’17初秋 日光中禅寺湖 キャンプ


 ここだけは、年に一度は訪ねておきたい

 「菖蒲ヶ浜キャンプ場」

 今年も訪ねることができました。
 ここだけは年に一度は訪ねたい
 キャンプ場です。



 ルートは、いつものとおり足尾周り。

 9月11日(月)

 家を出たのが9時頃。所要があり市役所に立寄ってから向かいました。
 途中のスーパーで2日分の食料・お酒を買い揃えるのに1時間も要してしまった。

 いつものことですが、既に自宅から持ち出している食料と新たに買い込む食料で
 2泊計6食分をどうするかを考えると時間がかかってしまいます。

 キャンプ場に到着したのは13時頃になりました。

 駐車場に着いて、200m先の管理練で手続き。
 いつものとおり注意が書かれた紙を渡されるのですが
 口頭でも焚火や6時以降の音について注意がありました。

 以前には口頭での注意がなかったところを見ると
 最近いろいろと問題が発生しているのでしょうね。

 それと 「最近、隣の水産試験センターに熊が出たので注意してください。」 と
 熊を見たのでなく建物の壁が壊されていたのだそうです。

 「まあ、大丈夫だとは思いますが売店には24時間人がいますから
 なにかあったら売店に声をかけてください」
 と言われました。

 売店まで逃げ切れる自信ないし
 遭遇したら、そーっと逃げるしかないですね。

 料金は、変わらなく1080円でした。(タープ使用だとプラス1500円)
 小さいテントに小さいタープでもタープ代がかかるのか
 たずねてみたいと思っていたのですが、やめときました。

 管理練前の小さめのリアカーを借りて駐車場へ。

 

 今回の設営場所は、上のキャンプ場の見取り図の赤丸のところ。
 ちなみに、川より下のエリアは夏休み時期のみ解放されます。

 水場、トイレが近いのと大きなテントを張り難いエリアなので
 好んでよくこのエリアを使っています。
 ただ、近くにある池に流れ込む水の音がうるさいかな。

 今回みたいな平日でキャンパーが少ないときは
 もっと上の方でも良かったかもしれない。

 まあ、好きに選べるのはフリーエリアの良いところですよね。

 

 設営場所にリアカーを置いてさて設営開始。
 ごらんのとおり雨が降りそうな天気です。 時々、ポツポツと雨が降ってきています。
 設営に1時間強もかかってしまったが、なんとか雨が本降りになる前に設営完了。

 設営が終わりビールと思ったら
 雨が降ってきたのでテント内です。

 ビールのお供は保存食の
 「とり野菜煮込み」
 温めていただきました。

 まともな昼食を食べていなかったので
 ちょっとお腹が空いていた。


 その後、雨が本降りとなり予想以上に風も強くなり
 もはや、テントから外にはなるべく出たくない状況になった。

 テント内でスマホでウダウダ。(今回、本を持ってくるのを忘れた。)
 ちーと、眠くなったので横になったら1時間半ほど寝てしまった。

 

 夕 食 です。

 スーパーの鮮魚コーナーで「さんま」が目に留まった。
 今年は不漁で「さんま」は貴重らしい。
 そんなことを聞くと余計に食べたくなり1尾購入してしまった。

 実は、雨の予報はわかっていたが、まあ小降りだろうとタカをくくっていた。
 雨風強くとても庇を出して外で火を熾してなんてのは無理。

 さりとて生のお魚。今日、食べなければダメになるよなと
 テント内の前室に焚火台を設置し、小さく火を熾して「さんま」を焼き
 「やきとり」も焼いて、やっぱりビールは「秋味」だよなと
 自分は、テント内にあぐらをかいての呑みモードとなりました。

 前日にいただいた「すだち」を「さんま」に絞って頂きました。
 いや〜、この「さんま」が実にうまかった。

 ガスランプと小さな焚火の炎の灯りの中でかなり強い雨音と風の音を聞きながら
 適当に酔って 「おやすみ」

 この時期は、もう寒い夜なのですが今回はそんなに寒くない。
 前室内の焚火でテント内はほどほどに温かくなっているという効果があった。

 9月12日(火)

 5時30分頃に目が覚めた。 昨夜、早くに寝ていますからね。 キャンプでは早寝早起きです。
 昨夜の雨は明方には小降りとなったがまだ雨は降っています。

 

 本日の朝食

 朝から「とんこつラーメン」
 昨夜、「さんま」と「やきとり」だけだったので(チーズだののつまみも食べているが)
 夜中に小腹が空いてきて、朝はラーメンが食べたいと考えていた。

 朝なので、牛乳もちゃんといただきます。
 牛乳は、当然グンマーの「榛名牛乳」ぐんまちゃんマーク入りです。
 中禅寺湖は栃木県だけど「レモン牛乳」なんて飲みません。

 さてさて、本日の1日なにをしようか?

 今日は雨予報ですが
 観光船に乗って対岸まで行ってみました。

 菖蒲ヶ浜9時50分出航です。
 

 

 この時期、修学旅行の小学生達がたくさん日光を訪れていまして
 観光船からはたくさんの小学生が降りてきました。

 内心、降りてくれて良かった〜と おかげで、船内は静かです。




 出航早々に左側にキャンプ場が見えます。
 湖上から見えるキャンプ場は木々におおわれています。
 私の黄色いテントが見えました。

 観光船なので
 対岸に近づいてくれたりもします。
 以前、湖を一周したときは
 この辺を歩いていたはずです。

 今回、天気が良ければ早朝に歩き出して
 このあたりを歩き
 対岸から観光船で帰ってきたいと思っていました。
 雨なので、このプランはまた後日ですね。


 

 航路として見えた順は右からです。まずは、「イタリア大使館別荘」 続いて、「英国大使館別荘」
 7月30日に妻と日帰りで訪れた場所です。こうして、湖から見たいと思っていました。
 そして、本日下船する船着き場「立木観音前」です。

 

 下船直前に見た「男体山」。綺麗なすそ野ですね。
 遊覧船には、ここからまた団体が乗り込んでいきました。
 団体とご一緒でなかったのはラッキーでした。

 ここからキャンプ場までは、歩いて帰ります。
 ただ、雨が激しくなったらバスに乗るつもりでした。
 赤いラインが、歩いたところです。
 約7kmほどです。 大したことないですね。

 途中で休憩もしたので2時間程度でした。


 

 一番左の写真は、「湖畔園地」付近です。
 ここまで歩いて来る途中には、「ベルギー大使館別荘」と「フランス大使館別荘」がありました。
 まだ、大使館の別荘は存在しているようです。
 昔は、本日歩いた湖岸にもたくさんの別荘があったそうです。

 

 到着までもう1kmぐらいの場所ですが、ボートハウスで休憩です。
 戦後、進駐軍の保養施設となっていた建物です。

 床板は土足で入るには申し訳ないほど輝いています。
 さすがに雨の日なので、土の着いた来客用に靴を覆うビニール袋が備えられていました。
 そのビニール袋を靴の上から履いて室内に入りました。

 室内には、昔のボートなどが展示されています。
 左のヨットは模型です。いつか、こんなの作ってみたいなと思っています。

 サービスのお茶(自分でお茶パックにお湯を注ぐもの)がありまして
 こんなキレイな部屋の中でいただくお茶が、とってもおいしかったです。

 菖蒲ヶ浜キャンプ場の入口に到着。

 心配した雨も時折の小降り程度でした。
 この時点で12時30分頃。

 天気は、晴れてくるようです。
 一度、テントに戻って休憩&ランチとします。
 

 

 本日のランチは、スパゲッティ・アラビアータです。
 ソースは、以前に使った余りですね。ここで使い切っておきます。

 本当はここで歩き終えたご褒美でビールといきたいところなのですが
 この後、温泉に行きたいのでちょっと我慢します。

 食後に向った温泉は、湯元温泉の「おおるり山荘」
 前回、湯元のキャンプでお世話になった温泉です。

 山荘は見てのとおり殺風景な建物に不釣り合いな玄関ポーチ。
 たぶん、こちらの宿泊料はとってもリーズナブルなんです。
 お風呂施設もキレイではないのですが、お湯は湯元の温泉です。

 入浴料500円。しかも手ぬぐいと歯ブラシのサービス付き。
 このサービスはいらないのだけど、湯元で500円は安いです。

 ゆっくりと温泉に浸かり、汗を洗い流してきました。

 

 温泉から帰ってきて、やっとビールが呑めます。
 歩いた後のビールもいいけど、温泉の後のビールはもっといいよね。

 ビールのお供は2種です。

 まずは、オイル・サーディンをストーブで温めてレモンを絞っていただきます。
 これ、先日ネットで見つけた料理で食べてみたいと思っていました。
 レモンの代りに「いただきものの「すだち」を使っています。

 初めていただいた感想は、缶詰とは思えないおいしさです。
 さすがに昨夜の「さんま」には敵いませんが似た風味のおいしさでした。

 2品目は、「オリーブオイルのニンニク揚げ」
 ずっと持ち歩いていたオリーブオイルですがここで全て使い切ります。
 オリーブオイルにニンニクを投入して揚げるだけです。
 絞りきった「すだち」も投入。少し「すだち」の香も出たかもしれない。
 揚げたニンニクはホクホクでした。
 たぶん、あのニンニク臭はあまりしないと思います。

 まあ、臭ったところでソロキャンプ、気になることはないですね。

 

 そんなことで、午後からはビールを呑んでくつろいでいたら
 いつの間にか晴れました。男体山には虹がかかっていました。

 写真だと解りにくいですが、遊覧船の上空に虹が見えます。
 きっと船上では子供たちが虹だ虹だと大騒ぎなんだろうね。

 

 たま〜に撮るキャンプ場での自撮り。
 たまには違うアングルと思いつついつものアングルです。

 お酒ばかり呑んでいるわけではありません。くだものもいただきます。

 

 5時半頃になってちょっと早いのですが夕餉モードに入ります。
 今日は「静岡風おでん」です。

 この時期、夜は寒いので「おでん」にしようと探していたら見つけた一品です。
 静岡風に限ったことではないのですが、この手のパックの良いところは
 「常温で保存できます」の文字です。特に2泊以上のキャンプでは重宝します。

 パックのままお湯で温めても良いのですが、鍋にあけて直接温めます。

 

 やっぱり「おでん」には日本酒ですね。
 日本酒も好きなのですが、なぜかすぐに酔うので小さい瓶にしています。

 「静岡風おでん」っていただいたことがないのですが
 なにやら「かやく」を好みでかけていただくようです。
 「かやく」っていうのは削り節のようでした。

 静岡風おでん おいしかったですよ。

 

 今回の焚火用の薪は家から持参したものを使用しています。
 大量に持ち込んだのですが、持ち帰るのも面倒なのでガンガン燃しています。
 一部だけ、翌朝の暖で燃やしました。

 焚火で暖をとりながらお酒を呑んで静かな夜を楽しみました。
 満天の星空とはいきませんでしたが、星も見えました。

 昨夜の経験から熾火となった焚火をテント前室に持ち込みまして
 テント内を温めています。

 9月13日(水)

 予報どおりの晴れの朝です。

 予報が外れて雨だと
 撤収が大変なので困るのです。

 雨のキャンプは大丈夫(好き)なのですが
 設営と撤収時の雨は避けたいです。
 

 

 さて、いままでこの時期のキャンプは夜(早朝)が寒くて懲りていたのですが
 今回、シュラフを二重にすることで温かく眠れました。

 いつも春秋には寒い思いをしていて「湯たんぽ」も時間が経つと冷たくなって
 もっと温かいシュラフを買おうかと思っていたのですがお値段が良くて躊躇していました。

 ふと、なにが違うのかとみたら羽毛の量が違うだけのようなので
 ならば、初期の頃に買ったシュラフを合わせて使えば温かいかと使ってみました。

 効果バッチリですね。温かかったです。これで、春・秋のキャンプも快適です。
 荷物が増えるのは、仕方ないですね。

 朝食です。

 バスケットはトーストしてバターを塗り
 いつも持ち歩いていたカレー缶を温めて
 デザートにバナナ
 後は、野菜ジュースとコーヒー

 余りものの処分です。
 

 9時40分撤収完了。
 10時までに完了を目途としていたので
 予定以内ですね。
 といっても7時30分頃からやっていたので
 かなりのんびりした撤収作業です。
 まあ、急ぐ用もないし「いいか」
 ちなみに(気にしたことはないのですが)
 ここのチェックアウトは11時です。
 超過したければデイ料金540円払えばいいみたいです。
 

 

 管理錬近くの川をヒメマスが遡上していました。

 左の写真にはウヨウヨとヒメマスがいるのですが、良くわからないですね。
 迷ったのか疲れたのか1尾だけ岸の近くにいたので撮りました。

 先日、ランチで妻が食べた魚です。
 なので、泳いでいる姿をみても「おいしそう」と思ってしまいます。

 帰りは国道120号で沼田経由で帰ります。
 帰りのランチは、トミタのとんかつにするか馬鹿旨のトマトラーメンにするか
 永井食堂のもつ煮定食の三択なのですが
 今回は、永井食堂にしようと心に決めて帰路に着きました。

 途中、トミタも馬鹿旨も「お休み」。永井食堂に決めておいて良かった〜。
 水曜日はトミタも馬鹿旨もお休みみたいですね。覚えておきましょう。

 

 そんなことで12時30分頃に着いた「永井食堂」ですが
 駐車場もいっぱいで店舗には待ちの行列できていた。
 待つこと数分で空いたスペースに車を駐車し行列へ
 流れは速いのですが待ちます。

 並んでいる途中で注文を聞かれて
 いつものとおり「もつ煮定 半ライス」と答えるのですが
 行列から席に座るとスグに注文したものが出てきます。
 いや〜、あの記憶力というかさばき方はすごいですねえ。

 ちなみに私は「半ライス」と注文していますが
 盛り、平ら、レディースっていう注文の仕方もあるようです。

 なにが正しいのかわかりませんが、「半ライス」と「平ら」が同じようです。
 普通に「盛り」なんて頼むと凄い多いです。
 おいしくいただきまして、帰宅しました。

 中禅寺湖、菖蒲ヶ浜キャンプ場 やっぱりいいですね。
 

 おしまい
 
 

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