'08夏 北海道旅行記
 Sub Title はじめての野営生活 キャンプ・自炊 大丈夫?
 Sub Title 魅惑の露天風呂めぐり ほんとうにただなの?

 ☆なんと今年は一人で北海道へ
 とうとう、誰も付き合ってくれなくなりました。
 今年は、一人で気ままに出かけてしまいました。

 *地図をクリックすると大きくなります。
 元からあった地図の道と紛らわしいですね。
 なんとなく手書きの線が今回の足跡です。



 <<行程>>
 北海道1日目(ライトグリーン):小樽 〜 襟裳岬 〜 十勝平野 〜 然別峡 =440km
 北海道2日目(ダークブルー):然別峡 〜 然別湖 〜 糠平湖 〜 阿寒湖 〜 屈斜路湖 =233km
 北海道3日目(ブラウン):屈斜路湖 〜 摩周湖 〜 釧路湿原 〜 鶴居村 =153km
 北海道4日目(グレー):鶴居村 〜 釧路湿原 〜 長節湖 = 186km
 北海道5日目(レッド):長節湖 〜 札幌 = 253km
 北海道6日目(ライトブルー):札幌 〜 小樽 = 53km

1日目(8月4日)

 新潟港10時30分発小樽行きのフェリーで北海道へ

 荷造りです。キャンプ、自炊となるので荷物が多くなります。
 これらをコペンに搭載するには(しかもオープンにするには)
 助手席に搭載することになります。
 バイクよりは楽だけど、普通の車ならこんな苦労をする必要はありません。

 


 途中のSAで朝食。

 朝から「豚マン」ってうれしいですよね。

 

 余裕をもって出たので8時には港に着いてしまいました。
 受付を済ませて、9時30分の乗船開始時間まで待ちです。

 船室です。今回は、2等S寝台を予約しました。
 左下が、行きの「ゆうかり」の部屋。右下が帰りの「ライラック」の部屋です。
 船の名前が違うだけだと思ったら内装が微妙に違います。




 乗船祝いに新潟地ビール「エチゴビール」とおつまみの「じゃがりこ」を持ち
 船首ロビーを陣取って、出航待ちです。 このひと時が「とっても幸せ」




 10時30分に出航。

 順調な出航を見届けてから「お風呂」
 で汗を流します。

 左の写真は、昼食です。
 湯上りのビールは「最高」

 昼日中から飲める嬉しさかな。

 1日目の夕日です。。
 ちょうど、タンカーが通りかかってます。
 夕食は、マーボ豆腐と豚の角煮としてみました。




 本日の歩行数:8276歩。ほとんど船内をウロウロした歩数ですね。

 今回は、万歩計も装備していたので歩数報告もします。
 ただ、常時装備していなかったので正確ではありません。

2日目(8月5日)

 定刻(4時30分)どおり小樽に到着。

 小樽の街の明かりです。港の水面は、嘘のように「静か」です。



 
 車は、こんな感じで搭載されています。

 この時は一般車両が搭載される2Fでした。
 1Fには大型トラックや「チョット変わった車」
 が搭載されるようです。



 高速を使って一気に南下し太平洋側に出ます。
 太平洋側に出ると、右に太平洋、左にサラブレッドの牧場を眺めつつ南東に進みます。
 ちょうど北海道の下側の三角の一辺ですね。
 ここを走りたいが為に、襟裳岬を目指しています。

 本日の朝食
 道の駅「レ・コード館」に寄りましたが、まだ早いのでお店が開いていません。
 向かいのコンビニで朝食を仕入れてきました。




 ちょうど10時ごろに襟裳岬に到着。
 むか〜し来たことがあるのですが、なんかきれいになったような。

 ちょっとガスがかかっていますが
 これはこれで良い景色だと思います。

 アザラシが生息しているはずなのですが
 今日は、見つけられませんでした。

 ちなみに前回はいました。


 岬の陸側は草原となっています。昔は森林になっていたらしいのですが
 燃料用に伐採して砂漠化してしまったらしいです。
 今は、一生懸命に植林して緑化しようとしているようです。
 右下の写真は、岬まで行く散策路。時間がないので歩くのは止めました。




 襟裳から海沿いを北東に伸びる黄金道路です。

 黄金に輝く道という意味ではありません。

 作るのにも、維持するのにもとってもお金がかかるからです。




 十勝平野をつっきります。
 途中、田中義剛さんの「花畑牧場」に寄ったのですが、人がいっぱいなので入りませんでした。

 
 十勝平野のまっすぐな道

 感激して写真を撮るのですが

 そのうちに、こんな道ばかりなので慣れてきます。

 なが〜い道の先は、ちょっとカーブしてまたまっすぐ。


 本日の昼食は、名物「豚丼」にしようと考えていました。
 目指すは、帯広駅前のとっても有名なお店。ところがギッチョン、定休日ではないですか。
 他のお店を探すのも面倒なので、あきらめて本日の野営予定地に移動。
 初めての野営なので早めに到着したいという気持ちがありました。

 然別峡の奥へ奥へと進んでいきます。野営地は行き止まりの地にあります。

 やっと到着したらたくさんのアブのお出迎え。いきなり「ゲッ!!」です。
 アブさんは、暖かいものが好きそうです。到着したての私の車に集まります。

 
 野営一泊目 国設然別峡野営場
 料金 250円
 場内に鹿の湯(無料の露天風呂)あり

 すごい山の中です。携帯は圏外です。
 


 今晩の夕食
 食べ損ねた「豚丼」が気になります。結局、お昼らしいものを食べ損ねてもいます。
 本日の夕食の食材を探しにスーパーに入ったら、「豚丼セット」があるではないですか
 もう、即決まりです。ご飯は温めれば良いものとします。




 本日の夕食。豚丼、サラダ。

 お肉を一口食べて。「ウッメ〜〜」

 タレの味が抜群です。


 こちらの野営場を選んだ理由は、露天風呂があることです。
 下の写真が本日の露天風呂。まずは、テント設営後に入り汗を流します。
 実は、アブがいっぱいでゆっくりできません。早々に引揚です。

 

 本日の歩行数:4205歩。車ばかり乗っていたからね。

3日目(8月6日)

 野営の朝は早い。寝るのが早いから起きるのも早い。
 朝の4時には目が覚めました。朝から露天風呂でゆったりです。
 朝風呂が正解ですね。アブがいません。
 朝食は簡単にカップそば。その後、コーヒーを飲みながらまどろみます。



 はじめての撤収作業
 荷物をパッキングしてテントをたたんでと考えながらしたので1時間ほどかかりました。
 慣れれば、30分程度で済むでしょう。

 山道を通って然別湖を目指します。
 右下写真は、途中の扇ヶ原展望台から見た十勝平野です。



 然別湖です。

 カヌーが2艘、親子で楽しんでます。

 こちらにもキャンプ場があります。
 お風呂はないけどロケーションは良さそうです。

 

 続いて、ちょっと北上し糠平湖へ。こちらの目的は、右下写真の「アーチ橋」
 鉄道が通っていた橋の残骸ですね。最近の観光写真でよく見かけます。

 なんで北海道で古代遺跡がと思ったのですがほんの20年ほど前まで現役の橋だったのですね。
 昔は、左下の山道を鉄道が通っていたなんて思えませんね。

 

 阿寒湖で昼食
 なににしようかなとフラフラしていたらおいしそうなパン屋がありました。
 変な観光地のレストランよりこの手のお店のほうが当たりです。



 2日目は屈斜路湖畔の「和琴半島湖畔キャンプ場」 料金 450円
 かなり人気のキャンプ場です。

 管理小屋でお金を払って適当なところに設営
 設営場所を決めるのも難しいですね。楽を考えて駐車場の近くにしたのですが
 失敗でした。

 設営したのはこんな感じ。

 この写真は、翌朝の静かで木陰になっているところです。

 設営時は、湖が海水浴場状態でした。
 夜は、そこらじゅうで宴会モードです。

 湖畔でのんびりという雰囲気ではないですね。


 本日の露天風呂です。

 ちょっと木で囲ってありますが、ほとんど丸見えですね。
 そんなこと気にせずにさっそく入浴です。
 下は砂利で間から湯が湧いているようです。

 砂利の湯床がとってもきもちいい。


 夕食のメインは、ちょっと凝ってみました。「ツナ缶トマト煮ペンネ」です。

 ペンネを茹でている間にトマトとニンニクをカット。
 茹でたペンネにトマトとニンニクを混ぜてアンチョビをちょと入れて火にかけます。
 最後にツナ缶を混ぜて出来上がり。簡単だけどおいしいですよ。

 これだけでは寂しいのでエビチリとサラダ。お酒はワインとしてみました。




 
 夕日をつまみにお食事です。

 2晩目にして
 「やめられない」境地に陥っています。



 本日の歩行数:7330歩。ウロチョロですね。 
 

4日目(8月7日)

 今日も4時には起きました。朝はとっても静かです。さっそく、朝風呂です。

 朝風呂を出たところで「和琴半島自然探勝路」の看板を発見。
 一度テントに戻って探勝路用に着替えて回ってみました。

 探勝路は約1時間で半島を一周します。
 時々、湖面を眺めながら森林の中を歩きます。
 半島の突端に出ると温泉がグツグツと湧いていました。
 「オヤコツ地獄」です。ここは、真冬でも雪が積もらないそうです。

 

 後、200mほどで探勝路も終わりというところで小屋を発見。
 なんとなく覗いてみたら、共同浴場(温泉)でした。
 一周したらまた露天風呂へと思っていたのですが、急遽こちらに入ることに
 かなり熱い湯でした。下がスノコというのも面白い。

 

 
 本日の朝食

 昨日の昼に買っておいたパン。
 ヨーグルト、オレンジジュース&コーヒー

 

 こちらのキャンプ場に2泊する予定でしたが、思った以上に昼と夜がにぎやかなので予定変更です。

 いきなり吹きだした湖からの強風の中での撤収作業
 風をうまく利用してたたもうとしたのですが、普通に地面に抑えてたたむのが正解でした。

 屈斜路湖を半周ほど移動したところに「砂湯」という場所があります。
 こちらは、砂浜を掘ると温泉が湧き出るところです。そこらじゅうで砂遊び状態です。
 日本一おいしいアイス。日本一かどうかはわからないけど確かにおいしい。かな?
 写真を撮っている間に溶けてきたので急いでいただきました。

 

 屈斜路湖から摩周湖へ
 左下は、摩周湖へ行く途中の硫黄山。温泉がそこらじゅうに湧くのも納得できる。
 右下は、摩周湖。霧の摩周湖と言われているようですが霧はかかっていません。
 以前に来たときも霧はかかっていませんでした。運がいいのか、悪いのか?

 

 釧路湿原への道すがらで「多和平」の看板を発見。なんでも360°の地平線が見える牧場らしい。

 わき道にそれること10kmぐらいで到着。

 小高い丘の上の展望台に登ると
 確かに、見渡す限り牧場。

 牧場内の一角がキャンプ場になっていました。
 こんなところに一泊もいいかもしれない。
 

 

 本日の昼食「やきそば弁当」

 北海道限定商品です。
 なんで、弁当なのかが不思議です。
 一般のやきそばとの違いはスープが付いていることです。
 

 釧路湿原沿いの砂利道を走っていてタンチョウを発見。

 なかなか動かないのであきらめて引き上げようとしたら
 飛び立ちました。綺麗な飛び姿でした。

 こんなに簡単に見られたので、また見られるだろうと思ったのですが
 その後、見ることは出来ませんでした。
 

 3泊目の野営地は、ちょっと探してしまいました。
 最初に計画していたキャンプ場は、誰もいない。(鹿が1匹いましたが)
 おまけに、駐車場から設営地までやたら遠いのでパス。

 次に行ったところも、外国人のカップルが1組いて木陰で本を読んでいる。
 おじゃまになるのでここも当然パス。

 たどり着いたのが「つるいキャンプ場」
 無料でしかも街と温泉が近いので人気のキャンプ場です。
 無料なので、長期間滞在しているキャンパーがたくさんいます。

 テント設営後、徒歩5分の温泉施設「グリーンパークついるい」へ
 入浴料500円。久しぶりに石鹸で体を洗えました。ひげも剃りました。

 トラブルです
 お風呂に行く前にテントの片隅にアリがよじ登っていました。
 お風呂から帰ってきてみたらテントの表面にアリがごっそり
 室内には入っていないのですが、このまま寝るのは気持ち悪いです。

 今から思えば、撤去時にアリの巣らしきものはなかったので
 アリの通り道に設営してしまったためだと思います。
 設営場所を移動すれば済んだことだと思うのですが
 その時は退治することきり頭になかったので
 アリ撃退スプレーを買ってきて退治しちゃいました。

 本日の夕食は冒険です。なんと、「チキンコーラ煮」
 アフリカの料理らしいです。鶏肉をコーラで煮込みます。
 おいしいと言う人と、まずいと言う人と両極端だそうですが
 私はうまかった。
 ただし、煮込み残ったコーラは臭みがあってうまくありませんでした。

 他に、えだまめとオレンジ、そして今日もワイン

 

 本日の歩行数:13736歩。朝の探勝路が効いてますね。 
 

5日目(8月8日)

 今日も早朝から行動です。実に健康的ですね。

 本日の朝食は
 「きつねうどん」と昨夜の残りのオレンジ

 さびしいようですが
 凝ったものよりこういうものが好きです。
 

 釧路湿原の遊歩道をゆっくり回ってみました。
 かなり奥に入ったところで「熊に注意!一人で歩かないで」って「おそいよ」

 途中の展望台からは、双眼鏡を使って湿原をくまなく探ったのですが
 タンチョウを見つけることはできませんでした。
 昨日のタンチョウは貴重だったのですね。


 


 こちらは、北海道内限定で発売されている
 「ガラナ」という飲み物です。

 味はコーラに近いかな。
 限定に弱いのでよく飲みました。
 

 ちょっと時間に余裕ができたので釧路市内の和商市場に寄ってみることに

 ガイドブックでは駅前なのに135台の駐車場があると書いてある。
 どんなかなあ、と思ったら地下駐車場でした。

 お土産をここでいっきに済ませてしまうことに
 イカ、さんま、しまホッケ、ホタテを適当に箱詰めしてもらって送っちゃいました。
 私より先にお土産が届いちゃいました。

 ついでに食べた昼食の海鮮丼です。

 「勝手丼」といってご飯だけ買って
 好きなネタを盛り付けるのが有名
 らしいが、面倒なので出来上がって
 いた海鮮丼にしました。
 

 海が見たくなったので、4泊目の野営地は海沿いのキャンプ地にしてみました。

 太平洋と長渕湖という湖に挟まれた「長渕湖キャンプ場」
 今回は、奮発してバンガローを借りちゃいました。
 料金 2540円

 小屋なのにとっても豪華に見えますね。

 

 テントを設営する必要もなく、温泉施設が併設されていないのでお風呂に入ることもできず
 時間が空いたのでビールを飲みながらベランダでまどろんでいました。

 のんびりと本日の夕飯にとりかかります。

 ほんじつの夕食は、スパゲティ・アルビナータ、もつ煮、コンビニのおつまみセット
 実は、食材が手に入らなかったことを考えて非常食を持ってきていました。
 今日で野営生活も終わるのでこれらの活用です。


 

 本日の歩行数:12031歩。ほとんど釧路湿原散策ですね。 
 

6日目(8月9日)

 テントの撤去の必要がないと思ったら、返ってのんびりしてしまいました。

 太平洋上から登る朝日なのですが、残念ながら雲が邪魔ですね。

 海岸沿いには釣り人がたくさんいます。
 中には、テントを張って、TVアンテナ建てている人もいます。
 

 朝食も余り物整理です。スパゲッティのアンチョビ和え、昨夜食べ切れなかったつまみ。
 牛乳とヨーグルトは朝用に用意しておいたものです。


 

 十勝川河口付近の橋を横断します。とっても水が豊かな川です。

 右下は、日勝峠からの眺めです。この後、石勝樹海ロードを向けて札幌へ向かいます。
 この道は過去3回通っているのですが、3回とも濃霧に悩まされた記憶があります。
 初めて霧のない道で通過することができました。霧がなくても厳しい道です。


 

 午後2時頃に札幌郊外のとある御宅に到着。
 TVがあります。ソファーがあります。普通の生活空間に戻りました。

 近くの温泉施設へ連れていってもらい。お食事処でジンギスカンをご馳走になってしまいました。
 下の写真は、食事から帰ってきてからいただいたおいしいビールとつまみとイチジクのパイです。


 

 本日の歩行数:1645歩。ほとんど歩いていませんね。
 

7日目(8月10日)

 小樽10:30出航のフェリーで新潟へ
 
 フェリーへの車搭載では、変なグループに入れられてしまいました。
 この後、私の後ろにはRX−7,8 ベンツが並びます。
 これらの変な車達は1Fに回されました。

 この辺の区別は、係員の感覚によるものみたいです。
 

 今日も天気は晴れ。波高くありません。海が荒れていなければ本当にフェリーって最高です。

 お昼のソーセージとビール。なんか、数日前に似たような写真があったような。

 

 今日も夕日がきれいです。右に見える島は確か無人島。

 夕飯は、肉じゃが、モツ煮、お味噌汁、ご飯大盛り。なんか、ご飯が恋しくなりました。
 なんか足りないですね。ご安心ください。右隅に見えるのはウィスキーです。


 

 本日の歩行数:6529歩。また、フェリーの中をうろちょろですね。

 翌朝6時に新潟へ到着。無事、自宅に帰りました。

 今回は、天気に恵まれたので野営できましたが、雨もしくは雨の気配がしたら
 帯広か旭川あたりのビジネスホテルを確保しようかと考えていました。
 

 おしまい

 おまけ
 今回の子供達へのお土産
 ちーちゃんに頼まれてこんなのを買ってきました。阿寒湖限定の「まりもっこりモンローバージョン」です。
 イチゴ模様のパンティーがなんとも・・ですね。


 

 

もどる