イタリア旅行紀

<なぜイタリアか>
 ママが今年リフレッシュ休暇が取れる。今年度中に取らなければいけない。
パパはライフプランという積立有給休暇があり二人して長期休暇が取れるということになった。
ママの仕事の都合を考えると取れるのは11月か2月。2月まで延ばしたくないので11月にした。
東南アジアなどの候補があがったがせっかくなのでヨーロッパがいい。
でも11月はもう寒いので北のほうは避けたい。などの条件に一致したのがイタリア。
できれば余計な気苦労はしたくない。
で添乗員の付いたお任せパックにしたかったのだが日程に合うツアーが見当たらない。
日程にあったツアーは飛行機、ホテル、移動のみのフリーツアー。
旅慣れているわけではないが行ければいいという感覚で恐れ多くもフリーのツアーとなった。

申し込んだのは9月の初旬、3日後にニューヨークでテロが勃発。
止めようかなんてまだ2ヶ月も先だしあまり深く考えなかった。
時期が近づくにつれて回りの家族や親戚が「止めなさい」と忠告したが
あまり気にもせず予定どおり行くことにしてしまった。

ツアー名称:AVA気軽にヨーロッパ ミラノ・ベニス・フィレンツェ7日間

出発日:2001年11月 3日(土)

帰着日:2001年11月 9日(金)

<通貨について>

 ガイドブックではレートは1リラ=0.055円となっていたが
成田空港で両替したレートは1リラ=0.0699円とかなり高かった。
フィレンツェで両替した時は0.065円。
カードで使った分の請求が12月にきた。レートを確認すると0.056円。
カードが一番よかったことになる。旅行中は1000L=70円で計算していた。

<ガイドブックについて>

 やはり「地球の歩き方」でしょう。観光中の日本人の多くが手にしているのを見た。
「なせ日本人は同じ本を持っているのか」知らない人は不思議におもうだろうなあ。
今回はこの本が大変役になった。食事も観光するのも本だけが頼りなのだ。
実はもう一冊「るるぶ」を買ってあったのだがママが持ってくるのを忘れた。

2001/11/3(sat) はれ

7:20 駅から成田空港行き高速バス乗車。

到着予定時刻は10:20、でも土曜日で祝日ということで首都高が込んでいる。
集合時間は10:45だけどたぶん遅れる。携帯は持って来なかった。
遅れる旨を連絡したいけど持っているテレフォンカードは12度数きりない
話す内容を整理してバス内の公衆電話から電話すると保留が長いわおまけに途中で切れてしまった。
かけなおしてなんとか遅れる旨を連絡とれた。

11:00 空港着

 警官はいっぱいいるけどお客はあんまりいない。スーツケースのチェックはがっちり。
やっぱりテロの影響だな。
 受付窓口に行くと「待っていました」って感じ。
遅れる連絡をしたのは自分達だけのようだ。すぐに両替をして搭乗手続に向かう。

12:45 JL4017で出発。

 JLなのに飛行機会社はAlitalia。あまり新しい飛行機ではなさそう。
テロ事件で空席がいっぱいあると思いきや満席状態。

夕食(機内):パスタ等 搭乗してから2時間ぐらいして

夜食(機内):イタリアの航空なのになぜかおにぎりがでる。

朝食(機内):ハム等 到着2時間くらい前(現地時間でいうと16時頃)

17:15 ミラノ着。

 今回は入国カードの記入は必要なし。
出国手続きを済ませ荷物を受け取り外に出ると本日のホテルまでのガイドさんが待っていた。

18:00 ミラノ空港より市内ホテルへ。

 本日のお客は私達を含めて4人。
車は1人座席が6席、後ろに3人座席が1つで2ドアという日本では見られないワゴン車。チョット豪華な車です。

 ミラノ市内に入ると路上駐車の列(間隔もギシギシ)。話に聞いていた以上にすごい。
ドイツ車が一番目につく、イタリア車ではFIATが多い。フェラーリなんて1台も見えない。

19:00 ホテル着

本当の夕食(ミラノ):サンドイッチとビール(パパ)ワイン(ママ)

 ホテル近辺を散策したが適当なレストランが見つけられず、BAR(日本でいう喫茶店レベルの店)に入る。
サンドイッチ風なもの1つだけ注文するつもりだったがよくわからないうちに2つになっていた。

2001/11/4(sun):ミラノ はれ

朝食(ホテル):ハム、チーズ、パン、ジュース、カプチーノ、エスプレッソ

 飲み物(ジュース以外)は機械で選択(お金のいらない自動販売機)

 ミラノ市内の移動に地下鉄を利用。バス、路面電車も走っていたが特に必要なかったので乗らなかった。

9:30 ホテル前の地下鉄駅(Lima)へ。

 一日乗車券(L5000)をキオスクで買う
英語が通じず違う券を渡されそうになったが隣に立っていた紳士が助けてくれてなんとか買えた。

M1(赤)ラインで4駅先の>Duomo駅まで移動。

 車内で3人づれのうちの1人が私の後ろに立つ(後の2人は座席に座っている)
あやしいなと思い90°体を回したらまた後ろに移動してくる。
いよいよあやしいので車両内を移動
遠くから見ていたら仲間とちょっと話して次の駅で降りていった。

Doumoの駅を出ると目の前にドデーンと町の中心にそびえる
Doumo(ドゥオーモ)が現れた。感激。



 Doumo前のPizzaMercanti(メルカンティ広場)で感激にひたりつつDoumoの中へ入る。
今日は日曜日なのでミサに立ち会うがやはり場違いな感じがするので適当なところで退去する。

Doumo屋上:エレベータで屋上へ上がれる。
階段で上がる方法もあるが迷わずエレベータ。
屋上に出て数々の尖塔を眺めつつ屋根伝いにぐるっと回って上へ行く。



Museo del Doumo(博物館)

 Doumoの歴史を紹介した彫刻などが置かれている。
エレベータのチケットとペアになっていたので入ったがいまいち。

 DoumoからScala広場へ抜けるアーチ型ガラス天井のアーケード。ディズニーランドのアーケードのようなもの。
でも、こんなのを見るとディズニーランドのものがチャチに思える。午後またここに戻ってきてカフェに入る。

Teatro alls Scala

 オペラの殿堂スカラ座。中に博物館があるらしいのだが、残念ながら今日は閉まっていた。
ダフ屋のお兄さんが「チケットいらんか」と声をかけてきたが断った。

Pinacoteca di Brera(ブレラ絵画館)

 聖母マリアだとかキリスト教がらみの絵がいっぱい。歴史か美術で見たような絵がいっぱいある。
今回、これからいろんな美術館に入ることになる(美術館めぐりが目的ではないが)。
まずこれが一つ目。好きな人にはたまらないのだろうなあ。

昼食(レストラン):スパゲッティ、ピザ、ワイン

 現在いる所からインターネットで調べたレストラン一覧に載っている一番近いレストランを
住所だけを頼りに目指すがなかなか見つからない。
犬をつれたお兄さんに聞くが全然英語を理解してくれないで案内にならない。
持っているガイドブックをよくみたら地図があってやっと見つける。

「ロッソorビアンコ」って聞かれて「???」。
メニューの赤い表紙と白いテーブルクロスを指さされて
やっとワインの赤か白を聞かれているのを理解する。
スパゲッティはわけもわからず適当にたのんだら
魚粉をまぶしたようなものが出てきたがおいしかった。
ウエイターも英語を話してくれない。
(なぜか“ありがとう”は言える。
だったら英語ぐらい話してくれ)これから先が思いやられる。



Castello Sforzesco:お城(要塞)

 昼食後の休憩をかねて入ってみる。
中に美術館がありミケランジェロが死の数日前まで製作していたという
未完の「ロンダニーニのビエタ」という像はなんかすごい物を感じた。

 婦人警官が数人歩いていたのでこれならスリも近寄れまいと
後を付けながら要塞内から要塞内側の公園へ出る。



 ベンチで休憩したかったが空いているベンチがない。
しかたないので出口に戻ったらちょうど空いたベンチがあったので休憩。

SantaMaria delle Grazie

地下鉄M1のCAIROLI>から1駅目でM2<に乗換1駅、歩いてもいいのだがせっかくの1日券なので使ってみる。
この教会内の修道院食堂にレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がある。
要予約という情報だったのでたぶんダメだろうなと思いつつ行ってみたがやはりダメでした。
(日本語で「売り切れ」と書いてあった)

Museo Nazionale della Scienza e della Tecnica”Leonardo da Vinci”
(レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館)


 科学者としてのダ・ヴィンチの偉業の数々が展示してある。改めてすごい人だったのだと感心してしまう。

Doumo

 地下鉄(M2,M1)を使ってDoumoに戻る。地下鉄での乗換も理解した。
今日は日曜日なのでブランドショップ(Gucci,Pradaなど)はお休み(いいことだ)。

お茶(オープンカフェバー):アイスコーヒー、ティー(ピーチ添え)

 つかれたので休憩。メニューは英語、日本語があったので楽チン。

 カフェで休憩した後、デパート(LaRinascente)に入ってみる。実は午前中トイレを借りに一度入っている。
雑貨などのおみやげ品がみつかるとガイドブックに書いてあっただが、いいなと思うと結構な値段
百円ショップで肥えた目には購買心をそそるものはなかった。

Staz Centrals F.S.(ミラノ中央駅)

 ホテルに帰ろうと地下鉄に乗ったが途中で気が変わって中央駅に行って見る事にした。
日曜の夕方ということだろうか大きい荷物(かばん)を抱えた人でごったがえしていた。
スーパの小さいようなものがありお土産に適当なチョコレートがあったのでここでそろえてしまうことにする。

夕食:プチ・サンドイッチとビール、オレンジジュース

 観光で疲れ、レストランを探す気にならず(昨日ホテル近辺でレストランがないのは解っていた)昨日と違うBARへ。
席に着くとメニューを持ってきてくれたがさっぱりわからない。
プチ・サンドイッチを頼んだつもりなのに他にポテトチップとオリーブの漬物がどっさり出てきた。
特にオリーブはまずかった(日本で言ったら梅干みたいなもの)。
よけいにお金がかかるなと心配していたが計算書をみたらポテトもオリーブも入っていなかった。
どうなっているのだろう?

2001/11/5(mon):ミラノ→ベネチア はれ

朝食(ホテル):ハム、チーズ、パン、ジュース、カプチーノ、コーヒー

 イタリアではコーヒーを飲まないらしい。
コーヒーを選んだらインスタントの味だった。

7:40 ホテルまでバスが迎えにくる。
楽に40人乗れる「ユーロエクスプレス」バス。



 昨日のもう1組を迎えに中央駅近くのホテルへ移動しベローナへむかう。

 10時ごろベローナ着。約1時間の徒歩による市内観光。

Verona(ベローナ)

 「ロミオとジュリエット(イタリア語ではジュリエッタ)」
の原作はこの街だそうです。
 ジュリエッタの家だと言われているところ(本当のところははっきりしないらしい)
に行きジュリエッタの銅像でパチリ。

 この銅像にはジンクスある。
「右胸を触れるとあたらしい恋人ができる」「右腕を触れると幸せになれる」
それと最近新たに加わったジンクスで「左腕に触れるとお金持ちになれる」
さて私達はどうなるのでしょう。


 エルベ広場でトイレをかねた自由時間(15分程度)
広場の奥に変な建物があったのでとりあえずパチリ
後で調べたら「スカラ家の廟」という豪華な墓だった。集合後、アレーナを見学しながらバスに戻る。

Venezia(ベネチア)

 ながーい橋(リベルタ橋)を渡ると僕らが知っているベネチア(今はベニスと呼んでいないよう)に入る。
ベネチアが島であることを初めて知る。入り口のローマ広場から先はバスも車も入れない。

12:30 ベネチアのローマ広場に到着。

革張りシートで10人ぐらい乗れる水上タクシーに2人だけで乗船しホテルへ。(もう一組の方々はローマ広場のホテル)



豪華な水上タクシーに乗りベネチアの風景を堪能しながらサン・マルコ広場近くのホテルへ。
いきなり水上タクシーなどと豪華な船での観光にもう感激。橋の上からこちらを見ている人々に思わず手を振ってしまう。

サン・マルコ広場&寺院へ、アカデミア美術館は今日(月曜日)は14時までということでちょっと間に合いそうに無くあきらめ。
街そのものが観光なのでふらふらすることにする。

昼食(ベネチア、レストラン):スパゲッティ、ピザ、ワイン(白)
 ベネチアの海が見えるオープンレストランで優雅に食事。

 サンマルコ近くのレストランで昼食後、水上バスで5駅ほど移動し仮面のお店へ行ってみるが
「いいな」と思うととても高くて手が出ない。結局、仮面は翌日のバスに乗る直前にお土産屋で購入。



 迷路のような街中には色んなお店があって見て歩くだけで面白い。
ナナから頼まれていたキャップ型帽子が露天で売っていたので買う。

 迷路で迷いそうだが路地の角々に「ParSunMarco」という
矢印があるのでそのとおりに移動するといつのまにかサン・マルコに戻れる。
「やっぱりベネチアグラスも買わなければかな」
ということで専門店のウィンドウショッピングをしたあとに
 広場の一角の怪しげなお店に入りお店の人の変な日本語に乗せられて怪しげなワイングラスを二脚購入。
お店の人は「ベネチアグラス、オリジナル」と言っているが、なんだかまゆつば。
 きれいだし自分がよければ良しとする。面白いお店の売り手ではあった。

夕食:海の幸が入ったリゾット、レッドロブスター、ワイン、エスプレッソとカプチーノ

 ベネチアの運河沿いのオープンレストラン。
日本語の案内に誘われ入ったがウエイターは日本語を話すわけではなかった。
オーダしてから出てくるまでにやたら時間がかかる。
エスプレッソ2つ頼んだのにエスプレッソとカプチーノ(文句を言わない自分もわるいが)。

 清算で思った以上に高い、よく読めない手書き数字を確認するがやっぱり高い。
進められるままにレッドロブスターを頼んだのが高くついているよう。
(値段を確認しなかったのが悔やまれる)
せっかくおいしく食事をしたのにくやしい。頭にきたのでチップは置かずに出てきた。

2001/11/6(tue):ベネチア→フィレンツェ くもりのちあめ

朝食(ホテル):ハム、チーズ、パン、ジュース、カプチーノ

 カプチーノはウエイターに注文して注いでもらう。
テーブルの上には甘いパンが3種類すでに載っている。あとはご自由にというタイプ。
トースト焼き機(ベルト上に乗せると数分で焼きあがるもの)があったので焼いてみる。

8:00 ホテルから水上タクシーでバス乗車のローマ広場へ。

8:40 ベネチアを出発。本日のお客は別のツアーの人もいたので10人。

 時々、左手に海を見ながら湿地帯の一般道をとおりラヴェンナへ向かう。
途中、見学できる教会でトイレ休憩。入り口の缶にチップを500Lほど入れる。

Ravenna(ラヴェンナ)

 モザイク画の宝庫の街。
 ガッラ・プラチーディアの廊と同じ敷地内のサン・ヴィターレ教会でモザイク画を見る。

 壁一面がモザイク画。
個人で来るにはちょっとルートから外れている街なだけに今回の移動にここが入っているのはうれしい。
教会を出たところで30分ほどの自由時間。
すばらしいモザイク画だったので記念に教会出口近くのお土産屋にてガッラで見た
「水盤から水をのむ白い鳩の図」(レプリカ)を購入。
集合場所近くの市場(体育館のような建物)に入りキャンディを数種グラム単位で購入。
市場は日本で言ったらスーパのような存在なのか肉屋や八百屋などがところ狭しと店を構えている。
集合後ポポロ広場に移動し昼食。

昼食(ラベンナ、レストラン): 移動を兼ねた昼食でツアーに含まれている為、悩まずに食事ができる。
悩まずに食事ができるのがすごくうれしい。
払ったのはワインとエスプレッソ代だけ(2人あわせても1000円ぐらいだった)

 1皿目はパスタ(王様のくびしめ:王様の首を絞めても食べたいの意)に
卵料理ともう1種類(たしかほうれん草)、2皿目は鳥料理だったような。
おいしかったけど自分で頼まないとなにを食べたかも良く覚えていない。

 今回のバス移動では10名が参加、内6名が食事付きということで楽しい食事会となった。
三浦カップル(たぶん新婚)はミラノから一緒。もう2名は老夫婦。

 老夫婦のだんな様は35年前にイタリア出張され今回奥様をつれて来られたとのこと
(かなり上品な夫婦、上品すぎて話がよく聞こえない)。
昔のヨーロッパ線(飛行機)の話になり
「ぼくらが前に来たときはアンカレッジ経由でたいへんでしたよ」って話したら
三浦君の奥さんがビックリしたような目をしていた。
たぶん、僕らも(ちょっと晩婚の)新婚だと思っていたのだろうな。

 バスで移動しフィレンツェへ、サービスエリアでトイレ休憩。
突然の渋滞で30分ストップ、30分後なにごともなかったかのように動き出す。
渋滞はのろのろでなく完全に止まる。

17:30 フィレンツェのホテルに到着。

夕食(レストラント):スパゲッティ、リゾット、ワイン(白)、サラダ

 レストラントはレストランよりワンランク下になっているらしい。ガイドブックに載っている一店。
日本語メニューで選択したがそれなりのものは出てくるのだが、決まりきったメニューでつまらない。

2001/11/7(wed):フィレンツェ はれ

朝食(ホテル):ハム、チーズ、パン、ジュース、カプチーノ

 カプチーノはウエイターに注文して注いでもらう。テーブルが同席となった商社の人と話す。
商品展示会で来られているとのこと。皮の手配をしているんだって。
日本を出てもう2ヶ月たちもうすぐ帰れるそうです。
狂牛病の話題は知っていたが「吉野家がガラガラだ」という細かなところまでは知らなかった。

 市内の移動手段はバス。でも小さい街なのでバスを利用するまでもなかった。

ウッフィツィ美術館

 行列ができる美術館との事前情報があり7:45に行ってみたがだれもいない。
入口がわからず近辺を20分ほどうろうろしてしまう。
3人ほど聞いてみたがよく解らない。
 結局、2人ほど立っている場所に行ったら小さい料金と時間表示の案内があった。
たずねた3人はどの人もウソを言っているわけではなかった。

ピッティ宮  ヴェッキオ橋を渡りピッティ宮殿へ。

お茶:サンドイッチ、オレンジジュース(フレッシュ)、コーラ

 休憩したいのでイスに座る。席料が思いのほか高く付く
明細を確認するとコーラもとても高い(これも料金を確認しないでオーダしたのでしかたない)
ワインやコーヒーのほうがよっぽど安い。
そういえばマクドナルドの料金を見たらセットメニューで600円ぐらいしていた。

Doumo

 464段の狭くくねくねしたトンネル状の階段を登り
Duomo上の丸い部分クーポラに上がることができる。
毎日の観光で足が痛くなっていたが欲を出して登る。

 途中、内部が見下ろせるクーポラ内部で
円になった狭いベランダ状通路で長い時間の一休み。
この先は球体にへばりつくようなトンネル階段を登って行く。
やっと登った景色は苦労の甲斐あって最高のもの。
絵葉書のような景色が360°、写真の1枚はそのままパソコンの壁絵となりました。


サン・ロレンツォ教会

 とりあえず入ってみる。中にだれかしかのお墓があるらしい。
毎日こんなのばかり見ていると感激も今ひとつになってくる。

中央市場

 1階が肉、チーズ、パスタで2階が野菜、果物。ブドウを1kg購入(1000L)。
 1kgに満たないので1kgにしようとしたのを遠慮し、おつりをよこそうとしたが面倒なので遠慮した。
律儀な果物屋であった。観光しながらつまんで食べる。

昼食(レストラン):やさいに煮込みスープ(トマト味)、スパゲッティ、サラダ、ワイン

 観光途中でガイドブックに載っている近くにあるレストラン。食事のオーダもだいぶ慣れてきた。

サン・マルコ美術館

 残念ながら休館でした。

アカデミア美術館

 ダヴィデ像、本物がこんなにでかいとは思わなかった。すごい迫力がある。

ショッピング

 Duomoに向かう途中でママが気に入ったハンドバックがあった。
 手にとってみたがいまひとつ気が進まなかったのか買わなかった。
でも、ひととおり観光が済んだらやっぱりほしくなったのだろう、戻って購入。

 レブッブリカ広場近辺のテントを張った雑貨屋でカレンダーや絵葉書、帽子などを適当に購入。

 フィレンツェにはGucciの本店がある。
話の種にブランド品のお店が集まっているトルナブオーニ通りへ行ってみる。
見るだけのつもりで数店入ってみたが世界が違うように感じた。
お客は日本人ばかりだったが観光地でみる日本人とはチョット違うような人たちだった。

 フィレンツェが発祥の地である陶器のお店RichadGinoriがあった。
ショウ・ウィンドウの値段を見てそんなに高い陶器でもないので入ってみる。
ところが、最近バックシリーズ“Gill”というものをだしたらしくバックの方にママの目が行ってしまう。
結局、バックを購入(Gucciなどに比べればエコノミーな値段ではあった)。
時間がまだあったのでレブッブリカ広場に戻り本屋に入ってみると
皮製のブックカバーがすごく安い(1000円しない)ので思わず2つ購入。
買い物袋をぶら下げてホテルに帰る。

夕食(レストラン):パンスープ、スパゲッティ、Tボーンステーキ、しろまめ、ワイン、デザート、エスプレッソ

 今日が最後の夕食。
前日の夜からガイドブックを読み直してどこへ行こうかなにをオーダしようかと充分に勉強していどんだが
最初に予定していたレストラントはお休み
次に狙っていたレストラントはやっと見つけたのに行列。
手持ちの現金も残り少なく(いまさら追加両替したくない)
カードが使えるお店ということで限られた店を探すのに苦労する。
2人の仲も険悪になる(食べ物のことは怖い)。やっと見つけたレストランで食事にありつける。

 勉強の成果がありオーダはスムーズにOK(英語のメニューがあったのも助かる)。
まず、前菜はなしにして第一の皿で野菜スープにパンをちぎっていれて煮込んだパンスープとスパゲッティボンゴレ
第二の皿でTボーンステーキ、付け合せにシロマメ、サラダ、食後にオレンジに熱を加えたデザートとエスプレッソ。

 清算の段階になりカードを出したら現金にしてほしいって、手持ちの現金を集めたが足りない。
足りない旨を伝えてカードで支払う。
(後で聞いた話によるとカードでは税金逃れができないため現金を望むとのこと)

2001/11/8(thu):フィレンツェ→パリ(ドゴール空港) くもり

朝食(ホテル):ハム、チーズ、パン、ジュース、カプチーノ

ピッティ宮(ボーボリ庭園)

 帰りはホテルのロビーに11時に迎えが来るので最後のフィレンツェの街を散策しに出かける。
繁華街と反対側のArno(アルノ川)沿いを歩き昨日行けなかったピッティ宮奥のボーボリ庭園へ
朝の出勤途中のおじさんを捕まえてシャッターを押してもらう。庭園の奥まで行くと疲れそうなのでやめる。

 ヴェッキオ橋を渡り(何回渡っただろう)ホテルに戻る。
途中の雑貨屋(お土産屋ではない)でカプチーノ用の小さなカップを子供用に購入(1個約70円)。
ネコの形をしたスリッパを購入(ちーちゃんはこれが気に入ったよう)。

11:00 フロントにて本日の空港までの案内人を待っていたらAVAのタッグを付けたおばさんが4人いた。
一緒に帰る人たちかなとおもったが別だった(よかった)。

 フロントに電話が入る。
今日の案内人のおねえさんから「渋滞で遅れているので迎えの車だけそちらに行くので空港で待ち合わせましょう」
とのこと、かなりおしゃべりなおねえさんでもっといっぱい話していた。
豪華ベンツが迎えに来た。ちなみにおばさんたちはワゴン車のようだった。ベンツで空港へ約30分。

フィレンツェ空港

 小さな空港、免税品なんてほとんどない。
あまったお金(ほとんどなかったが)でコーラとサンドイッチを買ってカレンダーやメモ帳でしっかり使い切る。

軽食(フィレンチェ空港):サンドイッチ、コーラ

 食券(料金分の券)を購入してから買うのだが3500リラというのが言えないので4000リラの券を購入し
4000リラのサンドイッチを手に入れる。

13:05 AF5041便でパリへ。小さい狭い飛行機でこれも満席。約2時間で着くのに食事が出る。

昼食(飛行機:AF):ハム、パスタ、水、チーズ、お菓子、パン、ワイン、コーヒー(普通の)

 フィレンチェからパリまでの搭乗時間2時間で食事。狭くって大変。
眼下にイタリアの農村が見、チョット雪化粧になったアルプスを越えるとイタリアとは違ったフランスの農村が見えた。

ド・ゴール空港

 さすがパリの有名な空港。やたらと広い。
空港建物内を移動するだけでもすげ―時間がかかる。免税品店でタバコや化粧品を購入。

 フランスのことなんて全然考えていなかったのでレートが解らず安いのやら高いのやら(多分安いのだろうけど)
やさしそうなJLのスチュワーデスさんがいたので即声をかけてレートを教えてもらう。
(すぐに声をかけた私にママ怒る、あきれる)

2001/11/9(fri):パリ(ドゴール空港)→成田 くもり

夜食(飛行機:JL):日本食(ママは洋食)、オンザロック(ママはワイン)

朝食(飛行機:JL):オムレツ、パン、オレンジジュース

 さすがJAL。来たときの飛行機とは全然違う。食事も豪華。
各座席には液晶ディスプレイが付いていて映画やゲームまでできる。
ディスプレイコントローラから電話もかけられる。座席もなんかゆったりしている感じがする。
やっぱりとっても疲れていたのだろうほとんど寝ていた。

14:00成田着。16:30の高速バスでお家へ。

19:00帰宅。お疲れ様でした。

イタリア旅行紀(まとめ)

 飛行機の遅れもなく、盗難に遭うこともなく、雨の降った日もあったが大きな天候の崩れでなく旅行ができたことを神に感謝。

<覚えたイタリア語>

あいさつ(こんにちは、ありがとう)

数字の2:チケットを買ったり食事を注文したりで2だけは使った。

赤、白:ワインを頼むときに使った。

英語が話せればなんとかなるだろう。庶民の中に入るのでないからなんとかなるだろう。
というのは大きな間違え。基本用語は必要でした。

<ホテル>

 ミラノに2泊、ベネチアに1泊、フィレンツェに2泊。
どのホテルもカウンターは2,3人でいっぱいになるようなフロントで
ロビーもないに等しかった(ちょうど出張に使う日本のビジネスホテルの様)。
それでも★★★★クラスなのだそうだ。

 窓からの景色はミラノが前の通りが見えたぐらいでベネチアは隣の壁
フィレンツェは1Fで鉄のブラインドシャッターになっていた。
イタリアでは築100年だと「新しいですね」ということらしいので、そう考えればまともなホテルなのかもしれない。

 ベネチアにいたっては、狭い路地の一角で部屋も狭く空調も不十分なホテルだったが
ベネチアの中心(島の中)に泊まれるということはすごくラッキーなことなのだそうだ。
値段もミラノやフィレンツェの倍(1泊ツインで3万円)はしているよう。

 いちばんよかった部屋はフィレンツェ。アメリカンタイプの部屋(他のホテルはヨーロッパタイプ)で室内も明るく
特に床がフローリングだったところがよかった。ちなみに、ヨーロッパタイプは風格を重んじて部屋はくらいのだそうだ。

 どのホテルにもタイプは違うがセキュリティボックスが付いていた。パスポートや余計なお金はそこにしまった。
フィレンツェのセキュリティーボックスは、どこにあるのか解らなくてフロントに確認しに行ってしまった。
カーテンに隠れた壁に埋め込まれていた。



  もどる