'15 春 in 京都

 神社仏閣にはまったく興味がないのですが、なぜか京都に行きたくなった。
 前回は、2006年 京都で開催されたタイタニックオフ会
 どうも不思議と10年ぐらいの間隔で京都に行きたくなるようだ。

 ということで 「そうだ、京都に行ってみよう」

 今回利用したのはJR東海のフリープラン企画
 コース名 ”WEB限定 冬のとっておき価格! 京都2泊/京都中心部”
 料金は、新幹線とホテル代込で なんと! 33,700円

 もっと安い往復新幹線代料金ぐらいでホテルまで込みなんてプランもあるのですが
 よくよく調べると、ホテルが京都の校外だったりして
 しかも、ホテルもかなり安めのホテル まあ、安ければ安いなりですね。

 ただし選んだプランも新幹線は”こだま”です。
 ホテルは京都中心部で普通に泊まると高いホテルだけど朝食も夕食も付いていない。
 まあ、窓から外が見えない内側なので安いのかなあ〜。

 

 今回の旅行は、歩くのが目的です。上の地図が歩いた跡。

 が1日目、が2日目、が3日目
 黒→ は、バスで移動。
 ホテルからスタート地点までや終点からホテルまでは地下鉄などを利用しています。

 1日目 3月22日

 8時ちょっと前の新幹線”こだま”に乗車。

 行きのこだまの座席は
 ”1D” 前は壁で2座席の通路側。
 もうなにも見えません。

 ”こだま” だから空いているのかな〜
 と思ったら、 いっぱいです。

 隣がかわいいおねえちゃんなのが救いかな。
 でも、逆からしたら、「あー おじさん」だよな。
 

 ワインでも飲んで寝るしかないです。 まあ、急ぐ旅でもなくのんびりします。

 京都に着いたのは昼すこし前。

 

 京都に着いての最初のお食事は、ラーメン。
 新幹線の中で調べておきました。  駅からすぐのお店。

 なるほど人気のお店のようです。行列ができていました。
 待つこと20分程度。
 頼んだラーメンはお店一押しの特製ラーメン
 豚骨醤油に青ネギ(九条ネギ)が京都らしいですね。

 当然のようにビールを飲んで、餃子も食べたかったががまん。

 テーブル向かいの台湾のおねーちゃんがやたらうるさい。
 別のお客さんとの会話で「台湾から来た」と答えていた。

 並んでいる時からうるさくて、同じテーブルはイヤと思っていたのですが
 不安は的中。同席となってしまいました。
 このヤカマシサは、この後もいろんな所で付きまといます。

 改めて、1日目に歩いた跡です。

 京都駅から右手に向かって鴨川を渡り
 三十三間堂の前をとおり
 突き当りを北上

 緩やかに右手に曲がって清水寺へ
 三年坂、二年坂、一年坂と下り
 高台寺、知念寺と北上して左へ

 三条大橋を渡って
 うらうらしてホテルへ

 ぐるっと回っているのは夜の徘徊
 

 清水寺前で一休み。

 今は着物で観光される方もいっぱいいるのですね。
 いいですよね。着物。

 いや〜 見ているだけで癒されます。

 

 

 清水寺まで登ってきた道は一本外れていたのでさほど混んでいなかったのですが
 表参道はご覧のとおりの大賑わい。外国の方や春休みになった学生も多いです。

 円山公園でまたまたソフトクリームで一休み

 歩き疲れた体には、この甘さがうれしいです。

 いつもなら、ビールなんですが ビールを飲むには”さむい”
 

 三条通りに出たところで西に向かって
 三条大橋へ辿り着きました。

 中山道の到着地です。

 いつかは、歩いてこの地に立ちたいですね。
 と心ひそかに思ったりして
 中山道歩き旅は、今だ碓氷峠を越えられずに停滞中。
 

 

 三条大橋を渡り河原町をフラフラ。

 新京極や錦市場などがある賑やかな場所ですがこの近くに「本能寺」があります。
 もっとも、織田信長が自刃した本能寺は消失しており
 豊臣秀吉の命でこの場所に移されたのだそうです。

 そんな境内で綺麗に桜が咲いていました。

 

 ホテルに入ってTV観ながら一休み。
 関西のローカル番組がやたらと面白い。これも、関西に来たときの楽しみの一つ。

 はてさて、今晩はなにを頂こうかと夜の河原町へと徘徊。

 適当な居酒屋に入って
 おばんざい をつまみにいっぱい、にはい・・・・・・

 山崎のハイボールが大変おいしゅうございました。

 ホテルに帰って、お休み。

 2日目 3月23日

 朝食は、ホテルの部屋で

 前日に買っておいた「きつねうどん」”関西風だし”

 節約というよりもこの”関西風だし”のうどんが食べたかった。
 だしがいいお味。
 関東のよりおいしいのだけど。
 関東でも売ってほしいなぁ。

 



 2日目に歩いた跡です。

 ホテルからは地下鉄に乗って東山で降りてからの散策です。

 平安神宮⇒インクライン跡⇒南禅寺⇒永観堂⇒哲学の道⇒銀閣寺
 今出川通りをひたすら西に歩いて鴨川を渡って北上し下鴨神社⇒京都御所
 バスに乗って金閣寺へワープ⇒等持院⇒龍安寺⇒仁和寺⇒妙心寺
 花園駅からJR、地下鉄と乗り継いでホテルへお帰り

 

 地下鉄「東山」駅を降りて地上に出ると昨日歩いた道に出ました。
 大きな鳥居をくぐって平安神宮へ やたらに広いです。

 歩き周るのが目的なのでつら〜っと拝見して移動。
 この後もほとんどの神社などを通り過ぎています。

 

 こちらは興味ある施設跡「インクライン」です。

 琵琶湖からの舟運ルートで傾斜が急な場所にレールを引いて台車に舟を乗せて運んだ施設。
 舟運の運行はなくなりましたがレールは残っています。

 ここはインクラインで運ぶ舟が溜っていた場所

 今は、噴水のある大きな池になっています。

 

 南禅寺

 こちらの門に登ると京都市内が一望できるらしいのですが
 有料なので登りませんでした。

 

 

 哲学の道

 明治の頃にこの辺に文人が多く住んでいて
 「文人の道」がいつしか「哲学の道」となった歩道です。

 哲学の道に入ったところでは、やたらと猫がたくさんいました。

 桜の木がたくさんあったのですが、まだつぼみでした。

 

 哲学の道の終着点が銀閣寺入口

 銀閣寺はしっかり参拝しました。

 しっかり奥の山の中まで周ってきました。
 こんな山の中まで周った覚えはない。
 たぶん、以前は銀閣寺だけ観て早々に移動しているのだと思う。

 

 左上の写真は、銀閣寺から出た参拝の道。けっこうな賑わいです。

 ここで、昼食。
 京都に来たら一回は食べておきたいと思っていた「にしんそば」
 そばだけではお腹が満たないかと定食にしてみました。

 この甘露煮された「にしん」がね、お蕎麦と食べるといっそうおいしいんだな。
 全国に広まってもよいような気がするのですが、広まってないですねえ。
 なぜかなあ? 京都だからおいしいのかなあ。

 銀閣寺からは延々と西に歩きます。
 途中で妙に学生が学生風が多いいなあ〜と思ったら
 道路の両側ともに京都大学でした。

 

 鴨川に辿り着いたところで北上し下鴨神社へ

 糺(ただす)の森を歩いて社殿に向かいます。

 京都御所

 やたらと広い。
 中には入れないけど周りを回っただけですごい。
 神社・仏閣以上に警備が厳しいです。

 警備のパトカーは周っているし
 塀には監視カメラやセンサーも施されていました。
 


 実は、ここまではなんとなくではあるが計画したルートでした。
 次の目的地を定めてこのまま歩いて行きたいところですが
 なんとも、つながらないのですなあ。

 そこで一案
 バス停の案内で「金閣寺行き」を発見し、バスで金閣寺まで移動することに

 いや〜、バスってはやいですねえ。

 って普通は要所要所をバスで周るんだ。 無理して歩かずにバスをお勧めします。

 金閣寺入口でバスを降りて
 みたらしだんご を小腹に入れて 休憩

 こちらのみらたしだんご
 5個なんですね。
 いつも頂いているのが3個なので得した気分
 こんがりと焼きも入っていて
 大変おいしくいただきました。
 

 

 金閣寺

 こちらも観光客でいっぱいですね。
 お隣の国からもたくさん来ていて、やたらと賑やか。
 もうすこしなんとかならないのですかね。

 まあ、そんな賑やかなところに入り込む私もわたしですが

 金閣寺からはまた散策歩きのつづきです。

 仁和寺まで適当に歩きます。途中、学生が多いなあと思ったら立命館でした。
 街中の不動産屋さんでは、今まさに入居手続きしている学生がいました。

 仁和寺

 こちらはこの門までたどり着いただけで
 中には入っていません。

 さすがにちょっと疲れてきました。
 歩数を伸ばしたくなくなった。
 

 後は、妙心寺を通過して
 JR花園駅に行って帰るだけなのですが

 コンビニで休憩。
 ふだんだったら絶対にビールといくところですが
 さすがに寒い
 温かいコーヒーと甘い物が欲しくなりました。
 

 

 妙心寺

 北の入口にあった案内図。やたらと建物が多い。
 なにやら、高級住宅街の様相だ。

 敷地内に入るとやはり高級住宅街。これ、本当に全部お寺なんですかねえ。
 頑丈な門(出入口)としっかりした塀で囲まれた住宅街としか思えないなあ。

 

 「鐘馗様」

 通りに面した屋根の上に立っている魔除けとしておいてある瓦の像。
 以前、中山道を歩いていた時に1個だけ見たことがあります。
 京都ではけっこうおいてある家があるということで
 注意して見ていたわけではありませんが、2軒見つけました。
 なんか、守っている感がありますよね。

 夕食

 肉が食いたい。

 ごはん処やよい亭でステーキ定食

 別に京都でなくてもあるお店ですが
 疲れました。ホテルの近くです。
 

 後はコンビニでお酒とおつまみと翌朝の朝食買ってお帰りだ。

 とっても疲れたので、早々に爆睡。

 3日目 3月24日

 朝食は、前日に買っておいたパンにコーヒーで適当に済ませて
 荷物を整理し、ホテルをチェックアウト

 本当は荷物を預けて身軽で動けばいいのでしょうが、ホテルに戻るの面倒だし
 鍛錬なので全部背負って歩きます。そういえば、一日目も全部背負っていた。

 

 3日目に歩いた跡

 地下鉄東西線、嵐電嵐山本線と乗り継いで嵐山駅に到着。

 嵯峨野・嵐山を散策。途中には、東映太秦映画村なんてのもあって
 ちょっと心惹かれたのですがテーマーパークっぽいのでやめ。

 嵐電の車両です。

 やはり観光客(しかも日本人以外)が多いですね。

 日本っていつからこんな観光国になったのだろう。
 日本人は観光していないのだろうか。

 

 嵐山駅から渡月橋まで歩いて
 渡月橋をバックにパチリ

 リュックを背負って
 ウエストバックも装着しています。

 ちなみに靴は
 軽めの登山靴です。
 

 嵐山駅に戻り天龍寺境内を散策。その先にあったのが竹林の小道。

 

 竹林というと見ただけで藪蚊がいっぱいいてかゆくなる気がしましたが
 これだけ管理されていると美しいですね。

 また、音がいいです。
 弱い風でのサラサラだけでなく
 強い風の時に鳴る竹がぶつかり合ってカランカランという音がまたいい。

 こんな竹林ならかぐや姫がいてもおかしくないですね。

 竹林を抜けたところに
 トロッコ嵐山駅がありました。

 ちょうどトロッコ列車が到着したところ
 やっぱり外国の観光客でいっぱいでした。

 その、賑やかなこと 喧しいです。
 

 京都一周トレイルの案内です。

 京都の一周するトレイルコースがあるらしいです。
 主に京都を取り囲む山々を中心にしたコースで
 全長約70kmあるらしい。

 このコースを歩きに来るのもいいかもしれない。
 次なる野望に目覚めてしまいました。
 

 嵯峨野を歩いていて見つけた古風な家
 と思ったら「落柿舎」という草庵でした。

 50年ほど前には
 こんな家が田舎にはあったと思うのですが

 

 瓦屋さん

 普通のお宅のようでしたが
 玄関先に瓦を陳列しているので
 瓦屋さんなんでしょうか。

 「鐘馗様」もありました。
 

 大覚寺

 ここを訪れるだけで随分と大回りになるのですが
 とりあえず、門までは行ってみました。

 ちなみに、中に入れば
 素晴らしい庭園を見ることができるようです。

 

 またまたコンビニで休憩。

 別にファミマをひいきにしているわけではありませんが
 昨日に続いてファミマです。

 休憩用のカウンターがあるのはうれしいですね。

 

 帰りの電車は、嵯峨嵐山駅から京都駅へ

 車両もJR東とはずいぶんと雰囲気が違います。

 私鉄の車両のような雰囲気と感じるのはわたしだけ?
 

 

 京都駅でいただいた昼食

 親子丼とうどんのセット

 この親子丼、生卵の黄身まで乗っていて美しく
 味もやさしくうれしくなるおいしさでした。

 そしてやっぱり関西風出汁のきいたおうどんは外せない。
 最後の食事でしっかりといただきました。
 

 帰りもちんたらと”こだま”でお帰り

 ”大人のタケノコの里”などをいただきながら
 ビールを飲んで一眠りです。
 

 

 

 帰りの席は窓側でしたので富士山が見えました。

 京都一人旅。クセになるのか、はたまた10年先になるのか。
 10年先とはならずに再訪したいものですね。
 もしかしたら、京都一周トレイル??

 おしまい

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