお宿の部屋。小さな町にポツンとあるビジネス旅館。
 シングルで申し込んだのですがツインの部屋でした。
 ベットはひとつだけメーキングされているので
 シングルの場合はこのパターンなのでしょうね。

 空いているベットに
 明日の着替えなどを広げて
 すぐに着替えて出かけられるように準備。

 広い部屋だと便利ですね。
 

 コンビニで買ってきたお酒(ビールに酎ハイ)を呑んで「おやすみ」

 3月 11日(日)

 

 6時56分の電車に乗るために朝食が付いているのですが7時からなのでいただけず
 昨夜買っておいたおむすびのひとつ「香り箱の寿司」を部屋でいただいて これが朝食。

 おむすびはどちらも北陸っぽいものを選びました。
 ちなみに、「香り箱」のカニは”カニもどき”です。

 こちらが、泊まったお宿の外観。泊まった部屋はここからは見えない奥の方でした。
 外観よりはかなり奥行きの長い建物の様です。
 車がたくさん駐車してあるのでそれなりに宿泊客がいたようです。

 

 乗車券を購入してホームへ。
 通しのキップを買っておいて途中下車すればよかったとちょっと反省。
 昨夜は、宇野気まで行くんだということきり考えていなかった。

 昨夜乗った電車と同じ濃いピンク色の電車がやってきた。
 車中は、マラソンに参加するであろう人々でいっぱい。
 なんとか、ひとりなので座ることができた。

 七尾駅で降りて、乗換え時間20分で右上写真の穴水行きに乗り換え
 2両の車両となったため、都会の満員列車並みになりました。
 こちらは早めにホームに立っていたので座れた。

 なんとか皆さん乗り込んで、6分で和倉温泉駅に到着。到着時間は、8時23分。
 駅からは、マラソン大会受付会場までバスがピストンで動いているのですが
 すでに駅前には長蛇の列ができています。

 歩いて向かう人も多いので受付会場まで歩いて向かいます。
 まあ、2Km程度ですかね。
 どうせ、ウォーキングで歩くのだしこのくらいは気にならない。

 実は、ウォーキングの受付場所とマラソンの受付場所は違うのですが
 今回来られなかった妻の参加引換券を預かっていたので引き換えに向います。

 マラソン大会にエントリして都合で参加できなくなっても参加料は戻ってこないのです。
 こうした参加賞も受け取りにいかなければもらえないのです。
 妻はいろんなところにエントリして結局行けないでいるのでたくさん寄付しているようです。

 その後、ウォーキングの受付会場へ。 

 

 やっと受付会場のわくたまくんパークに到着。 結局、ここまでで2.5kmほど歩いています。
 マラソンと違ってかなりユルイ雰囲気の受付です。 受付を済ませまだ時間があるのでブラブラ。
 電車の中で食べようと思っていた「福井梅のおむすび」はここでいただきました。

 

 受付でいただいたA4両面印刷のウォーキングコース図です。 ”和倉温泉散歩マップ”を流用しているようです。
 5kmコースと11kmコースがあるのですが、5kmは七福神を巡って温泉街を歩いておしまい。
 11kmはそのあとに能登大橋を渡って戻ってくるコースです。(右上の能登大橋の先の折返し点は切れています。)

 ウォーキングのスタート前にマラソンのスタートがあったので応援です。(妻は出てないけど)

 

 フルマラソンが10時00分きっかりにスタートしました。 向かいの台上では旅館の女将が応援しています。

 

 走者が延々と目の前を走っていきまして、全員がスタートし終わるのに5分程かかりました。
 フルマラソンの参加者は約5000人も参加しているらしいです。
 他に別のスタート地点から10kmマラソンが約2000名います。
 正式な名称は、「能登和倉 万葉の里マラソン2018」 かなり大規模です。

 マラソンの方々がスタートし終わったところでウォーキングの開催です。

 

 10時15分、参加者がバラバラと受付前の芝生の広場に集まりました。
 大会主催者の御挨拶の後に体操。こちらの参加者は約300名
 マラソンに参加している選手の家族も多いみたいです。

 10時30分がスタートなのですが、別にタイムを争うわけでもないので
 準備が出来たところで30分より2,3分前にスタート。

 

 温泉街というよりも、住宅街を歩きます。やがてちょっと山間に入りまして
 小学校を周り込むと温泉街に戻ったようです。

 

 温泉街の裏手の細い裏道。 古くからある温泉街にはよくある小道ですね。
 そもそもの温泉街はこんな雰囲気だったのかもしれない。

 突然現れた大きなお寺「信行寺」。
 こんな大きなお寺があるなんて思ってもみなかった。

 

 ほとんど平坦な道を歩くのかと思っていたのですが
 いきなり「青林寺」の長い階段が目の前に現れました。
 あら、ちょっとこたえそうだなと目の前の長い階段を上りきったらまた階段。

 

 あらあら、「和みの丘」というところを登るようです。
 さすがにここでは汗ばんできました。

 おしゃべりおばさん達もちょっと口数が少なくなった。

 

 なにやら先ほどから鐘の音が聞こえるなとおもったら
 頂上に鐘つき堂がありました。みなさん、ここで鐘を突いていたのですね。

 せっかくなので私も並んで一突き「ゴ〜ン」
 鐘つき堂からは、七尾湾を望むことができる素晴らしい眺望でした。

 山を下りまして温泉街に戻ります。

 

 今時のコンクリートの旅館の中に古風な旅館が現れた。
 しかも、旅館のまえには大きな水辺が広がっている。
 大正浪漫の宿「渡月庵」です。

 実は前日入りして泊まろうと予約をとったのはこのお宿でした。
 この造りですから部屋にはトイレもバスもないのですが
 料理はこだわっていると紹介されていました。

 今回の旅行で楽しみにしていたお宿なのですが、こうして改めて拝見すると
 せっかく予約がとれたのにキャンセルなんて残念です。
 いつか、リベンジしたいと思います。

 有名お宿の「加賀屋」さんの前を通りまして和倉港公園に出ると目の前に湾が広がっています。

 

 遠くにこれから歩く能登大橋が遠くに見えた。
 これから、右隅に見えるホテルの前を歩いてあの橋を渡りきって戻ってきます。

 ホテルの前を通りまして
 スタート地点に戻ってきました。

 ゴールと書いてあるのは
 5kmコースのゴールです。

 この時点で11時30分頃。
 時速5kmなので思ったより
 早いペースですね。
 

 

 幅の広い道でですが、観るべきものもない道の歩道を歩いて
 やっと能登大橋が見えてきた。

 橋を歩いて渡るのが楽しみなんだけど
 一人だったら橋を渡るためにわざわざ温泉街から歩いては来ないだろうな。

 

 真ん中が盛り上がった橋はきついことも無くさくさくと歩けます。
 ちょっと風が強いかな。 帽子は飛ばされるので注意が必要です。

 左右の眺望はいいですね。 あいにくの天気がちょっと残念です。

 

 橋を渡りきった先の駐車場で折り返し、渡ってきた橋を戻ります。

 

 右手に見える建物が和倉温泉街ですね。ゴール地点は、温泉街の左側、緑の木々のあたりです。
 こうしてみると遠そうですが後3kmぐらいです。

 

 ゴールです。
 ゴール前には、温泉キャラの「わくたまくん」が出迎えてくれていました。
 私、このキャラ 好きです。

 いただいた「完歩証」ゴール時間は、12時45分でした。
 11kmを2時間15分で歩いたことになります。

 別に疲れはありませんね。ちょっと物足りない気がします。
 お昼時になったのでお腹は空きましたが
 昼食をとれば、まだ2,3時間は歩けそうな気がします。

 

 ゴール手前に見えていたイベント会場に移動。
 まずは、参加賞のつみれ汁の列に並びます。
 丁度ピークの時間だたのかいただくのに10分ほどかかりました。
 妻の参加券も使えたので2杯いただき。

 イベント会場で使える金券500円分もありまして
 こちらも妻の分をいただいているので1000円分保有。

 どうしたものかと会場を見まわしてみると
 みなさんカキを炭火で焼いていただいています。

 自分でカキを焼いたことなんてないのですが
 まずは皆さんの焼き方をちょろちょろと参考にして
 焼いていただいてみることに

 

 

 カキを5個500円で購入しまして、別のテントで紙皿とお箸、カキを開ける器具と軍手片方をいただきます。
 残った500円で生ビールを購入。これで、1000円使い終わった。

 カキを網にのせまして、時間が経ったら貝の隅間からアワが噴きはじめた。
 左手に軍手をはめて貝をつかみ、アワが吹き出た隙間に器具を差し込んで貝を開きます。

 適当に焼けたところでいただきました。
 お醤油とかレモンなんて無くてそのままでしたが適当な塩味で美味しかったです。
 この「能登カキ」の炭火焼きがこの大会の魅力の一つのようです。

 まだ呑み足りないところですが、後は電車で呑めばいいやと帰途へ

 イベント会場からは駅行きのバスが出ていたのでバスで駅まで
 駅の中に特設ワゴンで売っていたお土産を購入。これで家へのお土産は確保。
 ついでにお酒のおつまみ用に「ほたるいかの素干し」を購入。
 肝心のお酒が駅には売っていなくて、駅前の酒屋に行って手に入れました。

 

 帰りは金沢まで15:20発の特急「能登かがり火」に乗車です。
 別に普通車でノンビリもよかったのですが、この時間帯になかった。
 まあ、ゆっくりお酒をいただくには特急の方がいいよね。

 

 金沢で新幹線に乗り換え。
 駅中でなにかおいしいものを買いたかったのですが乗り継ぎ時間が短くて
 駅中のコンビニで適当に食べたいものを(呑みたいもの)を手に入れました。

 やっぱり飲み足りないので、ワゴン売りでビールを追加購入。

 お家に買ってきたお土産はこれ 金つば 

 気付いたら、あと2つになっていた。
 

 今回は、図らずも一人旅となりました。

 まだ、寒いけど初春の和倉、いつかまた行けると思います。

 おしまい
 
 

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