'17 夏 in 東 北

 8月27日(日)

 今年は、冬の「信州飯山」 春の「お伊勢様参り」と「乗り鉄」の旅を楽しんだので
 夏も「乗り鉄(呑み鉄)」で楽しもうと東北へ行ってみました。

 

 で〜ん と 東北の地図を載せてみた。

 今回の行程

 1日目
  上越新幹線で 新潟へ
  新潟 から「きらきらうえつ」に乗って 酒田 へ  青いライン 
    酒田 から特急「いなほ」で 秋田 へ  黄いライン 

 2日目
  秋田 から「五能線 リゾート しらかみ」に乗って 青森へ  赤いライン 

 3日目
  青森 から青い森鉄道で 八戸 へ  緑のライン 
  八戸 から八戸線で 久慈 へ     オレンジのライン 
  久慈 から三陸鉄道で 宮古 へ   茶色のライン 
  宮古 からバスで 盛岡 に出て
  東北新幹線で帰路


 夏の旅行の始まりです。

 上越新幹線で新潟に着いた。

 新幹線っていうのはどうも鉄旅の
 雰囲気になれないので
 ここからが今回の乗り鉄のはじまりとします。

 呑んでばかりなので「呑み鉄」とも言います。

 

 新潟駅に着いたのが9時01分。次の列車まで1時間以上の待ちがあります。

 私としてはゆっくりと旅のお供を揃えるための余裕の時間としたかったのですが
 妻が新幹線車内の小雑誌を見て、駅近くの商店街へ行きたいと言う。

 歩いて15分ほどの場所、往復すれば30分。
 けっこうな距離であるけど付き合うことにしました。

 

 地元のおいしいものでも買うのかなと思ったら
 着いたところは昔の商店街でしたが、今はおしゃれなお店が集まっているところでした。

 目的はおいしいものではなく ”おいしいものを置くもの” でした。
 むりくり開店準備のお店を開けてもらい、小皿を2枚ご購入です。

 

 

 新潟発 10:13 「きらきらうえつ」に乗って 酒田 へ

 

 車体がキラキラ模様です。
 「きらきらうえつ」 土日祝日(8月だけほぼ毎日)に運行している観光列車です。
 普通運賃で乗車できますが、全席指定の指定券が必要です。

 

 最後尾の4号車でしたので列車の後方風景を楽しむことができました。

 4号車には、和服の男女の団体が乗車していまして
 なんの集まりですか?と聞いたら、和服を着て旅行を楽しんでいる集まりでした。
 (なにやらイベントの団体かと思ったのですが、深い意味もなくそのままでしたね。)

 おかげで他の車両に比べて賑やかでした。
 普段は静かな車両が好きですが、観光列車は賑やかなのがいいです。

 和服の皆さんも酒田で降りて迎えのバスに乗り観光にむかいました。
 観光しておいしいもの食べて日帰りで帰るそうです。

 

 車窓からは村上あたりまでは左右に延々と広がる田園風景。
 村上を過ぎたところでやがて左手に海を見ながらの列車旅となりました。

 この海を左手に見ながらの列車旅はこの後もつづきます。

 

 「呑み鉄」のはじまりは、「風味爽快ニシテ」という新潟の地ビールで乾杯。
 早速、先ほど新潟市内でご購入したお皿を使っています。

 お昼時になったので「おむすび」をいただきました。
 朝から呑み食いしているのでお腹空いていません。

 酒田には 12:51に到着。
 次の列車まで2時間弱ありますので駅から数分の「本間美術館」へ

 

 

 左上の美術館に豪商だった本間家に伝わる庄内藩主酒井家・米沢藩主
 上杉家などの諸藩からの拝領品が展示されています。

 これだけかと思ったら美術館の奥に右上の「本間氏別邸」がありました。
 美術館の入館料は別邸と一緒になったものでした。
 この別邸のお部屋と部屋からの庭の眺めがよかった。

 美術館で入館料を払う時に「本間家旧本邸」とセットになっているものがあり
 あまり考えずにセットで購入したのですが
 美術館から本邸まで徒歩で20分ぐらいかかった。

 

 

 そんなことでやっと辿り着いた「本間家旧本邸」なのですが
 入って15分ほどで列車の時間が近づいてきたので引き揚げ。
 もう少しゆっくり観たかったですね。

 この辺が列車旅のつらいところ。
 帰りはタクシー呼んで駅までお帰り。


 酒田発 14:41 特急「いなほ」に乗って 秋田 へ
 

 

 顔出しパネルで写真を撮って運転手気分。 あ〜、これじゃ ただのオタクだ。
 そんな「いなほ」の車内はさきほどの観光列車とちがってガラガラ。

 

 右手に田園。左手に海岸線を眺めての列車旅はつづきます。

 

 当然のように持ち込んだマイカップにこの時は赤ワインで「呑み鉄」です。

 妻は慣れない手つきで列車乗継検索を行なっています。
 なにやら良からぬ欲望に駆られていたようですが、この時は気付かなかった。

 秋田に 16:04 到着。

 

 秋田駅構内はたくさんのなまはげが歓迎してくれました。
 駅舎は、新幹線ができた時に新しくなったのでしょうか。
 きれいで広いです。

 そういえば30年以上前に酒田・秋田を旅行したはずなのですが
 こうして再来してもその時の記憶がまったく蘇りません。
 たしかに訪れているはずなのだがなぁ〜。

 今回の旅は「乗り鉄」の旅なのでホテルは駅の近くです。

 必然的にビジネスホテルになります。
 まあ、節約したいということもあるのですが・・

 数あるビジネスホテルでこちらを選んだのは
 温泉ですね。

 これで、旅行気分になれます。
 

 温泉に入って休憩してから
 ホテルにあった街の案内図を片手に夕餉へと街に出たのですが
 はてさて、どちらに行ったものか?

 今日は秋田の郷土料理で「きりたんぽ鍋」なんて食べたいよねと 意見は一致。
 とりあえず旧市街と思える飲み屋街へと行ってみましたが
 人の気配が全くない。営業している呑み屋もあるのですが静かで入り難い。
 考えてみれば日曜の夜。飲み屋街はお休みに等しいですよね。

 考えが間違っていました。駅前が正解ですよね。
 駅前に移動したのですが、やっと見つけた賑やかなお店は「貸し切り」でした。
 次に見つけたお店も予約でいっぱい。心折れますね。
 次に見つけた 全てが個室の「居酒屋」 でやっと 夕餉(呑み)にありつけた。
 別に お忍び のつもりはないのですがね。

 

 まずは生ビールで乾杯して。野菜を食べましょうとトマトに春巻きサラダ。

 

 秋田と言えば鶏だよねと手羽先を頼んで、本日のメイン 「きりたんぽ鍋」 だぁ〜。

 具材もおいしいけど、この出し汁がおいしかった〜。
 思わず出し汁もいただいたのだけど、塩分も高かったなぁ。

 本当はこの出し汁で締めの御飯か麺を入れたいところですが
 このあと夜鳴きソバを食べたいので押さえました。

 そんな締めをやめて食べた
 「夜鳴きソバ」

 ホテルのサービスなんです。
 うれしい一品でした。
 

 ねんかすごい疲れたな〜とスマホの万歩アプリを見たら10kmも歩いていた。
 そういえば新潟で歩いて、酒田で歩いて、秋田市内で放浪していた。

 チェックインした時に温泉に入っているのですが、もう一度入浴して疲れをとって

 おやすみ

 明日も、列車に乗るぞ〜  呑むぞ〜


 8月28日(月)

 二日目です。恒例、朝の散歩に出かけます。

 

 ホテルの前が、昔「久保田城」だったところで、今は「千秋公園」
 上の図のSTARTの右がホテルです。

 公園内のAコースを歩いてみました。約2kmです。

 妻は途中から走りたいというので別れましたが道に迷ったようです。
 途中から引き戻ってきたらしくホテル前で合流しました。

 帰巣本能はあるようです。(謎爆

   

 

 ホテル前のお堀には大量のハスの花が咲いていました。
 こんな大量のハスの花を見たのも初めてだし、こんな近くで見たのも初めてです。

 ハスの花の中心にはやがて実になる部分が見えました。
 花びらが落ちて右上のようになるみたいです。
 花はキレイだけど、実はグロテスクだよね。

 久保田城の 「表門」 です。

 もともと天守閣をもたない平城だったらしく
 急な階段もなく散歩するのに最適です。
 散歩している人がたくさんいました。

 ホテルに戻り温泉で汗を流して
 早々にホテルをチェックアウト

 

 本日の朝食 ”駅そば” です。
 贅沢にエビ天にしちゃいました。

 どこかで”そば”を食べたいと思っていて
 ホテルの朝食をなしにして
 ”駅そば”にしました。

 これで ”おそば” はクリアーです。
 

 

 秋田発 8:20 「リゾートしらかみ」に乗って 青森 へ

 

 

 これに乗りたくて今回の旅行を計画しました。

 五能線というとてつもなくローカルな線を走るのですが
 その景観、特に海岸線の景観が大人気の路線です。

 この路線に乗ることを計画していくなかで
 一日目の「きらきらうえつ」も乗ってみようと行程が決まりました。

 ただ、どちらも人気の列車なので
 「えきねっと」の事前受付で申し込んだのですが
 海側の席はとれませんでした。

 まあ、とれただけ「良し」です。
 

 

 朝からお酒を呑んでいるのだから「ウコンの力」ぐらい飲んでおきなさいと妻に飲まされた。

 今日も朝からお酒をいただきます。マイカップの中は赤ワイン。
 右の透明なカップは車内で販売している地酒。これは、「吟醸 斜陽館」というお酒。
 日本酒は通ではないのですが、かなり甘いお酒でした。

 

 妻は、コーヒーにアイス。 (お酒も私のカップで時々飲んでます)

 この 「つまんでリンゴ」 というチョコがコーチングされたお菓子が妻のお気に入りです。
 すこし分けてもらいましたが、確かにリンゴの酸味とチョコの甘味がいいバランスです。

 

 八郎潟の田園です。先に見えるのは男鹿半島。

 「能代駅」 で暫し停車

 能代工業高校のバスケットが
 強いので有名らしいです。

 ホームでバスケットのゲームがあって
 ボールが入ると木のはがき
 私は入らなかったので紙のカードでした。
 

 


 さあ〜、五能線に入ってハイライトシーン満載です。
 天気にも恵まれました。

 海側の座席はとれませんでしたが
 売店コーナーのカウンター席で
 景観を楽しむことができました。

 カウンター席に根が生えた妻
 

 

 途中で 「くまげら」 とすれ違い。あちらも満席のようです。
 あちらからはこちらの新型車両が羨望のまなざしで見られていたようです。

 

 景勝地では列車がゆっくりと走行してくれます。 景勝地も好きですが、普通に砂浜の海岸も好きです。

 

 きれいな景色を眺めながらのお酒は格別に「おいしい」
 今度の地酒は「大吟醸 白神ロマンの宴」です。 とってもフルーティーなお酒でした。

 海岸線を過ぎたところで車窓はリンゴ畑となり1両目では津軽三味線の生演奏。
 1両目に行ってみましたがたくさんの人でしたので戻ってきて車内画面で楽しみました。
 きれいな景色を眺めて、津軽三味線を聴いて、ほどほどに酔ってます。

 

 本日のお昼は、車内で駅弁。「鶏わっぱ」です。
 お弁当のお供は、ぶなの天然酵母使用の「ぶなの森」というビール。
 まだ呑むのかいって? お酒とビールは別です。

 青森に 13:29 到着。

 列車を下りた瞬間にレトロな雰囲気に包まれました。
 この連絡通路もなんか懐かしい。
 おまけに通路の壁には昔の写真が貼ってあったりして
 余計に懐かしさが増してきました。
 

 

 本日のお宿は「青森センターホテル」 下の街の絵の下ギリギリのところです。

 駅前の案内図を見てもホテルが見当たらなくて、スマホのナビを利用してホテルを目指します。
 市場とかを通過しホテルの看板は見えたのですが、なんか寂れた入口
 こりゃホテルの選択をミスったかなと不安になりました。

 建物内に入ったが人気が無く、フロントは2Fへの案内。完全に場末のホテルの感じがプンプン。
 チェックインには早いので荷物だけ預けて下の市街案内図をいただいて街へと出ました。

 青函連絡船「八甲田丸」を見学してホテルに戻ってチェックインしたら普通にキレイな部屋でした。
 先程はチェックイン時間前だったので人がいなくて余計に寂しかったようです。
 チェックイン時にはそれなりに人がいました。

 まあ、建物は古いしそれなりに安いので新しいシティホテルには敵いませんけどね。
 ホテルの方々は笑顔で親切な方々でしたし青森の街のホテルって感じがしました。

 このホテルを選んだのは、昨日と同じで温泉があるところ。
 併設されている「まちなか」という天然温泉へは宿泊者専用通路で入ることができました。
 とっても広い温泉で、夜は11:30までですが、朝は6:00からも入れます。
 地元の方々が利用されている温泉施設でした。

 

 荷物をホテルに預けて、駅前の先の青函連絡船「八甲田丸」へ
 そうです。昔は、東北本線で青森に着くとそのまま連絡橋を歩いて青函連絡船に乗ったのです。
 私も一度だけこれで北海道に渡ったことがあります。当然、帰りも乗ってますね。

 

 

 今は動くこともなくメモリアルシップとなっている「八甲田丸」です。

 船内には、昔の青森市街を再現されたような展示物がありました。
 残念ながら雑魚寝をした客室の面影はありませんでした。
 まあ、一回きり(往復だから2回乗船か)なのでかすかな記憶もないですけどね。

 

 操舵室と操舵室から見えた海。ここは船らしさを感じられますね。

 見学ルートを歩いて行くと、エンジンルームを通過して最後に船底の列車格納エリアに入りました。
 フェリーなら車を搭載する場所ですね。
 当たり前のことですが、レールがつながって列車が入ってきたのですね。
 階段を上り下りして船内を周ったらとっても疲れてしまいました。

 青函連絡船の近くにあったA−FACTORYというショップと軽い食事ができるレストランが併設された施設で休憩。
 デッキのテーブルでビールと思いましたが、さすがにやめてコーラをいただきました。


 そんなショップで買ってしまったTシャツ。

 リンゴのプリントがあまりにもキレイなので
 買ってしまいましたが
 私が着ても似合わないので
 部屋に飾っています。

 

 ホテルに戻ってチェックインし、温泉に浸かって一休み。

 さあ、夕餉はやっぱりお寿司だよねと意見は一致していて
 駅前にあった「大黒寿司」さんがイイよねと決まって
 昨日の貸切で入れなかった経験もあるので電話で予約

 時間になったので夕餉のお食事へ

 カウンターのど真ん中に「御予約席」の文字。「うひゃー」
 そんなぁ、小心者なので端っこがイイですとも言えず座りました。

 こちらのお寿司屋さん。「写真撮影はご遠慮ください」となっていたので
 写真はありません。

 お寿司屋さんなのでお寿司を注文するのは当たり前。
 お寿司には日本酒だよねと地酒を注文。

 お酒はお店のおすすめのお酒でなく
 東北らしい名前に惹かれて「八甲田」というのを注文しました。
 日本酒に詳しいわけでもなくおすすめのお酒が濃くがありますというので
 スッキリ系がすきなので外してみただけです。
 最初はスッキリ系がいいよね。

 ホヤが入りましたの文字に惹かれて「ホヤ」を注文。
 新鮮な「ホヤ」大好きなんです。

 お酒が終わったので別のお酒を注文。
 今度はお店のおすすめの「田酒」
 確かに濃くがありますが、おいしいですね。

 今日の列車でいただいたお酒もですが
 こちらでは濃く香りのあるものが好まれるのでしょうか。
 適当に酔ってくるとおいしいお酒はなんでもおいしいのです。

 「身欠きにしん」ってどんなの?と聞いたら
 戻したにしんに味噌をつけて食べるというので注文。

 もう一本だけとまた別の種類のお酒を注文。
 今度は「じょっぱり」というちょっと安いお酒に
 たぶんこれが大衆のお酒なんだと思います。

 充分においしくいただきました。
 おいしいお寿司に、おいしい珍味を、おいしいお酒で堪能し
 満足の夕餉は終了しました。

 さてさて、これだけおいしいものを頂いたのだから
 それなりのお値段かと思ったら、すごく安かったです。

 フラフラと夜の青森市街を酔い覚まししながら散策して
 ホテルに帰りました。

 「おやすみなさい」


   8月29日(火)

 3日目 最終日です。

 今日も「ウコンの力」をかりて
 旅を(お酒を)楽しみます。

 なんて、今日も妻に
 「飲め」と強制されました。
 

 

 朝起きて、朝食前に身支度をしていたら部屋のあちこちから警告音が鳴り響いた。
 なんの音だ。なにが鳴っているんだ。と思ったら自分達のスマホだった。

 しかもそのメッセージ文は
 「ミサイル通過。ミサイル通過。先程、この地域の上空をミサイルが通過した模様です。」
 なんじゃと〜 のぶったまげとともに、どうすることもなく部屋に待機。
 TVもこのニュース(警告)の繰り返し。

 襟裳岬の先に落下したらしいというニュースを見て
 おいおい、本当に青森の上空を飛んでるじゃん。

 落下したことが確認できたので朝食へ
 朝食会場は、温泉施設「まちなか」のお食事処です。
 バイキングなので適当にチョイス。食べ過ぎたくなかったのですが取り過ぎました。
 しかも、野菜とってないし。

 早朝の街中を歩いて駅へ。
 なんと、7時ちょっと過ぎなのに朝市が終わって片付けています。
 朝の散歩に出れば朝市が見られたようです。残念。
 街は今も1960年代ごろのままで活気があるようです。

 

 「青森ベイブリッジ」を見ながら青い森鉄道のホームへ

 本当は今日は、ゆっくり起きて、ベイブリッジなんか登ったりして
 青森市内や港あたりを散策し新青森か八戸から新幹線でゆっくり帰りたいと思っていたのですが
 妻が久慈・宮古経由で帰りたいというので早朝の駅に来ているのです。

 そうです。一日目に妻が慣れない手つきで検索していた行程です。

 青森発 7:52 「青い森鉄道」に乗って 八戸 へ

 

 先ほどのミサイルの影響で出発が5分程遅れました。
 まあ、この程度の遅れなら先の行程には影響ないだろうと安心。

 出発時、車内は通学の高校生でいっぱいでしたが
 数駅先で高校生達が下りて静かになりました。

 

 浅虫温泉を通過。
 こちらも一度は訪れてみたいと思っている温泉ですが遠いですね。

 三沢付近では、上空をジェット機の爆音が聞こえました。
 ミサイルの影響ですかね。

 八戸に 9:24 到着。

 

 次の乗換え列車まで時間があるので改札を出て売店へ

 私は列車のお供の食べ物だの飲み物など買いまして
 妻はなにやらくだらない物を物色。

 そんな妻が買ったおみやげの一つのフェイスパック。
 ちょうど帰っていたちーちゃんが早速パックしていました。
 パック効果はバッチリだったそうです。

 八戸発 10:17 「八戸線」に乗って 久慈 へ

 

 車内は、写真だとガラガラにみえますが、そこそこ人が乗っています。

 驚いたのは、車内に入った瞬間に温かい空気が車内に周っている。
 エアコンの無い車両でした。こんな車両も久しぶりだよね。
 そうだ、一昔前はエアコンなんてなくて窓開けていたんだ。

 

 八戸で買った食べ物や飲み物で「呑み鉄」の再開。
 ビールだとトイレの心配があるのとなんか日本酒もいいかなと、今日は日本酒。
 でもトイレはありました。

 

 太平洋側に出ました。さすがに今日は天気は良くないけど海岸線が見えました。

 トンネルや山の中も多いいのですが

 こんな車窓もまた「うれし」です。

 

 久慈に 11:51 到着。

 

 真中の写真は、このあと宮古まで乗る三陸鉄道の車両基地です。
 そして右上の駅前にある建物はNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で写っていた建物です。

 ここが「あまちゃん」の舞台となった駅なんですねえ。
 今も「あまちゃん」一色でしたが「あまちゃん」のネタはあとで

 駅前からタクシーに乗って数分
 市内を抜けてちょっと脇道の坂を上がったところで自然林に囲まれた静かなところに到着。

 「北限の民窯 小久慈焼」

 そうです。久々に妻の道楽に付き合わされたのです。

 ここに来るためだけに
 列車を乗り継ぎ乗り継いで来たのです。

 そしてまた
 乗り継いで帰らねばならないのです。
 

 

 期限は200年ほど前、江戸時代後期だそうです。
 地元久慈で採れる粘土と釉薬で独自の焼き物を創り出しています。

 高級なというよりも日々の暮らしに使うような焼き物です。

 以前は山の中で創っていたのですが、お客さんが訪れやすいようにと
 50年ほど前に街の近くに移ってきたそうです。
 なので、この「のぼり窯」も50年ほど前の窯だそうです。

 御主人とそんなことや最近の時代に合った焼き物のかたちやらと
 たくさんお話して買ったのが右上のうつわにカップ。
 重いのとかけたら悲しいので宅急便で送ってもらいました。

 タクシーを呼びまして駅近くの「道の駅」へ

 

 こちらの「お食事処」で昼食です。

 「海鮮丼」にあまちゃんで有名になった「まめぶ」。右の写真は小鉢に移した「まめぶ」。

 白い玉の中に「クルミあん」が入っていました。
 「まめぶ」が入っていなければけんちん汁ですね。
 「あん」と聞くと抵抗がありますが、普通に「まめぶ」おいしかったです。

 当然のようにビールいただいてます。

 

 道の駅で買った「KITASANRIKU KUJI」のTシャツ。表は海女の素潜り姿。
 jjj(じぇじぇじぇ)のTシャツも売っていましたがさすがに買わなかった。

 左の変な「あまちゃん」には触れないことにしましょう。

 

 三陸鉄道の久慈駅待合室は、今も「あまちゃん」一色です。
 懐かしさと雰囲気に押されて手作り人形を買ってしまいました。

 久慈発 14:12 「三陸鉄道」に乗って 宮古 へ

 

 今の三陸鉄道は萌えキャラでおしているようです。
 この車両のアングル、「あまちゃん」で何度も見ましたよね。
 いまや懐かしの硬券のキップ。こんなのにお目にかかれるとは思わなかった。

 

 

 途中で逆方向の列車とすれ違い。私達は1両編成でしたが、むこうは2両編成でした。
 こちら車内は、10数名ですが地元の人と観光客が半々ぐらいかな。

 

 震災の影響が大きいですね。港とか設備とかは復興されているようですが
 もはや、海岸線沿いには住居は建てないですね。

 途中、新しい家が立ち並んでいるところも見えましたなんか寂しいですね。

 この辺りには、昔、2回ほど訪れたことがあります。
 ひなびた漁村とか、雑多な家々とか、潮の香りとかの記憶がありますが
 車窓から見た限りですがすっかり無くなってしまっていました。

 また、形は違っても活気のある土地になってほしいですね。


 宮古に 15:50 到着。

 

 三陸鉄道の「宮古駅」から、隣のJRの「宮古駅」へ移動。

 新潟駅からの在来線「乗り鉄(呑み鉄)」の旅ですが、残念ながらここで列車は途切れます。

 宮古から盛岡への山田線は、2015年12月に発生した土砂流入でバス振替輸送になっていました。
 とりあえずJR宮古駅でこの先のの乗車券や新幹線指定席券を手配。

 宮古発 16:05 「振替バス」に乗って 盛岡 へ

 

 盛岡に 予定通りの 18:20 到着。すごいぜ。バスなのに予定時間ピッタシに到着。ビックリです。

 盛岡発 18:50 「はやぶさ」に乗って帰路となりました。

 新幹線では車窓を楽しむことも無く (まあ、もう暗くなっているしね)
 残ったお酒やおつまみを消費して
 念の為に八戸で買っておいた牛肉巻のおにぎりを夕食にして
 あっという間におかえりとなりました。

 乗り鉄(呑み鉄) よくもこれだけ乗ってものだ(呑んだものだ)と自分でも感心。

 妻へ 最後の1日はあなたの欲望での「乗り鉄」となりましたが
 おかげで本当の「乗り鉄」ができました。

 「おめでとう」  君も完全に「鉄ガール?」 だね。(笑

もどる